なんとものんびりした話ですが、11日の土曜日に門仲天井ホールにて行われる三笑亭夢丸with東京奏楽舎のコンサートの、前半第1部の曲目および演奏順が、ようやく最終決定いたしました。
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“ヨハン・セバスチャン・バッハの夜”
 1.「オーボエ」
   パルティータ ト短調 BWV1013より Sarabannde,Bourree Anglaise
 2.「チェロ」 無伴奏チェロ組曲第1番 BWV1007より
 3.「ピアノ」 インヴェンションより 1番、14番
 4.「ピアノ・チェロ・オーボエ」 ソナタ ト短調 BWV1020

第2部は夢丸さんの落語“小桜”とのコラボです。
「小桜とは死んだ遊女の名前。彼女が幽霊となって現れる」

今回のプロデューサーである高山正樹のイメージは、単音で自立する個性が、ひとつひとつ重なりあっていき、やがて各々の個性を全く損なうことなく、重層な世界が織りなされていく。
これは、M.A.P.が、すべての事業で目指していることのひとつの表現です。

無伴奏のオーボエから始まり、チェロ、ピアノの右手と左手……
国を越え、ジャンルを越え、そして最後には、黄泉の国までも巻き込んでしまう…
これはもうバッハしかありえない!

しかし、音楽をよく知らない男の、この安易な思いつきは、音楽家にとっては大迷惑だったのです。
バッハは、演劇でいえばシェークスピアのようなもの、簡単にマクベスを演じろと言われて、おいそれと引き受けられるようなものではない、なるほどよく分かる例であります。聞いただけで背筋が伸びます。
それでも、三人のプレーヤーは、高山正樹の無謀な提案を、快く(かどうかは定かではありませんが)受け入れてくれたのです。
たった一曲でもバッハを演奏するということは、プレーヤーにとってかなりの覚悟がいることなのに、全てバッハにしてしまうとは!

11日の夜は、きっと未曾有な夜となることでしょう。

内側に挫折禁止というステッカーの貼られたチェロのケース

プロのプレーヤーたちが、本番前にどれほど練習をしているか、でも、そんな苦労をお客さんに感じさせないことが、白鳥の白鳥たる所以なのかも……