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20:00
国場にある居酒屋“和気あいあい”
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6月のお披露目公演の会計報告兼反省会兼お疲れま会。関わった全員が約一ヶ月ぶりに集まりました。
夏休みに入ってイベントやら間近に迫ったコンクールの稽古やらで、皆さんとっても忙しく、後から来る人、先に帰る人、いろいろでしたが、そんな中、皆さんは東京在住の私の都合に合わせてくださったのですから、もう感謝感謝です。

今日は師範3名をご紹介します。

上原克代さん、二度目のM.A.P.after5登場です。
上原克代さん
初登場の記事を読む

そして伊波妙(タエ)ちゃん。
伊波妙ちゃん
東江裕吉くんと沖縄芸大の同級生です。

それから、盛根朝子さんとそのご主人の後ろ姿。
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おふたりは、勝連から海中道路で渡る浜比嘉島で、“むいにー亭”というフランス料理店をやっていらっしゃいます。100店シリーズの「幸せディナー」にも掲載されています。いずれ是非ともお伺いして、M.A.P.after5でご紹介しなくてはいけません。その際は、お顔拝見。それまではミステリーです。

“和気あいあい”は三線の上間宏敏先生がやっているお店。
沖縄発新グルメ情報。ひらやーちーに定番のソースはかけずに、キムチをはさんで食べるのが流行っています。
(このお店だけかもしれないけれど)
キムチを乗せたひらやーちー
これがおいしい。
最後に、上間先生兼店長をカメラにおさめて、今日はお開きです。
上間先生


おきなわおーでぃおぶっくの“儀間進のコラムを読む”の制作がいよいよ始められそうです。
そのご報告をするために、儀間進さんとお会いしました。
17:00
儀間先生はパソコンをお持ちではないので、最近高山正樹が書いた儀間先生についての記事やウチナーグチの記事などをプリントアウトしてお持ちしました。
(ちなみに儀間先生は携帯電話も持っていらっしゃいません。そういうものは持たない、インターネットのようなものもやらないと心に決められたそうです。高山がそれを聞いたら、きっと羨ましがります。)

「拝啓、儀間進先生」の記事に目を通された儀間さんは、「ずいぶん買いかぶられたなあ」と、照れたように笑っていらっしゃいました。
また、沖縄のお年寄りのことを、何と呼べばいいのかについて、比嘉光龍(ばいろん)さんに質問してお答えを頂いた記事「光龍さんからの回答」を読んだ儀間先生、いわく「こんなこと聞かれたら僕は困っちゃうなあ」。

沖縄のお年寄りを「オジイ」とか「オバア」とか、近頃のネットやテレビ、ガイドブックなどでは、みんな普通にそう呼んでいます。でも、これはウチナーグチではありません。いわゆるウチナーヤマトグチです。光龍さんの論を借りれば、ウチナーヤマトグチは一種のスラング、正式の場で使われる言葉ではないということになります。
(ウチナーグチとウチナーヤマトグチの違いについても、いずれきちんと高山正樹がお話しするはずです。)
最近、沖縄の市場などで、初対面のお店のおばあさんに、気易く「オバア」と声をかけるような観光客もいるのだとか、さすがにそれは失礼ですよねえ。

ウチナーグチで「おじいさん」「おばあさん」と言う場合、士族と平民で言い方が違います。おじいさんについては光龍さんの記事にも書きましたが、士族が「たんめー」、平民が「うすめー」です。おばあさんは士族が「ぅんめー」で、平民が「はーめー」。ちなみに士族でも一番上の王族では「はんじゃんしーめー」と言います。
(※今回「ぅんめー」の表記は、光龍さんがインターネット等で使われているものに従いました。)
もちろん、今の沖縄に、琉球王朝時代の階級制度があるわけではありませんが、ご自分の家系がどういうものか意識している方もたくさんがいらっしゃるようです。光龍さんは、できることならばまず相手の方がどう呼ばれたいかを確かめるのがいいとおっしゃいます。
また、沖縄語を話す会の國吉さんは、「たんめー」、「ぅんめー」でいいのではないかというご意見でした。

おじいさんやおばあさんの呼び方ばかりではありません。沖縄語の敬語は、相手がどういう身分・立場かを把握して、厳密に使い分けられなければなりません。言葉によっては発音も違います。士族だけが使う音韻さえあるのです。(これもそのうち高山正樹がお伝えします。)

儀間さんから興味深いお話しを伺いました。王朝ともっともゆかりのある首里のはなしです。
敬語の使い分けは、特に平民が敏感。自分の身分に不相応な敬語で話しかけられるとザワザワと鳥肌が立って、じんましんが出る人もいる。(これは儀間さんのユーモアでしょうか。)
上流階級の人は少々のことは気にしない。特に王族ぐらいに高い身分になると、どんな言葉にでもニコニコと受け答えらされる方が多いのだとか。
ところが、士族でも中流階級ということになると、自分のステータスを守らなければならないから言葉にうるさい。士族に対する礼を失した言葉には見むきもしないという人もいる。
「“たんめー”に向かって“うすめー”といったらつむじ曲げますからねえ」
儀間さんは、こういうことが完全になくなるのには、あと100年かかりますとおっしゃいました。

「ジジイやババアではまずいけれども、僕はオジイやオバアでいいと思うのだけれどねえ」
儀間さんはそうおっしゃって、私たちの大好きな笑顔を浮かべられたのでした。

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おい、立ち話かよ……
(宇夫方路の報告を元に、高山正樹が宇夫方路のフリして書きました。)

13:00
沖縄市で知念正真さんにお会いして…

15:30
長池朋子さんが作品を出展している“喜瀬の風”展に伺いました。
喜瀬別邸というホテル。
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入口をくぐると
そこは中庭。
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右に折れて
展覧会会場へ。
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長池さんの作品たち…
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素敵ですね。

ちなみに、こちらのホテルの宿泊料金ですが一番お安いツインのお部屋を、一番お安い時期に、3名様でご利用頂いた場合、一泊朝食付きでおひとり様25,000円でございます。お正月、GW、お盆の時期は50,000円です。
デラックスカバナという最高級のお部屋を、例えばゴールデンウィークにおふたり様でご利用頂いた場合でも、おひとり様75,000円と大変に格安になっております。
どうぞ皆様、ご利用くださいませ。ぶほほ……

二度と来られそうもないので、せっかくだからと親子で記念撮影。
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せっかくだから、トイレぐらい入っておこうかと、父は厠へ。
しかし一向に出てこないので、倒れたんじゃないかと心配しました。
ようやく出てきた父いわく…
「水を流すレバーを探していたのです。諦めて便器から離れたら流れました」とさ。


9:30
沖縄ワールド、その2

紙漉工房“紙芳”
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まもなく楽天市場沖縄mapにお目見えです。

そして月桃。ウチナーグチでは「サンニン」。
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もっときれいな画像はこちら…
http://lince.jp/hito/okinawatuusin3…

最近よくお世話になる「沖縄大百科事典」にはこう書いてあります。
「観賞用として植栽され、根茎は健胃整腸、消化不良などの薬用とし、種子は仁丹の主要原料となる。葉は独特の香りがあり、鬼餅を包むムーチーガーサに用いられ、茎は結束用として利用される。」
『沖縄大百科事典』が出版されたのは1983年。つまりその頃はまだ今ほど月桃が様々な商品に使われてはいませんでした。その防虫防菌効果や吸湿性などに注目が集まって、月桃を混ぜた建材や化粧品が多く出回るようになったのは2000年以降で、その茎の繊維を混ぜた紙が作られるようになったのも、比較的最近のことのようです。

沖縄で古くからある芭蕉紙や百田紙については、またあらためてご紹介します。

ともかく、月桃は体によさそう、ならば他にも使えそう……
M.A.P.的ミステリー……

7月20日月曜日: サンサナー

9:25
沖縄ワールド。

くまぜみです。ウチナーグチで“さんさなー”
さんさなー

楽天市場沖縄map「おもしろグッズ」で販売中の沖縄版50音表
その「せ」に…
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み(くまぜみ)とありますが、せみ一般を指す言葉としても「サンサナー」を使うので、極めて正しい表示ですね。クマゼミが沖縄で最もポピュラーなセミということなのかな。
宮古では「ガーウスゥ」または「ガーラスゥビィ」、八重山では「サンサン」といいます。

それにしても、ちょっといっぱい過ぎませんか…
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そのほかに、ニイニゼミが「シーミーグァー」とか、アブラゼミが「ナービカチャ」とか。
正確には、沖縄のニイニイゼミは「クロイワニイニイゼミ」で、アブラゼミは「リュウキュウアブラゼミ」です。
ちなみにクマゼミは内地と同種らしい。
以上、「沖縄大百科事典」の情報。

ところでアブラゼミですが、ネットで出てくる名前は殆ど「ナービカチカチー」です。沖縄語辞典でもそうなっています。
「鍋の尻を掻き落とすような騒がしい声で鳴くから」が語源らしい。「ナービ」は「鍋」だから、「カチャ」と「カチカチー」の違いですね。

この件についても、「にんじんしりしりー」の「しりしりー」と併せて、別の記事にて、また後日お話しします。

ああ、宿題がいっぱいになってきた。もう、わじわじーするさ……
(宇夫方路から送られてきた画像を使って、高山正樹が記事を書きました。)


高山正樹 Masaki Takayama
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