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我が家の近くにも、こんな桜の並木があったんだ。ちっとも知らなかった。何度も通っていたはずなのに……
なんて考えながら駅まで歩く。

去年の11月8日以来の新橋演舞場。
今日は猿之助演出の“四谷怪談忠臣蔵”

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こんな席。
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さらっとご報告をと思ったが、なかなかそうならないところがM.A.P.after5。
主役は4役を演ずる市川右近。以下、右近の演じた4役に限ってその関係をご説明しよう。赤字が右近の演じた役。

足利尊氏は新田義貞を滅ぼし将軍に任じられた。高武蔵守師直(吉良上野介)は足利尊氏の家臣で、塩治判官(浅野内匠頭)の奥さんに横恋慕している。新田義貞の亡霊は高武蔵守師直に乗り移り、あの有名な刃傷事件を起こす。新田義貞の息子は今では暁星五郎という有名な盗賊。
塩治判官の家臣である大星由良之介(大石内蔵助)を天川屋義平は支援する。
民谷伊右衛門も塩治判官(浅野内匠頭)の家臣の一人だったが、その母は高武蔵守師直(吉良上野介)に仕えていた。彼はこの度の事件は塩治判官の短慮だと塩治浪士(赤穂浪士)には加わらない。
民谷伊右衛門の女房はいわずと知れたお岩。お岩の父である四谷左門も塩治判官に仕える身。お岩の妹のお袖は塩治浪士(赤穂浪士)のひとりである佐藤与茂七の妻。お袖に横恋慕している直助権兵衛は、やはり塩治判官の家臣である奥田将監に仕えている……

分かりました?

学生時代、四谷怪談をやった。3時間を越える芝居。みんなでお岩さんの墓参りに行った。行かなかった出演者が、仏壇返しの稽古中に骨折した。僕は、はじめて金縛りというものを経験した。その時、お岩さんが胸の上に乗っていた。

降ってきた金の紙吹雪。
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あれ、なんか人が写ってる! 心霊写真?

なんだ、オレか。
僕は、霊の存在を全く信じません。信じないことにしている。現実は現実の中だけで解決する。あの世を担保して、この世を諦めるわけにはいかないのである。