過去の投稿

あなたは現在 2010年7月 の投稿をご覧頂いています。
《7月17日-8》
食事をしてから沖縄市にあるコリンザに着くと、3階にある小劇場「あしびなー」で行われていた開会式も終わり、皆さんはもうパレードに出発した後でした。
「コリンザ」の意味はコザに凛と建っているからなんだとか。じゃあコザリンの方が分かりやすそうですが、さきにできた泊の「トマリン」の二番煎じを避けたのでしょうか。

キジムナーフェスタが始まったばかりでこんなことを書くのも気が引けるのですが、今年6月13日の沖縄タイムスにこんな記事がありました。
「複合商業施設コリンザを運営する第三セクター『沖縄市アメニティプラン社』は株主総会を開き同社の解散を決議した」
まあ、忘れてください。フェスティバルなんですから。

東松照明写真展の看板
会場の一角で開催されていた東松照明氏の写真展も気になるのですが、こちらは明日からいくらでも見る機会があるでしょうから、パレードを追いかけることにしました。

沖縄市のパークアベニュー通りから日の出通りに向かいます。
パークアベニューは、かつてのセンター通り。米軍相手の繁華街でした。またオキナワポップ・オキナワロックの発祥地で、夜は音楽の鳴り響く歓楽街、そんな街だったはず。でも今は、すっかりシャッター通りになってしまったようです。でも、内地の寂れ方とはどこか少し違います。時々開いている店はかつてのコザを彷彿とさせ、アメリカー(沖縄の年配の人たちはアメリカ人をこう呼びます)たちで賑わい、はじめての観光客にとっては勇気がないと入れない雰囲気です。
日の出通り(今はコザ・パルミラ通りというようですが)の入り口で、パレードの尻尾に追いつきました。
なんだか渋滞しているみたい。
パレードの尻尾
エクスキューズミーなどと言いながら(外人さんなんかあんまりいないのに)、人ごみをぬって前に進むと、十字路のちょっと広くなったところで、何かやっているみたい。
パフォーマンス中
ははあ、ここで参加団体がそれぞれ短いパフォーマンスを披露しているようです。
フェスタのスタッフさんに見つかって……
「ああ、山猫さん探してたんですよ」
いやいや、並んで歩かなくてよかった。高山正樹は一輪車乗ったりミカン三つのジャグリングくらいはできるようですが、山猫合奏団とは何の関係もないし、そんなことしたらかえって明日からの本番にお客さん誰も来なくなります。
「こんなことやるなんて聞いてないもん」
「そりゃそうですよねえ」
……だって。
他にもパレードに参加していない団体さんもけっこうあるようだし、まあ今日は一観客になって楽しむことにしましょう。
パフォーマンス中の広場
近くのお店から、在沖米軍の家族でしょうか
「アメリカー」が不思議そうに外の様子を見ています。
アメリカ人の集まるレストラン

終着点には仮設舞台がありました。
裏から見た仮設舞台
パレードは上の画像の奥からやってきて、舞台の前で左右にハケます。全てパレードが通り過ぎると、そこにテーブルとイスが出されて観客席が作られました。
仮設の観客席

西村綾乃さんにばったり会いました。
宇夫方路と西村綾乃さん
綾乃さんは喜利の会会主の西村先生の娘さんです。宇夫方路と一緒に教師免許を頂いた方。モデルとしても活躍中。この日、キジムナーフェスタのオープニングに御出演していらっしゃいました。やっぱり沖縄は狭いなあ。

そして……
雑踏の中で山田智恵子さんと出会う
山田智恵子さんと沖縄市で再会したのです。
山田さんはちょくちょく沖縄にいらっしゃる方ではあるのですが、よりによってこの日に沖縄市に来る予定を立てていたとは、これって何かの運命?。

山猫合奏団のほかのメンバーはまだ来ていません。従って配給の500円の食券は2枚。ビンゴゲーム参加の権利も高山正樹と宇夫方路の2人分。こういうのはおじさん嫌いなので、山田さんが高山の代理で参加。
山田さんと宇夫方路ビンゴゲーム開始

今日のビンゴゲーム、早く揃った人が一等賞なのではなく、そのあとくじ引きで様々な商品が当たるというシステム。一番いい品物が液晶テレビ。二番目がニンテンドーのDSだそうで。ニンテンドーのDSって何?

ゲームの半ばが過ぎた頃、とうとう宇夫方路の数字が5つ並びました。舞台に上がって山猫合奏団の宣伝。
山猫合奏団の宣伝をする宇夫方路
当たった賞品は女性物の衣類でした。

揃わない人の方がずっと多い中、なんと山田さんもBINGO!
BING GET
そして、なんとなんとニンテンドーのDSをGET!

それから、中央パークアヴベニューにオープンしたばかりのお店、プレヤーズカフェへ。
ビールとノンアルコールで乾杯
今晩の宿は恩納村。このあと車で戻らなければいけないのです。運転手の高山正樹はノンアルコールビール。高山と宇夫方は夕食を食べてしまった後なので、注文は控えめに。でもいわゆるツマミみたいなものはありません。

こういうプレートの料理で飲むのも悪くない。でもノンアルコールだからなあ。そしてさっき晩飯を食べちゃったしなあ。残念。
プレート料理
若い頃、よく横浜に行って、それぞれ一品料理を注文して、ちょっと背伸びして飲んでいたことを思い出しました。異国の雰囲気。

「え、ビンゴゲームで当たったんですか、すごい!」
お店の女の子もビンゴ会場にいたらしいのです。
プレヤーズカフェの女の子
聞けば奈良の女の子でした。
「なんで大仏に鹿の角を生やしちゃったんだろうね、よく奈良の人、許したネエ」
「最初は結構問題になったんですよ」
セント君の話題で大いに盛り上がりました。

沖縄でちょっと気になる女の子に出身地を聞くと、「内地」から来たという子が多いのです。でも、それって何も沖縄に限ったことではないのだと最近思っています。そこの土地が好きだから、その土地に住んで頑張る。ただ生まれたところだから住んでいるという人より輝いているのは当たり前のこと。
若者はいつだって根無し草か、新しい場所を求めているのかもしれません。山田さんが沖縄を訪れるのも、もしかしたらそういうことなのかな。それほど若くはないか?失礼。

沖縄の多くの若者が沖縄に戻っていくのは、それだけ沖縄がいいところなのか、それとも日本の他の場所がひどすぎるのか、それとも……
いずれにしても、十派一絡みたいな分析はしたくありません。

またひとつ、いつか再訪したいお店ができました。

旅の続きへ

» 続きを読む

《7月17日-7》
沖縄市に戻る前に、21日の山猫合奏団の公演会場である名護市民会館に寄ることにしました。今回の山猫合奏団のツアーは、名護市民会館のご協力がなければ実現できませんでした。だからこそ、少しでも多くのお客さんに来ていただかなければなりません。幸い名護の公演に先がけてキジムナーフェスタがあり出し物も違います。ならばキジムナーフェスタの会場で、名護の公演の宣伝をしようと思い立ち、チラシを受け取りにいくことにしたのです。

null

でも、もしキジムナーフェスタでの“どんぐりと山猫”の評判が悪ければ、却って逆効果になってしまうかもしれません。こいつは賭けだな、なんてね。
もういい歳なんだから、肩の力を抜いて楽しめる仕事をしたい、そんな思いでプロデュースを始めたのですが、どっこいなんだか若い頃を思い出すような、青臭い不安と期待。こんなはずじゃなかったのにな、と、この緊張感をちょいと楽しんでいます。

市民会館に到着すると、こんな案内が貼ってありました。今日の催し物の案内です。
null
しまくとぅば語やびら 名護市大会
見ていきたいなあ、と思ったのですが、今夜は沖縄市のコリンザでキジムナーフェスタの開会イベントやらパレードやらがあるらしく、是非参加をとスタッフの方から言われていて、何をするんだか勝手がよくわからないのですが、でも行かないわけにはいきません。仕方なく沖縄市へ向かいました。

なるほど、今の沖縄の子供たちは、もう島の言葉なんか見向きもしないのかなと思っていたのですが、一生懸命「しまくとぅば」を勉強している子供たちがたくさんいるんですね。頼もしい……

そうだ、いいこと思いついた!
旅の続きへ

» 続きを読む

※7月17日のことです。
《7月17日-6》
トミヒサさんに案内されて、アメリカ海兵隊の基地のゲートまで行ってみることにしました。アメリカの海兵隊は陸軍にも海軍にも属さず独立性を保ち、ひたすら洗脳的に殺人訓練をしているという話は、最近日本のメディアでもよく紹介されていることです。その海兵隊がここ高江近くのヤンバルの森で、高江の住民を敵だと想定して(と、トミヒサさんは言います)ゲリラ戦の訓練をしている。その訓練を管理する基地。一人で近づいた人が、その後行方不明になったとか、そんなまことしやかな噂話があったりするところ。カメラを向けると、米兵が鉄砲を構えてやってくるらしい。

まさかね。ちょっと車の中から撮ってみようか。なるべく離れたところで、すぐ逃げられるように。
「やめときなよ」
「だいじょうぶだよ」
カシャ!(次の画像は、削除することになるかもしれない画像)
アメリカ海兵隊の基地のゲート
すると、途端にガードがいると思われる建物から、米兵らしきひとりの男が出てきて、拳銃を背負ってこちらに向かってくるではありませんか。
「やばい!逃げろ!」
逃げなかったらどうなったのか、定かではありません。でもなかなかスリルのある体験でありました。

高江のルポはこれで終了です。
トミヒサさんに別れを告げて、いよいよ頭をキジムナーフェスタに切り替えなければいけません。

でも僕の頭は、なんだか痺れているようです。高江を離れても、道の両側にはしばらくヤンバルの森と沖縄の海が拡がっています。
すると、ダムが目に入ってきました。車を停めてカメラに収めることにしました。
ヤンバルのダム
道の反対側には綺麗な海が見えます。
ダムから海に水を流すためらしい水路

また【Voice of TAKAE ~沖縄県東村高江で起きていること~】(pdf)から引用させてください。
北部訓練場には、5つのダムが点在し、沖縄本島生活用水の60%を賄う貴重な水源地です。2007年には、そのダムに投棄された弾薬類が1万発以上発見されました。更に、ベトナム戦争時、北部訓練場において、米軍が枯葉剤を散布していたことも明らかになりました。

トミヒサさんなどが話すことを聞いていると、ヤンバルは枯葉剤で汚染されている可能性が高いみたいな印象を持たされてしまいます。でも、トミヒサさんは決してそんなことは言っていませんでした。ただ可能性があると言っただけ。でもそんな印象を受け取ってしまったのは何故なのでしょう。聞く側の僕に「そう思いたい」というような、とても危険な因子があるのかもしれません。ありがちなハナシです。

要は、まず知るべきことは地質検査の数値など客観的な事実であり、それに対する様々な立場からの見解を中立的に並列した資料のような情報なのです。私たちは常に偏った側のデータや発言だけで予断しないことを肝に銘じなければいけないし、発信する側も、受け手に予断させてしまうような表現や、考え方を誘導するようなデータだけを提出するようなやり方は避けなければならないと思っています。例えば1%の可能性なのに「可能性がある」と言っては、嘘ではないが適切だとは思えません。伝えるべきは、そして聞きたいのは、何%なのかという数値です。

一方、悪しき相対主義にも陥りたくはないし、権力を補足するような発言もしたくはない、そう強く思ってもいる。

ガードレールから真っ青な海へ落ち込んでいく水路を覗き込んでいたら、ああ、眩暈がしてきたのでした。

旅の続きへ

» 続きを読む

《7月17日-5》
もうひとつの座り込みテントにも数人の方がいらっしゃいました。静かにおしゃべりをしたり、読書に耽っていたりと、ゆっくりと穏やかな時間が流れているようでした。そんな日がずーっと続けばいいのだけれど、ブルドーザーでもやってきてくれないと危機感が薄れる、とはトミヒサさんの言。
テント無断設置禁止の張り紙
沖縄防衛局の張り紙です。ここは米軍に提供している区域だから、日本人は邪魔をしないように、という内容です。佐喜真美術館の近くにもこれに類する看板がありました。というか、沖縄ではいたるところで見かける警告。かつて自由に使っていた自分たちの土地、いったい国が守っているのは沖縄の日本国民なのか米軍なのか、沖縄の人たちが日本政府に対して不信感を抱くのも当然かもしれません。

ところが、おかしな看板を見つけました。
NOTICE 全ての訓練はこの看板の後方のジャングル戦闘訓練センターで実施しなければならない
いったい誰に向けてのメッセージなのだろう。
「ホントはね、この看板は裏返しなんだ、ほらね」と、看板をひっくり返して見せていただきました。つまり、この奥でゲリラ訓練をしている米兵に、ココから先で軍事訓練をしてはいけないという看板なのです。言い換えれば、すぐそこで実弾演習が行われている可能性があるということでもあります。おそろしい。
null
洒落で看板を裏返しにしちゃったらしい。おじさんのイタズラです。表は(どっちが表でどっちが裏かは知りませんが)、無断で立ち入ると日本国の法律によって罰せられるという見慣れた警告看板です。腹立たしい。裏返しにしたくなる気持ちもよく分かります。米兵は間違えてこっちで訓練しても罰せられることなどないのですから。

入っちゃいけないという道をトミヒサさんに案内されてちょいと奥まで行ってみました。
なんだ、あれは。
筒のようなもの
あ、ここにもある。
罠
字、読めますか?沖縄県マングース対策事業だって。
手をふれないでください
沖縄県文化環境部自然保護課が設置しているのですね。これ、マングースを捕獲するための罠なのです。ハブを駆除するために放たれたマングース。しかしマングースはハブの天敵ではありません。かなり力は拮抗しているらしい。つまりマングースはわざわざ危険を冒してハブを食べようなんてしないのです。ヤンバルクイナを獲って食べる方がずっと楽なのです。そうやって増えたマングースは、農作物まで荒らすようになってきた。今やマングースは人間と共にハブと闘う味方ではなく、駆除されるべき悪玉なのです。

旧式の罠もあります。
旧式の罠
「環境省やんばる野生生物保護センター」とあります。
罠に付けられたプレート
環境省の外来生物対策事業。こっちは国が設置したんですね。

石垣島で、サトウキビの害虫であるアオドウガネを駆除する目的で導入されたオオヒキガエルは、現在は人体や自然環境に影響を与える特定外来生物のひとつとされる。環境省那覇自然環境事務所は「石垣島オオヒキガエル捕獲大作戦」なる大会を主催、捕獲した頭数や重さに応じて参加者を表彰。
エゾオオカミは日本オオカミの亜種。かつて入植者の家畜を襲う害獣とされ、懸賞金までかけられて徹底的に駆除され絶滅した。そして今、オオカミのいなくなった北海道で増えに増えたエゾシカによる農作物被害に困った人間様は、日本オオカミに近い品種を再導入してなんとかしようと目論んでいる。
またオーストラリアでは、保護していたカンガルーによる被害が拡大したために、「カンガルーの子供の人道的な殺し方」なる指針を政府が出したらしい。

人間が自然をコントロールできるなどと思うのが間違い、今や大切なのは生物多様性、人間も他の生物と同等、謙虚に生きること、確かにその通りだと言いたくなります。しかしやはり僕は思うのです。そんな単純な「宗教」ではどうにもならない。人間はこのまま自然と悪戦苦闘して未来を開拓していくしかない、その行く末が理想の世界なのか破滅なのかは誰にもわからない、しかし、背負わされてしまった十字架を下ろすことはもう許されないのではないか。

つまり、生物多様性が大切だという人たちの多くは、生物多様性を破壊すると、やがては人間世界にも悪影響が出て、とてつもないしっぺ返しが来る、だから生物多様性を守らなければいけないのだ、そのように言っているだけで、それもまた人間のエゴではないのか、そう思えて仕方がないのです。

境界線の向こう側にある豊かな自然を破壊するものは、米軍の訓練だけではありません。むしろ、晴れて返還されれば、このヤンバルの森が手付かずに残されることはないでしょう。全域ではないにしろ、沖縄の人たちのための開発が始まるでしょう。自然にとっては、そのほうがむしろマイナスかもしれません。だとすれば看板の裏も表も、自然にとって大した差異はありません。

米軍が管理する区域の道を歩きながら、ヤンバルクイナやジュゴンなどの「感傷的な自然」や、生物多様性をお題目のように唱える「漠然とした自然」を、基地問題に絡めて語る「緩さ」には、僕は陥りたくないと密かに思っていたのです。

ハブを捕らえれば、一匹5,000で役所が買い取ってくれる。例えばそれに異を唱えて運動している人っているのかなあ。かわいいマングースを駆除することに反対している人は存在するらしいのでが。
(文責:高山正樹)
[subcate.基地のこと・戦争のこと]
旅の続きへ


《7月17日-4》
トミヒサさんに、色々と高江の説明をしてもらっていたその時、ふとすぐソバの木になにやらゴソゴソとうごめくものが。
なにやらゴソゴソとうごめくもの
キノボリトカゲ。トミヒサさんが教えてくれました。環境庁指定の絶滅危惧種です。
キノボリトカゲ

トミヒサさんたちは、ここで寝泊りしているわけではないのですが、突然ブルドーザーがやってきた時、身体を張って工事を阻止するために、昼間は毎日ココに詰めているのです。
テントの様子1 テントの様子2
今日は地元の方はいらっしゃらないようでした。
そんな仲間の一人の青年が、このテントのすぐソバで撮影したという動画を見せてくれました。
ビデオカメラに写ったノグチゲラ
ノグチゲラです。沖縄県の県鳥。開発による生息地の破壊、また人為的に持ち込まれたジャワマングースなどに食べられて、その数は減少し、1972年に国の天然記念物、1977年に特別天然記念物、1993年には国内希少野生動植物種に指定されるという「輝かしい」経歴を持った鳥です。そうした生き物が、ココでは簡単に見れるのです。撮影した動画は、いずれネットにアップするとのこと。

その彼に、希少価値の全くない我々を写してもらいました。
デジカメで撮影する青年 N-4ゲート前の高山正樹と富久さんと宇夫方路
彼の腕が悪いのではありません。主役は背景のN-4ヘリパッド。我々なんかどうでもいいから、画像をトリミングしちゃいました。

ここでは、トミヒサさんはみんなから親しみを込めて(?)チョロキュー、じゃないトミキューさんと呼ばれています。

ちょうどお昼時。チョロキュー、じゃないトミキューさんに案内してもらって“夢欄(ムーラン)”というお店に行きました。
“夢蘭(ムーラン)”
と、いきなりスコールです。
スコールで濡れる椅子
まあすぐに収まると思ったのですが、あんまり激しい雨なので席はビショビショ、もう晴れても、すぐには座れそうにありません。残念ながら眺めのいい席はあきらめて、雨の吹き込まないところへ行ってお食事にしました。
“夢蘭”の建物は殆どご主人の手造りです。今も改築中。屋上のテーブル席に屋根を作っている最中でした。
“夢欄”のご主人と一緒に
沖縄ソバにはもれなくモズクが付いてくる。
沖縄ソバとモズクを食べる
高山正樹は食後にぜんざいも食べました。
ぜんざい
さらに旬のパイン。ご主人のサービスです。ホッペタが落ちそう。
パイン

間もなく、雨はすっかり上がりました。さっきの雨がウソのようないい天気。自然豊かなヤンバルの森を見渡すことが出来ました。
ヤンバルの森
僕は生物多様性についてややっこしいことを書きましたが、要するに人間とはエゴから逃れることはできないよ、きれいごとを聞くと眉に唾をつけたくなるよ、ということを申し上げたかったのです。なにしろ、生物多様性から受けた先進国の恩恵分を、その生物が生息する発展途上国にお金で支払えみたいなことになっているのですから。

しかし、この森を実際にこうして眺めていると、やっぱりこの自然は無条件に守らなければならないという気持ちが沸き起こってきます。この感覚は理屈ではなく、もしかすると、人間の太古のDNAが影響しているのかもしれない、なんて思ってしまうのです。

この後、もうひとつのテントが近くにあるというので、トミヒサさんに案内してもらいました。
旅の続きへ

» 続きを読む

《7月17日-3》
高江とは、こんなところにあります。
高江までの行き方1
トミキュウさん(今日からそう呼ぶことにしました)から貰っていたチラシを頼りに車を走らせます。
高江までの行き方2

ここだ。
座り込みの場所
いました。トミキュウさん。
座り込みのテント
今日の沖縄タイムスにも掲載されていましたが、ここには琉球新報があって、やはり同じ内容の記事があって、それが話題になっていました。
今日の沖縄タイムスの記事
おまけですがキジムナーフェスタの記事もあったんですけどね。
キジムナーフェスタの記事
無理やり話題にしてみました。(こういうとき「爆」って書くの?)

トミキュウさんから色々と教えてもらったのです。
説明する富久さん1 説明する富久さん2
GとかN-1とかの赤丸が問題のヘリパッド。
ここは今日の新聞で問題になっているN-4の入口なのです。
N-4の入口 N-4の地図
すぐ近くに民家があるのですね。そして、赤丸が二つ並んでいる。それは何を意味しているのか。

そもそもヘリパッドとは何ぞや。

※どのように説明しようか、考えています。しかし少し先を急がなければなりません。はやくキジムナーフェスタのご報告をしないといけません。だから、高江のことは、後日ゆっくり書くことにします。
旅の続きへ

» 続きを読む

《7月17日-2》
高山正樹は、那覇に宇夫方路を迎えに行きます。
崇元寺石門の近く。
旧崇元寺石門
正しくは、旧崇元寺第一門。そういえば、M.A.P.after5には沖縄の定番観光地があんまり出てこない。たまにはいいかともう一枚、ガイドブック定番の角度で。
null
説明はしません。あんまり定番だから。ただ、この崇元寺は中国からやってきた冊封使との関係が深かったお寺だということ、あの沖縄戦でほとんど壊滅、辛うじてこの第一門の一部だけが残り、戦後復元されたのだということ、この門の奥、お寺の敷地の大半は売却されたということ、そのくらいは書いておきましょう。

沖縄の高速道路は、沖縄自動車道と南風原道(那覇空港道)、ともに只今無料化実験中。今回の山猫合奏団のツアーは、きっと行ったり来たりなのでとても助かります。本当に無料化がいいことなのかどうかはわからないけれど、当事者になってしまえばやっぱりタダは有難い。ムチカシサンです。

今日はヤンバルの森まで足を伸ばすつもりなのですが、電子ピアノを乗せたまま行くわけにはいかないので、まずキジムナーフェスタの会場に寄って荷物を降ろすことにしました。沖縄市にあるコリンザ。高速のおかげで9時前に着きそう。開いてるかな、沖縄だからちょっと不安……。
null
でも8日間のフェスティバルの初日、着いた時には、ちょうどスタッフの皆さんが続々と会場に集まっているところでした。

藤木勇人さんの東京公演でお会いした今さんと再会しました。
お待ちかね、今科子さんのご紹介です。



じゃーん!
null
明日から、よろしくお願いしまーす。

会場を確認して、スタッフの方々にご挨拶して、そしてさらに北へ。再度高速に乗ります。高速の終点は名護市の南。そこからは一般道です。

途中、ちょっと車を停めて、本日ふたつめの定番のご紹介です。
国指定の天然記念物。名護のひんぷんガジュマル。
null null null
説明は案内板をお読みください。具志頭親方蔡温にまつわるはなし。
 ⇒ひんぷんガジュマル案内板の画像をポップアップで見る

「徳田球一この地に生まれる」
null
ご自分で調べてみてください。蔡温も徳田球一も、沖縄ではとっても有名な歴史上の人物です。

さあ先を急がなくては。遅くなると、花火大会の渋滞につかまっちゃうから。
旅の続きへ

《7月17日-1》
朝早く目覚めてしまうのは、暑さのせいか、齢のせいか。真夏は沖縄より東京の方が暑いのだし、西に位置する沖縄は、夜は8時頃まで明るいが、朝はなかなか明けないのだ。つまり、早起きはやっぱり齢のせいだな。

庭に出てみる。
null
でっかいゴーヤーだ。
あっちにピント合わせたり……
null
こっちにしてみたり……
null
そんなことしていたら、お義母さんに声を掛けられた。
「早いねえ」
去年食べたゴーヤーの種を植えただけ。これが、南国の力なんだな。豊かさは、所得金額だけじゃあ計れないということ。

家に入って、お義母さんにいれてもらったコーヒーを飲みながら、トートーメーに供えられていた朝刊に目を通す。

キジムナーフェスタ、いよいよだ。
null
山猫合奏団は明日からだけどね。
連載してたんだ。
null

あ、沖縄水産高校、裁監督がいなくなってからダメだって聞いてたけど、野球部も頑張ってるんだな。
null
糸満ダービーだね。
その、糸満であった出来事……
null
こういうことを、ここからずっと東の日本人たちは、全く知らないんだ。
遠い遠い、どこかの国の政治家のことば……
null null
生物多様性。最近流行の言葉。だけれども、そこだけを見ていると、きっとことの本質を見誤る。
僕は今日、コザや名護や辺野古よりもずっと北の、ヤンバルの森まで行ってこようと思っているのだ。
null
もし、あの噂が本当なら、死ぬのはジュゴンや海藻ではない。

そうか、今日は海洋博で花火大会があるのか。
null
少し遅れると、こいつの大渋滞にはまってしまうらしい。いったい、どのくらいの観光客が集まるんだろうなあ。

さあ、そういうことなら、早く出かけましょう。
お義母さま、お世話になりました。こちらの父母が健在なうちに、どうぞ東京の方にもいらしてくださいませ。もし、お嫌でなかったならば。

たった一日の新聞なのに、ずいぶんとたくさんのネタが拾えたなあと思いながら、また、この角を曲がるのである。
null
この突き当たりに、石巌当はない。
旅の続きへ


《7月16日~17日:宇夫方》
10日も東京を離れるので、いろいろと処理しておかなければならないことがあって、昨夜は1時間くらいしか眠れませんでした。だからとっても眠い。でも、ホテルで一休みしたら復活。間もなく日が変わって17日になる時間ですが、那覇の夜はこれからです。ななしん屋まで、歩いて行くことにしました。

実は、キジムナーフェスタの“どんぐりと山猫”では、ちょっとしたお遊びとサプライズがあるのです。そのひとつが三線。

「きのこの楽隊」で、楠さんがトロンボーンを吹く、そのパターンはすでに去年のしんゆり芸術祭2009でご披露したのですが、今回はそれに高山正樹氏が三線で参加します。もともとは、白石さんが高山さんにギターでもやればと、ちょっと言ったのがことのはじまりで、いやそれなら今回は三線だと、高山さん。そうすれば絶対に盛り上がるというプロデューサー的判断らしいのです。

そんなわけで、その三線をななしん屋のママから借りることになったのです。明日からは恩納村に宿泊なので、なんとしても今日借りに行かなければなりません。当の本人は奥さんの実家でゆっくりしているらしい。まったくもう。
null
でも、久しぶりに元気なママに会って、ますます元気になりました。
常連のお客さんと乾杯!
null

ななしん屋2回目というお客様も来ていました。ブライダルの仕事をしていらっしゃる桃井さんという方です。だいぶ前に一度来て、その後もずっと気になっていたのだとか。沖縄には仕事で何回も来るそうですが、なかなか那覇に泊まる機会がなかったので、今日はとても嬉しいんだって。
null
「また来ます」とママと握手をしてお帰りになりました。

それからちょっと“土”へ。今日はごうさんもいるはず。
与儀勝之くんのお兄さん烈之さんがカウンターにいらっしゃいました。今年の1月以来の再会です。今日も先にお帰りで、また写真を撮り損ねてしまいました。ご紹介できなくて残念。
今度はゆっくり飲んだくれましょう。

ごうさんも元気みたい。
null
キジムナーにも名護にも来てくれるって。ありがとう。

土を出て、もう一度ななしん屋に。三線を持っていけるように、ママが準備しておいてくれたのです。
男性3人組みが飲んでいました。
null
真ん中の方はママの息子さんなのです、当ブログ初登場です。両脇のお2人は息子さんが働くお店のオーナー会社の方々で、関東営業所所長の阿部さん(右)と副所長の湊さん(左)。
頂いた名刺の裏には、お店の名前がたくさん並んでいました。湊さんは「沖縄料理うるまアリオ亀有店」と「龍潭柏高島屋店」の店長も兼任されていらっしゃるとのこと。お店ではライブもやるそうです。機会があったら行ってみよう。

あれ、もう2時半だ。

null

旅の続きへ

» 続きを読む

高山正樹 Masaki Takayama
人気ブログランキングへ