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この日、中真水才から8月30日の画像が届いた。
父が息子の道を開く。
入場する中真光石
応援に答える中真光石。
手を上げる中真光石
そして……
左ジャブ。
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ジャブかな……
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ジャブ。
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接近したいのは阪東ヒーロー。
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それをさせない中真光石の左ジャブ。
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ジャブ。
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僕はボクシングを知らない。ここまでの画像が、ホントに全部ジャブなのかどうかも定かではない。ただ、序盤は確かに光石の左が的確に阪東選手をとらえているように見えた。
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兄貴の水才は、きっとこの試合で数百回シャッターを切ったのだろう。でも、彼が選んで送ってきた画像の、はじめの方は左ばかりだった。
浅野さんは中真光石を評して、すごくいい右を持っているのに、彼の右は相手から見えない角度で出てくるパンチで、打てば当たるはずなのだから、もっと右を出せばいいのにと言っていたことがある。

試合から2週間たった酒菜で、スーさんに、こんなハナシを聞いた。
デビューした当初の中真光石は強かった。連戦連勝。プロ10戦目の相手も楽勝のはずだった。序盤から軽快に攻めた。だが、そこに落とし穴があった。中真光石の右に、相手が出した闇雲パンチがカウンターとなって光石をとらえた。出会い頭だった。このたった一発のパンチで光石はリングに沈み、立ち上がることはできなかった。そして担架で運ばれた。
以来、光石の試合にどこかそれまでのような勢いがなくなったというのである。右が出なくなった。もしかすると、初めて負けたその試合の、受けたパンチがトラウマになっているのではないか。右を出す時に、一瞬躊躇する。そして打つべき右のタイミングを逃すのではないか。
何度も言うが、僕はボクシングを知らない。だからこのスーさんの分析が正しいのかどうかもわからない。でも、そんなことがあってもおかしくはないと思った。

観客席から、「手数だ!打て!」という声が光石にかかる。出ない右に、声がかかる。
父は、息子にどんなアドバイスを与えるのだろう。
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左から……
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右へ。
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浅野さんの言ったとおり、打てば当たるのだ。
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だから打てばいい。
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打て!
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だが、前に出ていたのはいつも阪東ヒーローだったし、手数も阪東ヒーローのほうが上だった。

なんとしても浅野さんに聞いてみたかった。トラウマで出なくなった右について。
試合から2ヶ月後、やっと浅野さんに聞くことができた。
「ただ練習することだけ。」
リングの上は殺すか殺されるかの世界。トラウマだかなんだか知らないが、右が出ないなら右を出す練習をする。ただそれだけのこと。
そうなんだよな、それがプロなんだよなと、僕はすっかり納得したのだった。

兄貴の水才が言った。後楽園ホールで、試合に負けて、それでもあんなにたくさんの人が残っていてくれる、そんな幸せな選手なんて滅多にいない。負ければ終わりの世界なのに、親父がジムをやっているから、次の試合も何とか組んでくれる。練習環境だってそうだ。他の選手はもっともっと厳しい状況の中で必死にボクシングを続けている。試合に負けて、見送ってくれる人なんて誰もいない。たった一人ぼっちで電車に乗って帰っていくボクサーがたくさんいるのだと。
「弟は恵まれ過ぎているのかもしれません。それが一番の問題なのかもしれない。僕が言ってどうなることでもないけれど」

ほんの一瞬の勝負を分けるもの。
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きっと舞台だってそうなのだと、そこに気が付かなければ碌な表現などできはしないのだと、僕は思い知らされている。ただ舞台は、負けた試合を負けちゃあいないというふうに、自分自身を騙しておけるものらしいのだ。
もっと困難なのは、負けた理由を見つけること。その難しさについては、どうやら芝居もボクシングも同じらしい。

ここにはもう、沖縄のジムだとか東京の大きなジムだとか、そんな区別もない。
 ⇒関連記事を読む

【追伸】
「中真光石」のカテゴリを作ることにしました。「沖縄のこと」のサブカテゴリ。まだまだボクシングを、沖縄のジムで頑張ることを信じて。因みに兄貴のほうは、「M.A.P.縁のひと」のサブカテゴリです。


NHKでの公開録音が終わって、代々木八幡の駅に向かいます。宇夫方路女史は、この後7時から狛江で琉球舞踊教室、でも少し時間があるので、ご無沙汰していた青年座にちょっと御挨拶に寄ってみることにしました。

青年座の入口

紫雲さん小笠原さんも、相変わらずお忙しそうでした。それなのに、突然お邪魔した我々のために時間を作ってくださいました。
杏緒ちゃんは、今4本もの芝居を抱えているんだとか。制作経験3年の女の子が、今や青年座を背負ってるんだね。たいしたもんだ。

まずは津嘉山正種さんの出演する舞台のこと。
アーネスト・トンプソン作の「黄昏」
「黄昏」のチラシ
 ⇒青年座HPの「黄昏」案内ページ

「M.A.P.さん、色々やっていて偉いよなあ」
何をおっしゃいますか紫雲さん。うちのようなだれも知らない零細集団、天下の青年座の制作さんにそんなことを言われたら却って寂しくなります。

「黄昏のチケットの売れ行きはいかがですか」
「なかなか苦戦しています」
といっても、青年座さんの場合は紀伊国屋劇場トータル9ステージ5,500円のチケットのハナシですからねえ。聞いたこちらが恥ずかしい。

「黄昏」の上演日程

「へえ、平日もマチネなんですねえ。やっぱり、今はそのほうが入るんですか」
「今回初めてなんです。全部一日1回公演というのも。やっぱり芝居は夜観るものという考えがあって、今まではなかなかここまでは踏み切れなかったのですが、しかし芝居を観る人が確実に減ってますねえ」

ひとつ終わればすぐ次、同時に何本もの芝居が動いている。ただただ追われている。これじゃあいけないと、紫雲さんはおっしゃっていました。そういう裏方さんの気持ちがあるからこそ、青年座の芝居は新鮮さを失わないのかもしれない、そんなことも思いました。なんだかうらやましい。

青年座、制作さん募集中。冗談抜きです。最初はアルバイトからですが、どなたか挑戦してみたい方、いらっしゃいませんか?特殊な世界だけれど、時間はめちゃくちゃだけれど、制作がやっていることは、普通の仕事だと紫雲さん。先輩の小笠原杏緒的には普通自動車の免許があって、自分より背が高い力持ちがいいんだって。彼女の手の届かない棚の荷物を取ってほしいから。

あれ、小柄の杏緒ちゃんの身長って何センチ? きっと紀伊国屋ホールのロビーにいるだろうから、お芝居観に行ったら聞いてみようかな。

因みに、「黄昏」上演中の紀伊国屋のロビーでは、M.A.P.が制作した津嘉山正種朗読の“人類館”のCDが販売されているはずです。この機会に、どうぞお買い求めくださいませ。

【追伸】
この後、宇夫方路は琉球舞踊教室だったのだが、いまだブログにアップなし。だめだなあ、うちのスタッフ全滅……
(11月26日現在。因みにこの記事も11月26日にアップしたのです。もう「黄昏」始まってるじゃないのさあ。ダメだこりゃ。)


10月8日の記事で御案内していた、三笑亭夢丸さんが出演するNHKラジオ深夜便「落語100選」の公開収録に、東京奏楽舎の大島純、桃原健一両氏と行きました。

冷たい雨の降る中、渋谷のNHKの入口前に集合、15分くらい待たされて、50人ほどのお客さんと、並んでゾロゾロと501スタジオへ向かいます。
大島君が付けた観覧者札

スタジオに入ると、まず、拍手の練習。そして、いよいよ収録です。

まず、ふたつ目さんが10分。
そして……

三遊亭大楽 「半分垢」 15分
柳家花緑 「高砂や」 30分
三遊亭大楽 「時そば」 15分
(休憩15分)
金原亭 世之介 「幾代餅」 30分
林家正雀 「中村仲蔵」 30分
(休憩10分)
三遊亭歌司 「出世豆腐」 30分
三笑亭夢丸 「辰巳の辻占」 30分

椅子はパイプ椅子。オケツが痛くてちょいと参りましたが、落語はどれもこれも聞き応え十分でありました。しかし、いやいや、色物なし、新作なし、休憩2回入れて、古典ばかりの3時間半。こいつはなかなか大変なもんでござんした。

夢丸さんには何も言わずに来たので、終演後、ご挨拶に行こうと思ったのですが、すぐにまたゾロゾロそろってNHKから出なければいけないということで、それでも年配のちょっと偉そうな方はどうぞこちらへという感じだったのですが、係の若い青年が許してくれませんでした。我々は拍手マシーン&笑い袋。

数時間後、宇夫方路女史の携帯に夢丸さんから電話。「みんな来てるから、びっくりしちゃったよ」だって。
師匠、お疲れ様でございました。

なお、放送する日時はまだ未定だそうです。



10月28日木曜日: 水曜日は“中む食堂”


《10月27~28日》
水曜日が特別な日だということを忘れていた。宇夫方路と石垣仁との間で交わされた特別な契約。でもそれはナイショ。

中真水才くんを誘った。
中真水才くん
水曜日だからではない。そのことは忘れていたのだ。仁(ひとし)ちゃんに言われて思い出して、ラッキー!ということになったのだ。

ならば食わねば。
といっても健康ゲーム中。まずはサラダ。何サラダだっけ。ま、いっか。
なかむサラダ
ゴーヤーが乗っている。薄味で頼んだのだが、まだまだ濃い。仁、修行が足りないな。まあ仕方がない。若者が多い店はこうだろう。格闘技の連中も来る店だしなあ。年寄りに合わせた薄味じゃあ、辛気臭くていけない。でも年寄りも大切にすること。

タコ。メニューの名前を忘れた。
タコの料理
さらに薄味で。だいぶよくなったが、まだ不十分だな。

こうなったらソーミンチャンプルー塩無しバージョン。
「いいんすか」
「いいんだよ」
ソーミンチャンプルー ソーミンチャンプルーのアップ
うん合格。
しかし“中む”でソーミンチャンプルーを食べるならラー油だ!
石垣仁の新作ラー油
「自信作っす」
こいつを入れたらしい。
フィファチ
フィファチとは東南アジア原産の胡椒。石垣島や八重山諸島にも伝わってきた。沖縄では「島胡椒」とも呼ばれる。
確かに旨い。しかし、やっぱり辛い。辛いのと塩分の関係は? 勉強不足でよく分からない。しかしかなり塩分に敏感になっているが全く塩辛く感じないところをみると関係ないのかも。しかし辛い。

宇夫方路女史は沖縄ソバを食す。
沖縄ソバを食す
しかし小生高山正樹は、減塩ゲームを始めてからというもの、ラーメンとかソバを食べたいと全く思わなくなった。
で、ジーマミ豆腐を頼む。
ジーマミ豆腐
なんだよ、タレかけちゃったの。

はい。本日の健康ゲーム終了。しかしジーマミ豆腐を頼んだのは午前1時。タレがどうのこうのなんて関係ないでしょ。いったいどこが健康ゲーム?

と、めずらしく中村くんが顔を出した。
中村くん
なぜ「めずらしく」なのか、なんで拳を握っているのか。それは前回の記事に書いたが、11月3日に総合格闘技の試合があるからだ。

で、今日(というか既に昨日だが)“中む”に来たのは水曜日だからではなく、中村くんの試合の詳細を聞きたかったからなのだ。水才君を誘ったのも、彼もできれば行きたいと言っていたから。
11月3日パンクラスのディファ有明大会のチラシ
全15試合。その2試合目。ゴングは3時半過ぎ。うーん早いなあ。でも、何とか時間を作って、見届けに行こう。

結局、“中む食堂”を出たのは木曜日の午前2時だった。水曜日特典は木曜日になっても有効らしい。

石垣仁・中真水才・宇夫方路

どんなに夜が遅くても、朝は予定通り8時に事務所へ行った。無事に支払い登録を終えたらもうお昼前。間もなくNHKに向けて出発する時間。古典落語を7本聞くのである。寝たらどうしよう……


高山正樹 Masaki Takayama
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