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《7月23日(土)-3》
高山正樹氏は沖縄へ。私宇夫方路は、まだまだ東京でやらなければならない仕事があって、ずっと遅れて沖縄入りする予定です。

今日は、八王子龍谷寺の御施餓鬼で、父、隆士さんの朗読会です。会場はいつも山猫合奏団の合わせで使わせていただいているホールです。
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まず白石准さんのピアノ演奏があって、その後、父の出番です。
宮澤賢治の詩を、盛岡弁で朗読します。
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賢治は花巻の生まれです。父によると、花巻弁と盛岡弁は本当は少し違うらしいのですが、賢治が生きていた頃の花巻弁を使える人は、もう滅多にいないと思います。今花巻で生活している人も、すでに当時とは違う言葉を使っています。
盛岡弁も事情は同じですが、父は若い頃に盛岡から東京に出てきたので、そのお陰で、盛岡弁は昔の言葉しか知らないのです。
賢治の生活ぶりや、賢治の弟さんから聞いた話などをはさみながら詩を朗読しました。
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みなさん静かに熱心に聴いてくださいました。
30分ほどかけて4つの詩の朗読終わり、最後にもう一度白石さんのピアノ演奏があって終わりました。

もう年だね、もう最後の方はとても苦しかった。もうあと何回もできないかもしれないと父は言っていましたが、やっぱり八王子まで電車で行って、バスに乗って、坂を上って行くのはちょっと大変だったのかもしれません。高山氏がいれば、車に乗せて行ってくれたのでしょうけれど。

でも逆に、できるうちにやっておこうという気になったらしく、10月あたりに狛江でも朗読会を、と企画をはじめたようです。その時は喜多見狛江周辺の皆様、是非ともおいでください。
(宇夫方路)

【おまけ】
さしずめ、宇夫方隆士氏はスーパー盛岡人?
 ⇒スーパーウチナンチュのこと


《7月23日(土)-2》

【この日呟いたこと】
11:06
アイルランドにフィドルという楽器があることを今朝のBSで知った。バイオリンと全く同じ楽器だが奏法は沖縄の三線の早弾きにものすごく似ている。
まるで打楽器。似ているのは奏法だけではない。人々と音楽の濃密な関係。いずれブログに書く。これから沖縄に向かいます。戻りは8月6日の予定。


あの大震災から135日目……
富士山か……。
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僕は、一度も富士を美しいと思ったことがなかった。だが、太宰治の富獄百景を読んで以来しばらくの間、富士を見つけると、真剣に眺めてみるようになっていた。何故だが今日はそんなことを、太宰の言葉とともに思い出した。

「実際の富士は、鈍角も鈍角、のろくさと拡がり、東西、百二十四度、南北は百十七度、決して、秀抜の、すらと高い山ではない」
「ふと、この山を見つけても、そんなに驚嘆しないだらう。ニツポンのフジヤマを、あらかじめ憧(あこが)れてゐるからこそ、ワンダフルなのであつて、さうでなくて、そのやうな俗な宣伝を、一さい知らず、素朴な、純粋の、うつろな心に、果して、どれだけ訴へ得るか、そのことになると、多少、心細い山である」

沖縄への飛行機、熟睡しているのが常なのだが、この日は起きていた。昼の便ということもあるが、どうしても沖縄へ着く前に読み終えておきたいものがあったのだ。
大城立裕氏の新作「普天間よ」。
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 ⇒毎日新聞に掲載された「普天間よ」のこと
 ⇒朝日新聞に掲載された「普天間よ」のこと
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胸が熱くなった。何故か…、説明し難い。いずれ、言葉が見つかれば、その時に別途記事にて書く。

カミサンの実家。
着けばまず、沖縄タイムスに目を通す。「普天間よ」のことが、大きく取り上げられていた。
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「沖縄の心 ゆるがぬ深さ」
そりゃそうなのだが……
それから、今日からキジムナーフェスタが始まったという記事も。
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といって、特にそれらのことを話題にすることも無く……
虚ろな「深さ」に戸惑っている暇もなく、オリオンビールは夏バージョンなのだ。
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7月23日土曜日: 旅立つ日の朝

《7月23日(土)-1》
東日本大震災から135日目……
大きなプランターに移して、寄り添う支持棒を立てて、去年からずっと張りっぱなしのネットまでの道筋をつけて、それから沖縄へ出発したかったのだが、なんやかやで間に合わなかった。

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あの3.11以来、全てのことが何かの象徴に思える。神経症と揶揄されても構わない。多くの偉大な芸術家がそうであったように、もちろん、僕は彼らの足元にも及ばないわけなのだが、それが何かの原動力になっている。「何か」とは、決して政治であるわけもなく、上滑りした原発の存否のことでもなく、というか、原発こそが「何か」の影なのだと思っている。
※この記事は、オヤジが息を引き取った日の翌日、2011年夏の終わりの日の朝に書き直している。

そしてM.A.P.after5は、やっと2011年の、沖縄ツアーへと繋がったのである。


高山正樹 Masaki Takayama
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