12月16日金曜日: 京都にて「検出効率」を考える
《10月22日(土)-1》
大震災から226日目……
朝起きて、まず線量計を見た。

娘を見送って、僕は呟き始めた。
【この日呟いたこと……】
8:33
只今京都御所近く。時代祭は雨につき明日に順延。鞍馬の火祭りは午後6時から。
今夜、僕は、47年ぶりに鞍馬へ行く。47年前は親父に連れて行かれた。その親父の49日を先日済ませた。今日は娘と向こうで待ち合わせている。
こんな日ぐらい、パソコンから離れればいいのに、あんまり低くないこの部屋の線量がいけないのだ。
9:56
セシウムを体に取り込まないようにするためにナトリウムを採れって、僕、医者からできれば塩分摂取0にしろくらい言われているのに。3.11以来、合併症にさせられちゃったようなもんだ。
あんまり気の利いた呟きじゃあない。でも、このところのなんとも落ち着かないこの感覚を、合併症になぞらえて考えてみたいと、ずっと僕は思っている。
“測ってガイガー!”のサイトで、この近所の測定地点を探してみた。
そしてふたつ見つけた。

僕は線量計も持って部屋を出た。
まずは鴨川の橋の上。サイトでは一ヶ月以上前の9月10日、0.05μSvと低い数値。あまり聞いたことのない線量計であったが……

REDAXは相変わらず高い。信頼しているシンチのDoseもしかし0.10μSv、おいおい、全く違うじゃないか。
もう一箇所、相国寺の門前。サイトの数値は0.08、これは政府公認、堀場のRadiの計測数値。

ほう、やっぱり堀場とDoseは同じような値を出す。
結局のところ、なんだか落ち着かない測定結果で、気分は晴れない。
昨晩の深夜にデジカメに収めた画像なのだが、ネットでこんな番組を見ていたのだ。
ニコニコ生放送 「緊急報告!アナタの食べ物は大丈夫?~放射線による食品汚染の実態に迫る~」

この番組で早野龍五氏が使用していたスライドが、朝、ネットに公開されていた。
⇒http://www.slideshare.net/RyuHayano/nicohou
この中で、放射線スペクトルの読み取り方が解説されている。
放射性分子が崩壊する時に出すエネルギーは、核種によって違う。そこで、どれだけのエネルギーの放射線を何回拾ったかによって、放射性物質の汚染の種類と、汚染度合いを測るというのが測定器の仕組みである。
ただ、どんなに優秀な測定器でも、検体から放出される放射線を全て拾えるわけではない。そのくらいのことは知っていた。しかし、それは100個出た放射線のうち何個捉えることができるかというようなことだろうと思っていたのだが、どうもそんな単純なことではなかったらしい。
確かに検体から出た放射線の何%かは測定器に当らない。これを早野氏は「ハズレ」という。また測定器に当っても、そのまま抜けていってしまう場合があり、これを「透過」という。測定器は「ハズレ」にも「透過」にも反応しない。
放射線が測定器に当った場合、測定器はどれだけのエネルギーを持った放射線が何個当ったかを記録することになる。そのデータは、横軸にエネルギー、縦軸に個数を表示するグラフにされる。つまり「横軸の数値」×「縦軸の数値」が放射線の強さの総量となるわけだが、重要なのは横軸のどの場所に山(ピーク)があるかによって、核種が特定するということなのである。
しかし、測定器が核種固有のエネルギーをきちっと記録するのは、放射線が測定器にちゃんと当った場合のみで、これが「大当たり」なのだが、ところが必ずしもきちっと当らない。ちょっと当って滑って逃げていってしまったりする。これを「コンプトン散乱」、早野氏は「当て逃げ」と呼ぶ。この「当て逃げ」は、どのくらい滑ったかによってエネルギーの数値はまちまちである。もちろん「大当たり」の場合よりは小さいが。
もうひとつ、測定器とは反対側の鉛の壁に跳ね返ってその後で測定器に当る場合もあって、これを「とばっちり」と早野氏は名づける。エネルギーはもちろん「大当たり」よりだいぶ低いが、解説のグラフを見る限り、エネルギーの数値はおおむね一定のように思われる。
氏はこれ以外の場合を説明してはいないが、きっと「とばっちり」の中にも、さらに測定器にちょっと当って滑っていく奴もあるに違いない。
加えて、放射線の核種は一種類ではない。それらが複雑に絡み合っているので、明確な数値を読み取ることなど不可能ということのようだ。
ともかく、例えばもしセシウムに汚染されているのならば、グラフの横軸のセシウム固有のエネルギー位置にピークが現れるはずである。しかし、単純にその位置の縦軸がセシウムの量を著しているわけではない。そこからセシウム以外の分を差し引かなければならない。
バックグラウンド(空間放射線)の影響は鉛の器の中に検体を入れることで遮断できるが、問題は検体に自然に含まれるカリウムの「当て逃げ」で、これをきちんと読み取って引いてやらないと、正確な数値が得られないということらしいのだ。
もちろん、実際の測定では、もっと複雑な要素があるに違いない。この番組では、そのくらい測定は難しいものだということも説明したかったのであろうか。その点はなかなか面白かった。しかしである。
どうも番組の場を支配する緩い雰囲気は、間違って測定するとセシウムの数値を高く評価してしてしまいますよ、最近結構そういう測定が多くて、本当はそれほど汚染されていないのに、だから素人の測定は弱っちゃうよね、みたいな感じに満ちていた。
そこで、部屋に戻った僕は、またPCからツイッターで早野氏にこんな質問をしてみたのである。
13:04
セシウム自体の「はずれ」とか「透過」とかはどのように拾っているのでしょうか?
カリウムの影響を考慮できないような人が計測しているというのならば、「はずれ」とか「透過」を忘れて、数値を低く発表する場合だってありそうなことではないか、僕はそう思って敢えて聞いてみたのである。
すると早野氏から、すぐに次のような返信があった。
「当たり/(はずれ+透過+当たり+当て逃げ+とばっちり)= 検出効率」
フォローの多い有名人から返信があったりすると、途端に何人かが反応する。
「先生質問!楽しい物理の授業」
いったいこういう方は、これで何が言いたかったのだろう。よく分からないが、僕は少し違うことを考えていたのである。
僕はさらに続けて聞いてみた。
13:22
それ(検出効率)は計測機器によって違うのでしょうか。核種によっても違うのでしょうか。
残念ながら氏からもう返事は無かった。
ネットで検索したら、こんな記述を見つけた。
「線源から放出される放射線の数に対する検出器の計数値の比。Sを線源の放射能(Bq)、rをスケーラ等の放射線検出器で得られる計数値cps(カウントパーセコンド)とすると、検出効率εはε=r/Sで与えられる。検出効率εは、幾何学的影響(線源と検出器間の距離)、線源の影響(線源の自己吸収)、検出器の影響(検出器自身の固有の効率)等の種々の因子を含む」
答えていただけなかった理由がわかるような気がする。つまりかなり複雑なのだ。ツイッターで簡単に答えられるようなものではなさそうである。
しかし、僕が問題だと思うのは、検出効率が「検出器自身の固有の効率」にも影響されるということだ。これは、いったい誰がどうやって決めるのか。どんなに正確にスペクトルを読み取っても、検出効率が任意では、それが動いてしまえば全く違う結果がでるということではないか。
例の堀場の線量計は、低めに出るように調整されているという噂が絶えない。食料の汚染を測るためにあちこちで使われ始めた測定器の検出効率に、もし仮に恣意的な要素が加味されているとしたら、そんなことがあっても不思議でないような日本なのである。
僕は全くの素人である。間違っていたら、是非ご指摘いただきたい。
13:33
(合併症の続き)3.11以来、沖縄のことがなかなか考えられなくなった。合併症にたとえてみたくなった。3.11以前は「オキナワ」と「ゲンパツ」は同じ図式で考えられたのに、「フクシマ」は同じ処方箋では処理できなくなったというようなこと。いずれブログに書く。
13:39
(合併症の続き、その2)考えてみれば、一役者でありたいと思うことと沖縄を考えること、そして芝居と音楽、どちらも処方箋の違う病にかかった合併症だったのかもしれないなあ。
僕はやっとパソコンを閉じて、鞍馬へ向かった。もちろん線量計を持って。
大震災から226日目……
朝起きて、まず線量計を見た。

娘を見送って、僕は呟き始めた。
【この日呟いたこと……】
8:33
只今京都御所近く。時代祭は雨につき明日に順延。鞍馬の火祭りは午後6時から。
今夜、僕は、47年ぶりに鞍馬へ行く。47年前は親父に連れて行かれた。その親父の49日を先日済ませた。今日は娘と向こうで待ち合わせている。
こんな日ぐらい、パソコンから離れればいいのに、あんまり低くないこの部屋の線量がいけないのだ。
9:56
セシウムを体に取り込まないようにするためにナトリウムを採れって、僕、医者からできれば塩分摂取0にしろくらい言われているのに。3.11以来、合併症にさせられちゃったようなもんだ。
あんまり気の利いた呟きじゃあない。でも、このところのなんとも落ち着かないこの感覚を、合併症になぞらえて考えてみたいと、ずっと僕は思っている。
“測ってガイガー!”のサイトで、この近所の測定地点を探してみた。
そしてふたつ見つけた。

僕は線量計も持って部屋を出た。
まずは鴨川の橋の上。サイトでは一ヶ月以上前の9月10日、0.05μSvと低い数値。あまり聞いたことのない線量計であったが……

REDAXは相変わらず高い。信頼しているシンチのDoseもしかし0.10μSv、おいおい、全く違うじゃないか。
もう一箇所、相国寺の門前。サイトの数値は0.08、これは政府公認、堀場のRadiの計測数値。

ほう、やっぱり堀場とDoseは同じような値を出す。
結局のところ、なんだか落ち着かない測定結果で、気分は晴れない。
昨晩の深夜にデジカメに収めた画像なのだが、ネットでこんな番組を見ていたのだ。
ニコニコ生放送 「緊急報告!アナタの食べ物は大丈夫?~放射線による食品汚染の実態に迫る~」

この番組で早野龍五氏が使用していたスライドが、朝、ネットに公開されていた。
⇒http://www.slideshare.net/RyuHayano/nicohou
この中で、放射線スペクトルの読み取り方が解説されている。
放射性分子が崩壊する時に出すエネルギーは、核種によって違う。そこで、どれだけのエネルギーの放射線を何回拾ったかによって、放射性物質の汚染の種類と、汚染度合いを測るというのが測定器の仕組みである。
ただ、どんなに優秀な測定器でも、検体から放出される放射線を全て拾えるわけではない。そのくらいのことは知っていた。しかし、それは100個出た放射線のうち何個捉えることができるかというようなことだろうと思っていたのだが、どうもそんな単純なことではなかったらしい。
確かに検体から出た放射線の何%かは測定器に当らない。これを早野氏は「ハズレ」という。また測定器に当っても、そのまま抜けていってしまう場合があり、これを「透過」という。測定器は「ハズレ」にも「透過」にも反応しない。
放射線が測定器に当った場合、測定器はどれだけのエネルギーを持った放射線が何個当ったかを記録することになる。そのデータは、横軸にエネルギー、縦軸に個数を表示するグラフにされる。つまり「横軸の数値」×「縦軸の数値」が放射線の強さの総量となるわけだが、重要なのは横軸のどの場所に山(ピーク)があるかによって、核種が特定するということなのである。
しかし、測定器が核種固有のエネルギーをきちっと記録するのは、放射線が測定器にちゃんと当った場合のみで、これが「大当たり」なのだが、ところが必ずしもきちっと当らない。ちょっと当って滑って逃げていってしまったりする。これを「コンプトン散乱」、早野氏は「当て逃げ」と呼ぶ。この「当て逃げ」は、どのくらい滑ったかによってエネルギーの数値はまちまちである。もちろん「大当たり」の場合よりは小さいが。
もうひとつ、測定器とは反対側の鉛の壁に跳ね返ってその後で測定器に当る場合もあって、これを「とばっちり」と早野氏は名づける。エネルギーはもちろん「大当たり」よりだいぶ低いが、解説のグラフを見る限り、エネルギーの数値はおおむね一定のように思われる。
氏はこれ以外の場合を説明してはいないが、きっと「とばっちり」の中にも、さらに測定器にちょっと当って滑っていく奴もあるに違いない。
加えて、放射線の核種は一種類ではない。それらが複雑に絡み合っているので、明確な数値を読み取ることなど不可能ということのようだ。
ともかく、例えばもしセシウムに汚染されているのならば、グラフの横軸のセシウム固有のエネルギー位置にピークが現れるはずである。しかし、単純にその位置の縦軸がセシウムの量を著しているわけではない。そこからセシウム以外の分を差し引かなければならない。
バックグラウンド(空間放射線)の影響は鉛の器の中に検体を入れることで遮断できるが、問題は検体に自然に含まれるカリウムの「当て逃げ」で、これをきちんと読み取って引いてやらないと、正確な数値が得られないということらしいのだ。
もちろん、実際の測定では、もっと複雑な要素があるに違いない。この番組では、そのくらい測定は難しいものだということも説明したかったのであろうか。その点はなかなか面白かった。しかしである。
どうも番組の場を支配する緩い雰囲気は、間違って測定するとセシウムの数値を高く評価してしてしまいますよ、最近結構そういう測定が多くて、本当はそれほど汚染されていないのに、だから素人の測定は弱っちゃうよね、みたいな感じに満ちていた。
そこで、部屋に戻った僕は、またPCからツイッターで早野氏にこんな質問をしてみたのである。
13:04
セシウム自体の「はずれ」とか「透過」とかはどのように拾っているのでしょうか?
カリウムの影響を考慮できないような人が計測しているというのならば、「はずれ」とか「透過」を忘れて、数値を低く発表する場合だってありそうなことではないか、僕はそう思って敢えて聞いてみたのである。
すると早野氏から、すぐに次のような返信があった。
「当たり/(はずれ+透過+当たり+当て逃げ+とばっちり)= 検出効率」
フォローの多い有名人から返信があったりすると、途端に何人かが反応する。
「先生質問!楽しい物理の授業」
いったいこういう方は、これで何が言いたかったのだろう。よく分からないが、僕は少し違うことを考えていたのである。
僕はさらに続けて聞いてみた。
13:22
それ(検出効率)は計測機器によって違うのでしょうか。核種によっても違うのでしょうか。
残念ながら氏からもう返事は無かった。
ネットで検索したら、こんな記述を見つけた。
「線源から放出される放射線の数に対する検出器の計数値の比。Sを線源の放射能(Bq)、rをスケーラ等の放射線検出器で得られる計数値cps(カウントパーセコンド)とすると、検出効率εはε=r/Sで与えられる。検出効率εは、幾何学的影響(線源と検出器間の距離)、線源の影響(線源の自己吸収)、検出器の影響(検出器自身の固有の効率)等の種々の因子を含む」
答えていただけなかった理由がわかるような気がする。つまりかなり複雑なのだ。ツイッターで簡単に答えられるようなものではなさそうである。
しかし、僕が問題だと思うのは、検出効率が「検出器自身の固有の効率」にも影響されるということだ。これは、いったい誰がどうやって決めるのか。どんなに正確にスペクトルを読み取っても、検出効率が任意では、それが動いてしまえば全く違う結果がでるということではないか。
例の堀場の線量計は、低めに出るように調整されているという噂が絶えない。食料の汚染を測るためにあちこちで使われ始めた測定器の検出効率に、もし仮に恣意的な要素が加味されているとしたら、そんなことがあっても不思議でないような日本なのである。
僕は全くの素人である。間違っていたら、是非ご指摘いただきたい。
13:33
(合併症の続き)3.11以来、沖縄のことがなかなか考えられなくなった。合併症にたとえてみたくなった。3.11以前は「オキナワ」と「ゲンパツ」は同じ図式で考えられたのに、「フクシマ」は同じ処方箋では処理できなくなったというようなこと。いずれブログに書く。
13:39
(合併症の続き、その2)考えてみれば、一役者でありたいと思うことと沖縄を考えること、そして芝居と音楽、どちらも処方箋の違う病にかかった合併症だったのかもしれないなあ。
僕はやっとパソコンを閉じて、鞍馬へ向かった。もちろん線量計を持って。
12月14日水曜日: 分からないことに苛立っている
《10月20日(木)》
大震災から224日目……
β線にも反応するというRADEX1706の数値が、ともかく揺れる。そして線量の高い僕の書斎兼寝室で測ると、0.18程度の値が出ることもある。川崎市が対応基準としている放射線の数値は0.19、ほぼ同じ、もっともその基準は親切にすぎると、川崎市は他の行政から批判されているらしい。因みに横浜市は0.59である。つまり、0.18なんてガタガタ騒ぐような値ではないということなのかもしれない。
さらに、例えば3月15日の新宿の線量は0.8だったというし、あるいは5月3日の福島県双葉郡の放射線量は1.7であったというのだから、0.18なんてきれいなもんだ。
しかしこういう比較がいけないのだろう。
「なぜわざわざ福島県の線量と比べる必要があるのか、福島は危険だがここは大丈夫とでも言いたいのか」
首都圏も危険だと考える人たちからも、福島を安全という人たちからも、双方から批判されそうである。
「自分さえ安全であればいいという身勝手なデータだ」
RADEX1706の数値はやはり揺れる。本当なら複数回測って平均を取る必要があるらしい。DoseRAE2の方はPCに繋いでログを取ることができるのだが、RADEXはずっと見ていなければならない。しかしそんな悠長なことをやっているほどヒマではない。それでもポンと数値が跳ね上がる瞬間がやはり気になる。
RADEXは、線量が高くなると警告音が鳴る。デフォルトで0.3μSv/h以上で鳴るように設定されている。今までは、この書斎の線量が高くても、また大きく揺れても、警告音が鳴ったことはない。そこで設定値を変えてみた。

0.2くらいでどうだろう。

準備完了。

さて早速に。

RADEX、七変化。案の定時々警報がピッピと鳴る。といって表示が0.2を上回ることはない。瞬間0.2を越えるらしいが、一定時間の平均にするとそれ以下ということか。それでもピッピコピッピコ鳴った後は、数値が高めになる。しばらくこの状態で使ってみよう。
その間、Doseはおとなしくずっと0.11μSv/hを示していた。

ちょいとRADEXで、書斎のあっちこっちを測ってみることにした。
まずガラスが閉まっている本棚の中。

特に変わったことはない。部屋の中のいつもと同じような傾向である。
布団やソファーや座布団なんかはどうなんだろう。

ちょいと高いような気もするが、あんまり変わらない。
ネットあたりに何か情報はないものかと探してみたのだが。
なんでもDoseRAE2は表面の小さな+印のところで測っているらしい。

RADEX1706の方は裏面の格子の奥にガイガー管が入っている。1706は上位機種なので左右2本。

そこでこんな風に測ってみたりしたのだが、特に変化なし。

俺はいったい何をやっているんだろう。
ネットで、昨日19日発売の週刊文春に、築地や大手スーパーで売られている海産物の汚染を調べた結果が載っているという情報があったので、手に入れた。

なんで週刊誌は、10月27日発行のものを18日に発売するんだ。

いくら目を擦ってみても、眼球にへばりついたゼラチン状の物体が拭い去れない。ムシャクシャして、僕は酷く苛立っている。
大震災から224日目……
β線にも反応するというRADEX1706の数値が、ともかく揺れる。そして線量の高い僕の書斎兼寝室で測ると、0.18程度の値が出ることもある。川崎市が対応基準としている放射線の数値は0.19、ほぼ同じ、もっともその基準は親切にすぎると、川崎市は他の行政から批判されているらしい。因みに横浜市は0.59である。つまり、0.18なんてガタガタ騒ぐような値ではないということなのかもしれない。
さらに、例えば3月15日の新宿の線量は0.8だったというし、あるいは5月3日の福島県双葉郡の放射線量は1.7であったというのだから、0.18なんてきれいなもんだ。
しかしこういう比較がいけないのだろう。
「なぜわざわざ福島県の線量と比べる必要があるのか、福島は危険だがここは大丈夫とでも言いたいのか」
首都圏も危険だと考える人たちからも、福島を安全という人たちからも、双方から批判されそうである。
「自分さえ安全であればいいという身勝手なデータだ」
RADEX1706の数値はやはり揺れる。本当なら複数回測って平均を取る必要があるらしい。DoseRAE2の方はPCに繋いでログを取ることができるのだが、RADEXはずっと見ていなければならない。しかしそんな悠長なことをやっているほどヒマではない。それでもポンと数値が跳ね上がる瞬間がやはり気になる。
RADEXは、線量が高くなると警告音が鳴る。デフォルトで0.3μSv/h以上で鳴るように設定されている。今までは、この書斎の線量が高くても、また大きく揺れても、警告音が鳴ったことはない。そこで設定値を変えてみた。

0.2くらいでどうだろう。

準備完了。

さて早速に。


その間、Doseはおとなしくずっと0.11μSv/hを示していた。

ちょいとRADEXで、書斎のあっちこっちを測ってみることにした。
まずガラスが閉まっている本棚の中。

特に変わったことはない。部屋の中のいつもと同じような傾向である。
布団やソファーや座布団なんかはどうなんだろう。

ちょいと高いような気もするが、あんまり変わらない。
ネットあたりに何か情報はないものかと探してみたのだが。
なんでもDoseRAE2は表面の小さな+印のところで測っているらしい。

RADEX1706の方は裏面の格子の奥にガイガー管が入っている。1706は上位機種なので左右2本。

そこでこんな風に測ってみたりしたのだが、特に変化なし。

俺はいったい何をやっているんだろう。
ネットで、昨日19日発売の週刊文春に、築地や大手スーパーで売られている海産物の汚染を調べた結果が載っているという情報があったので、手に入れた。

なんで週刊誌は、10月27日発行のものを18日に発売するんだ。

いくら目を擦ってみても、眼球にへばりついたゼラチン状の物体が拭い去れない。ムシャクシャして、僕は酷く苛立っている。
12月12日月曜日: さて、どうしてやろうか
《10月19日(水)》
大震災から223日目……
五日ぶりに事務所の外で線量を測った。

へえ、0.06μSv/h、ちょっと低め。低いことはいいことだけれど、じゃあ今まで高めだったのは何故か、その方が気持ちが悪い。何度も言うが、外部被曝という意味では、きっと左程に問題視する数値ではないのだろう。ただ、空間を漂っているのかもしれないα線とβ線を放射する核種の存在が気になるのだ。
だが結局、僕にはその存否を知る術がない。どんなに頑張って、自分で調べて考えろといっても、ひとりやふたりの力では不可能事であるというのが、たどり着いた結論である。ならばここから先、どうするか。
自宅。雨どいの出口で測ってみた。

0.12μSv/h、それなりの数値。
「それなりってなんだ」
「それなりって、だからそれなりさ」
もちろん、こうしていつも線量計を持って、ちょいちょい立ち止まって測っているのは、最低限の危機管理だと思っているのだが、それ以上に、周りに存在する危機を、個人が察知できるものなのかどうか、それこそを知りたいと思っているのである。しかし、どうやらそいつが怪しいということがはっきりしてきたわけだ。
「だろ、だからさ、考えたってしかたないんだよ。きっと放射能なんて大したことないし、楽しくやろうぜ」
「いや、そいつは違う。お前は俺の話を聞いちゃいないらしい。俺は、リスクのことを語っているんじゃない。もっと違う何かに拘っている。」
家の中は0.05μSv/h。

「じゃあ、家の中でジッとしてりゃあいいじゃん」
「お前と遊んでも、ちっとも面白くない」
選択する道は、まだいくつもある。
それから……
1983年に、僕がショーペンハウエルを嫌悪しながら書いた日記。是非ともお読み頂きたいと思うのである。
⇒社長とは呼ばないで《1983年7月18日のノート》
【追伸】
ツイッターで僕は竹田圭吾にブロックされている。その竹田圭吾が「江川紹子さんという人は本当に凄い」と呟いたらしい。さすがにあんなワイドショーにぬくぬくと出続けるだけのことはある。
また、竹田圭吾のこんなツイートを見つけた。
「経済学って誰もが経済学を学ばなくても済むためにそもそも存在するのではないのか」
「専門家はみんなが専門家になる必要がなくなるために存在してると言い換えてもいい」
これは理念としてはその通りであろう。だが、専門家は往々にして民衆から真実を隠す役割を果たしてきた。特に「有事」はそうであった。その認識が竹田や江川には決定的に欠けている。
グーグル検索が人間の脳の一部になったという言説に対して、竹田は「だから人類はこんなバカになったのか」とおちゃらけて呟いてみせた。しかし人類の新歩は、脳の外部に記憶媒体を獲得してきた歴史的出来事と切り離して考えることはできない。まずは太古まで遡る。寿命が三世代同居できるまで延びた時から、つまり自分の子世代が子供を生むまで生きていられるほどの寿命を獲得した時から人類の劇的な進歩が始まったのだ。親が経験した子育ての知恵を格納する外部記憶媒体を人類は獲得したのである。子供を生み育てる際の重要な知恵を切実に必要とした時、傍に生きた助言をくれる母親がいた。この親の脳そのものが、まずはじめに人類が獲得した外部記憶媒体であったのだ。
その次の革命は文字の発明である。さらに印刷技術による書物の出現で、外部記憶媒体は劇的変化発展したのである。人間は過去から現在まで、全ての知識を格納する第二の頭脳を手に入れたのである。
そして今や人類は、インターネットという巨大な外部頭脳の出現に歓喜し、そして戸惑っている。
こうした文明進化に対して、根本的な批判は可能だろう。が、竹田圭吾の「人類バカ」発言はそれとは全く事情を異にする「下衆」な言説である。
インターネット以前、書物もまた、豊富な知識とともに膨大な間違いをも頒布してきたのだ。それを正してきたのは専門家だけではない。むしろ何物とも利権関係を待たず、柵(しがらみ)の一切無い多くの無名の読者たちであったということを忘れてはならない。
竹田圭吾曰く「馬鹿は無視するに限る」、笑止である。
大震災から223日目……
五日ぶりに事務所の外で線量を測った。

へえ、0.06μSv/h、ちょっと低め。低いことはいいことだけれど、じゃあ今まで高めだったのは何故か、その方が気持ちが悪い。何度も言うが、外部被曝という意味では、きっと左程に問題視する数値ではないのだろう。ただ、空間を漂っているのかもしれないα線とβ線を放射する核種の存在が気になるのだ。
だが結局、僕にはその存否を知る術がない。どんなに頑張って、自分で調べて考えろといっても、ひとりやふたりの力では不可能事であるというのが、たどり着いた結論である。ならばここから先、どうするか。
自宅。雨どいの出口で測ってみた。

0.12μSv/h、それなりの数値。
「それなりってなんだ」
「それなりって、だからそれなりさ」
もちろん、こうしていつも線量計を持って、ちょいちょい立ち止まって測っているのは、最低限の危機管理だと思っているのだが、それ以上に、周りに存在する危機を、個人が察知できるものなのかどうか、それこそを知りたいと思っているのである。しかし、どうやらそいつが怪しいということがはっきりしてきたわけだ。
「だろ、だからさ、考えたってしかたないんだよ。きっと放射能なんて大したことないし、楽しくやろうぜ」
「いや、そいつは違う。お前は俺の話を聞いちゃいないらしい。俺は、リスクのことを語っているんじゃない。もっと違う何かに拘っている。」
家の中は0.05μSv/h。

「じゃあ、家の中でジッとしてりゃあいいじゃん」
「お前と遊んでも、ちっとも面白くない」
選択する道は、まだいくつもある。
それから……
1983年に、僕がショーペンハウエルを嫌悪しながら書いた日記。是非ともお読み頂きたいと思うのである。
⇒社長とは呼ばないで《1983年7月18日のノート》
【追伸】
ツイッターで僕は竹田圭吾にブロックされている。その竹田圭吾が「江川紹子さんという人は本当に凄い」と呟いたらしい。さすがにあんなワイドショーにぬくぬくと出続けるだけのことはある。
また、竹田圭吾のこんなツイートを見つけた。
「経済学って誰もが経済学を学ばなくても済むためにそもそも存在するのではないのか」
「専門家はみんなが専門家になる必要がなくなるために存在してると言い換えてもいい」
これは理念としてはその通りであろう。だが、専門家は往々にして民衆から真実を隠す役割を果たしてきた。特に「有事」はそうであった。その認識が竹田や江川には決定的に欠けている。
グーグル検索が人間の脳の一部になったという言説に対して、竹田は「だから人類はこんなバカになったのか」とおちゃらけて呟いてみせた。しかし人類の新歩は、脳の外部に記憶媒体を獲得してきた歴史的出来事と切り離して考えることはできない。まずは太古まで遡る。寿命が三世代同居できるまで延びた時から、つまり自分の子世代が子供を生むまで生きていられるほどの寿命を獲得した時から人類の劇的な進歩が始まったのだ。親が経験した子育ての知恵を格納する外部記憶媒体を人類は獲得したのである。子供を生み育てる際の重要な知恵を切実に必要とした時、傍に生きた助言をくれる母親がいた。この親の脳そのものが、まずはじめに人類が獲得した外部記憶媒体であったのだ。
その次の革命は文字の発明である。さらに印刷技術による書物の出現で、外部記憶媒体は劇的変化発展したのである。人間は過去から現在まで、全ての知識を格納する第二の頭脳を手に入れたのである。
そして今や人類は、インターネットという巨大な外部頭脳の出現に歓喜し、そして戸惑っている。
こうした文明進化に対して、根本的な批判は可能だろう。が、竹田圭吾の「人類バカ」発言はそれとは全く事情を異にする「下衆」な言説である。
インターネット以前、書物もまた、豊富な知識とともに膨大な間違いをも頒布してきたのだ。それを正してきたのは専門家だけではない。むしろ何物とも利権関係を待たず、柵(しがらみ)の一切無い多くの無名の読者たちであったということを忘れてはならない。
竹田圭吾曰く「馬鹿は無視するに限る」、笑止である。
(2011/12/12記:高山正樹)
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12月 5日月曜日: 機内での線量計測実験その2
《10月17日(月)-2》
宮崎空港。
手荷物検査、線量計ふたつ、いったいⅩ線にどんな反応を示すのか、検査官も興味深々だった。

でも、時間が短すぎたのか、機械から出てきてあっという間に元に戻ってしまったのか、数値に変化は表れず、検査官ともどもちょっと拍子抜け。さすがにもう一回、機械の中に暫らく留め置いてとまでは言い出せず、実験成果なし。
一昨日の往きの飛行機での計測値は正しかったのだろうか。帰りは上昇時から測り始めることにした。
16:10、飛び立つ前の機内の数値は……

RADEXの示す値は0.10μSv/h、DoseRAE2は0.06μSv/h、やはり往きの計測の最後の数値(宮崎空港到着時の機内の値)が異常に低かったのは、何か原因があったのだろうけれど、それが何なのか、想像もつかない。
16:14、機体上昇中。


16:16
RADEX:0.15
DoseRAE2:0.09

16:17
RADEX:0.54
DoseRAE2:0.04
※なぜかDoseの数値が下がった。

16:21
RADEX:0.71
DoseRAE2:0.05

16:21
RADEX:0.81
DoseRAE2:0.06

16:22
RADEX:1.01
DoseRAE2:0.07

16:23
RADEX:1.19
DoseRAE2:0.08

16:24
RADEX:1.26
DoseRAE2:0.10

16:25
RADEX:1.46
DoseRAE2:0.11

16:26
RADEX:1.79
DoseRAE2:0.13

16:27
RADEX:2.01
DoseRAE2:0.14
※この日のRADEXは、ここらあたりが最高値であった。

16:31
RADEX:1.97
DoseRAE2:0.20

16:31
RADEX:1.88
DoseRAE2:0.21

16:32
RADEX:1.95
DoseRAE2:0.22

16:32
RADEX:1.93
DoseRAE2:0.23
※Doseも打ち止め。
結局、上空で安定した数値は、おおよそRADEXが2μ、DoseRAE2がその1/10くらいである。いったい何故だ。
17:00頃、飛行機は下降を始めた。

17:02
RADEX:1.81
DoseRAE2:0.18

17:03
RADEX:1.55
DoseRAE2:0.18

17:04
RADEX:1.44
DoseRAE2:0.17

17:04
RADEX:1.14
DoseRAE2:0.16

17:05
RADEX:1.13
DoseRAE2:0.15

17:05
RADEX:1.06
DoseRAE2:0.15

17:06
RADEX:0.99
DoseRAE2:0.14

17:06
RADEX:0.84
DoseRAE2:0.13

17:07
RADEX:0.61
DoseRAE2:0.12

17:08
RADEX:0.54
DoseRAE2:0.11

17:09
RADEX:0.53
DoseRAE2:0.10
雲海の中で少し揺れ、17:11、やがて雲の下の海が見えてくる。


17:12
RADEX:0.29
DoseRAE2:0.07

17:16
RADEX:0.12
DoseRAE2:0.04

17:19
RADEX:0.09
DoseRAE2:0.03

17:20
RADEX:0.08
DoseRAE2:0.03

17:22
RADEX:0.07
DoseRAE2:0.02
上昇時、例えばRADEXがおよそ1.00の時、DoseRAE2は0.10に満たないが、それが下降時は0.15くらい、つまりRADEXよりDoseRAE2の方が反応が悪いということなのであろう。下降時のRADEXとDoseRAE2の数値の食い違いは、往きの計測とほぼ同じであった。それにしてもRADEXとDoseRAE2の示す値が違いすぎる。
また、着陸に向けてやはりDoseRAE2の数値が極端に下がっていく。RADEXも若干低目だがその比ではない。
着地して、機体がターミナルに移動するうちに、数値が納得できる値に近づいていった。
17:32、RADEXが0.11、DoseRAE2が0.09……

20:11、喜多見の事務所に戻って、室内で線量を測ってみた。

RADEX:0.10、DoseRAE2:0.06、いつもの見慣れた数値であった。
宮崎空港。
手荷物検査、線量計ふたつ、いったいⅩ線にどんな反応を示すのか、検査官も興味深々だった。

でも、時間が短すぎたのか、機械から出てきてあっという間に元に戻ってしまったのか、数値に変化は表れず、検査官ともどもちょっと拍子抜け。さすがにもう一回、機械の中に暫らく留め置いてとまでは言い出せず、実験成果なし。
一昨日の往きの飛行機での計測値は正しかったのだろうか。帰りは上昇時から測り始めることにした。
16:10、飛び立つ前の機内の数値は……

RADEXの示す値は0.10μSv/h、DoseRAE2は0.06μSv/h、やはり往きの計測の最後の数値(宮崎空港到着時の機内の値)が異常に低かったのは、何か原因があったのだろうけれど、それが何なのか、想像もつかない。
16:14、機体上昇中。


16:16
RADEX:0.15
DoseRAE2:0.09

16:17
RADEX:0.54
DoseRAE2:0.04
※なぜかDoseの数値が下がった。

16:21
RADEX:0.71
DoseRAE2:0.05

16:21
RADEX:0.81
DoseRAE2:0.06

16:22
RADEX:1.01
DoseRAE2:0.07

16:23
RADEX:1.19
DoseRAE2:0.08

16:24
RADEX:1.26
DoseRAE2:0.10

16:25
RADEX:1.46
DoseRAE2:0.11

16:26
RADEX:1.79
DoseRAE2:0.13

16:27
RADEX:2.01
DoseRAE2:0.14
※この日のRADEXは、ここらあたりが最高値であった。

16:31
RADEX:1.97
DoseRAE2:0.20

16:31
RADEX:1.88
DoseRAE2:0.21

16:32
RADEX:1.95
DoseRAE2:0.22

16:32
RADEX:1.93
DoseRAE2:0.23
※Doseも打ち止め。
結局、上空で安定した数値は、おおよそRADEXが2μ、DoseRAE2がその1/10くらいである。いったい何故だ。
17:00頃、飛行機は下降を始めた。

17:02
RADEX:1.81
DoseRAE2:0.18

17:03
RADEX:1.55
DoseRAE2:0.18

17:04
RADEX:1.44
DoseRAE2:0.17

17:04
RADEX:1.14
DoseRAE2:0.16

17:05
RADEX:1.13
DoseRAE2:0.15

17:05
RADEX:1.06
DoseRAE2:0.15

17:06
RADEX:0.99
DoseRAE2:0.14

17:06
RADEX:0.84
DoseRAE2:0.13

17:07
RADEX:0.61
DoseRAE2:0.12

17:08
RADEX:0.54
DoseRAE2:0.11

17:09
RADEX:0.53
DoseRAE2:0.10
雲海の中で少し揺れ、17:11、やがて雲の下の海が見えてくる。


17:12
RADEX:0.29
DoseRAE2:0.07

17:16
RADEX:0.12
DoseRAE2:0.04

17:19
RADEX:0.09
DoseRAE2:0.03

17:20
RADEX:0.08
DoseRAE2:0.03

17:22
RADEX:0.07
DoseRAE2:0.02
上昇時、例えばRADEXがおよそ1.00の時、DoseRAE2は0.10に満たないが、それが下降時は0.15くらい、つまりRADEXよりDoseRAE2の方が反応が悪いということなのであろう。下降時のRADEXとDoseRAE2の数値の食い違いは、往きの計測とほぼ同じであった。それにしてもRADEXとDoseRAE2の示す値が違いすぎる。
また、着陸に向けてやはりDoseRAE2の数値が極端に下がっていく。RADEXも若干低目だがその比ではない。
着地して、機体がターミナルに移動するうちに、数値が納得できる値に近づいていった。
17:32、RADEXが0.11、DoseRAE2が0.09……

20:11、喜多見の事務所に戻って、室内で線量を測ってみた。

RADEX:0.10、DoseRAE2:0.06、いつもの見慣れた数値であった。
12月 2日金曜日: 機内での線量計測実験
《10月15日(土)》
大震災から219日目……
羽田空港11時37分。

宮崎行きに乗り、上空で安定飛行に入ってかなり経ってから、線量計をONにした。

14:06
RADEXの最高値。
RADEX:2.46
その時のDoseRAE2。
DoseRAE2:0.21

14:27
DoseRAE2の最高値。
DoseRAE2:0.24
その時のRADEX。
RADEX:2.27
なんでこんなに違うのか。β線がものすごく多いってことなのか。全く分からなくなってきた。
以下は下降しはじめてからの数値の記録である。

14:30
RADEX:2.28
DoseRAE2:0.20

14:31
RADEX:1.94
DoseRAE2:0.19

14:32
RADEX:1.74
DoseRAE2:0.19

14:32
RADEX:1.46
DoseRAE2:0.19

14:32
RADEX:1.27
DoseRAE2:0.18

14:33
RADEX:1.16
DoseRAE2:0.17

14:34
RADEX:1.07
DoseRAE2:0.17

14:34
RADEX:1.05
DoseRAE2:0.16

14:35
RADEX:1.02
DoseRAE2:0.15

14:35
RADEX:0.95
DoseRAE2:0.15

14:36
RADEX:0.77
DoseRAE2:0.13

14:37
RADEX:0.73
DoseRAE2:0.12

14:38
RADEX:0.64
DoseRAE2:0.12

14:38
RADEX:0.56
DoseRAE2:0.11

14:39
RADEX:0.50
DoseRAE2:0.10

14:39
RADEX:0.45
DoseRAE2:0.10

14:40
RADEX:0.43
DoseRAE2:0.09

14:40
RADEX:0.37
DoseRAE2:0.08

14:41
RADEX:0.27
DoseRAE2:0.07

14:41
RADEX:0.22
DoseRAE2:0.07

14:42
RADEX:0.19
DoseRAE2:0.07

14:42
RADEX:0.17
DoseRAE2:0.06

14:43
RADEX:0.17
DoseRAE2:0.05

14:44
RADEX:0.15
DoseRAE2:0.04

14:45
RADEX:0.11
DoseRAE2:0.04

14:46
RADEX:0.10
DoseRAE2:0.04

14:46
RADEX:0.09
DoseRAE2:0.04

14:47
RADEX:0.08
DoseRAE2:0.03

14:50
RADEX:0.09
DoseRAE2:0.02

14:51
RADEX:0.08
DoseRAE2:0.02

14:54
RADEX:0.07
DoseRAE2:0.02

14:57
RADEX:0.08
DoseRAE2:0.01
DoseRAE2が、ここまで下がる理由もわからない。そして着陸。
16:41、とりあえずホテルにチェックイン。まずは室内で線量を測ってみる。

やはりここでもRADEXの数値は大きく揺れる。DoseRAE2の示す値は0.07~0.08μSv/h。決して低いわけではなかった。
【そこで呟いた】
16:55
羽田から宮崎の航空機内の放射線量測定。DoseRAE2(チンチ)の最大値0.24μSv/h、RADEX1706(ガイガーカウンター)の最大値2.46μSv/h。何故????
誰からも返事はなかった。
荷物を置いて、明日の会場、新富町の文化会館へ向かう。
楽屋の線量……

コンサート関連の報告は別途記事にて。
大震災から219日目……
羽田空港11時37分。

宮崎行きに乗り、上空で安定飛行に入ってかなり経ってから、線量計をONにした。

14:06
RADEXの最高値。
RADEX:2.46
その時のDoseRAE2。
DoseRAE2:0.21

14:27
DoseRAE2の最高値。
DoseRAE2:0.24
その時のRADEX。
RADEX:2.27
なんでこんなに違うのか。β線がものすごく多いってことなのか。全く分からなくなってきた。
以下は下降しはじめてからの数値の記録である。

14:30
RADEX:2.28
DoseRAE2:0.20

14:31
RADEX:1.94
DoseRAE2:0.19

14:32
RADEX:1.74
DoseRAE2:0.19

14:32
RADEX:1.46
DoseRAE2:0.19

14:32
RADEX:1.27
DoseRAE2:0.18

14:33
RADEX:1.16
DoseRAE2:0.17

14:34
RADEX:1.07
DoseRAE2:0.17

14:34
RADEX:1.05
DoseRAE2:0.16

14:35
RADEX:1.02
DoseRAE2:0.15

14:35
RADEX:0.95
DoseRAE2:0.15

14:36
RADEX:0.77
DoseRAE2:0.13

14:37
RADEX:0.73
DoseRAE2:0.12

14:38
RADEX:0.64
DoseRAE2:0.12

14:38
RADEX:0.56
DoseRAE2:0.11

14:39
RADEX:0.50
DoseRAE2:0.10

14:39
RADEX:0.45
DoseRAE2:0.10

14:40
RADEX:0.43
DoseRAE2:0.09

14:40
RADEX:0.37
DoseRAE2:0.08

14:41
RADEX:0.27
DoseRAE2:0.07

14:41
RADEX:0.22
DoseRAE2:0.07

14:42
RADEX:0.19
DoseRAE2:0.07

14:42
RADEX:0.17
DoseRAE2:0.06

14:43
RADEX:0.17
DoseRAE2:0.05

14:44
RADEX:0.15
DoseRAE2:0.04

14:45
RADEX:0.11
DoseRAE2:0.04

14:46
RADEX:0.10
DoseRAE2:0.04

14:46
RADEX:0.09
DoseRAE2:0.04

14:47
RADEX:0.08
DoseRAE2:0.03

14:50
RADEX:0.09
DoseRAE2:0.02

14:51
RADEX:0.08
DoseRAE2:0.02

14:54
RADEX:0.07
DoseRAE2:0.02

14:57
RADEX:0.08
DoseRAE2:0.01
DoseRAE2が、ここまで下がる理由もわからない。そして着陸。
16:41、とりあえずホテルにチェックイン。まずは室内で線量を測ってみる。

やはりここでもRADEXの数値は大きく揺れる。DoseRAE2の示す値は0.07~0.08μSv/h。決して低いわけではなかった。
【そこで呟いた】
16:55
羽田から宮崎の航空機内の放射線量測定。DoseRAE2(チンチ)の最大値0.24μSv/h、RADEX1706(ガイガーカウンター)の最大値2.46μSv/h。何故????
誰からも返事はなかった。
荷物を置いて、明日の会場、新富町の文化会館へ向かう。
楽屋の線量……

コンサート関連の報告は別途記事にて。
12月 1日木曜日: 本当に木管五重奏版が……
《10月14日(金)-2》
※この記事は、12月1日にアップしました。
2008年6月、ついに“どんぐりと山猫”の木管五重奏版が動き出しましたと発表し……
⇒http://lince.jp/lince/category_21/item_338.html
その木管五重奏のメンバーまでご紹介しながら……
⇒http://lince.jp/lince/members/mokkan/
早3年も経ってしまいました。当初CD制作を目標にしていたのですが、なかなかママならず、しかしとうとう実際の公演という形で実現する運びとなりました。
そして本日、その合わせを龍谷寺で行いました。

2011年、色々なことがあって、山猫合奏団含めM.A.P.の管理するサイトやブログをどうするか、根本的な現在思案中です。記事に関しては、まず遅れている暫定記事や未公開情報などを順次公開して、山猫合奏団関係の情報も、どの程度M.A.P.after5で取り上げるかなど考えた上で、おっつけ整理してアップしていく予定です。
しばしお待ちくださいませ。
ただ、放射能関連だけはなんとしても早めにと思っているのです。でも現実1日24時間いろんなことがあって、報告が追いつきません。(まあ、M.A.P.は報道発信機関ではないので、ネットに関わる時間がなかなか作れないというは、当たり前なことなのですが。)
八王子龍谷寺、境内の数値……

RADEX1706は、やっぱりここでも数値が揺れるので、画像の数値をテキストにするのは控えます。DoseRAE2は0.09μSv/h。
いつも合わせなどでお借りする龍谷寺の両輪閣ホール内……

DoseRAE2が示した数値は0.11μSv/h、ちょいと高い。
外より建物内が高いのは、やっぱり建材由来なのかどうか。

不謹慎かもしれませんが、宮崎への飛行機の中で、線量を調べるのがこの時は楽しみだったのです。
※この記事は、12月1日にアップしました。
2008年6月、ついに“どんぐりと山猫”の木管五重奏版が動き出しましたと発表し……
⇒http://lince.jp/lince/category_21/item_338.html
その木管五重奏のメンバーまでご紹介しながら……
⇒http://lince.jp/lince/members/mokkan/
早3年も経ってしまいました。当初CD制作を目標にしていたのですが、なかなかママならず、しかしとうとう実際の公演という形で実現する運びとなりました。
そして本日、その合わせを龍谷寺で行いました。

2011年、色々なことがあって、山猫合奏団含めM.A.P.の管理するサイトやブログをどうするか、根本的な現在思案中です。記事に関しては、まず遅れている暫定記事や未公開情報などを順次公開して、山猫合奏団関係の情報も、どの程度M.A.P.after5で取り上げるかなど考えた上で、おっつけ整理してアップしていく予定です。
しばしお待ちくださいませ。
ただ、放射能関連だけはなんとしても早めにと思っているのです。でも現実1日24時間いろんなことがあって、報告が追いつきません。(まあ、M.A.P.は報道発信機関ではないので、ネットに関わる時間がなかなか作れないというは、当たり前なことなのですが。)
八王子龍谷寺、境内の数値……

RADEX1706は、やっぱりここでも数値が揺れるので、画像の数値をテキストにするのは控えます。DoseRAE2は0.09μSv/h。
いつも合わせなどでお借りする龍谷寺の両輪閣ホール内……

DoseRAE2が示した数値は0.11μSv/h、ちょいと高い。
外より建物内が高いのは、やっぱり建材由来なのかどうか。

不謹慎かもしれませんが、宮崎への飛行機の中で、線量を調べるのがこの時は楽しみだったのです。
(2011/12/1記:高山正樹)
⇒次の記事へ
⇒次の記事へ
11月28日月曜日: 僕だけの「フクシマ」、その連載記録
(追記再投稿)
《10月12日(水)~13日(木)》
大震災から216日目……
昨夜11日の寝しなに呟いた「体の大きい人は小さい人よりも放射線を浴びる量が多いのではないかしらん。それなのに同じSvなのは何故?」という僕のツイートを、何人かの方がリツイートしたようだ。でも、その方々は僕のフォロワーではない。どうして僕のツイートにたどり着かれたのだろう。ともかく、どうやら僕と同じような疑問を密かに持っていた人がいたらしいということか。なんだか初めてツイッターの面白さに触れたような気がする。
さらに、川崎の市民劇で一緒だった板垣陽太君も、このツイートに反応した。それも昨夜のことだが、その後色々とやり取りが始まったので、それについては話が落着したところで、まとめてご報告ということにしよう。
しかし、シーベルトがどうのこうのと、本当だったら考える必要のない阿呆らしいことなど全部おっ放り出して、一介の表現者に戻りたいとつくづく思うのだが、そんな希いも「フクシマ」に押し潰される。怖れずに言う。被災地ではなく「フクシマ」に、である。その意味を理解しない愚かな者たちの群れ。
“RADEX_RD1706”で、初めて喜多見を測る。
22時27分、M.A.P.事務所内。

0.06μSv/hと0.10μSv/h、自宅と同じような傾向。
22時46分、M.A.P.事務所入口の外。

0.08μSv/hと0.10μSv/h、事務所の中よりは高めだが二つの機種の差の比率はいつもと同じ。つまり、RADEXが拾うβ線の影響は、今のところどこの場所でも差異は見られないということか。全ての場所にあるのか、あるいはないのか、不明。アルミ板をどっかで調達してこなきゃいけない。
数値の正確さについては、初めからそれほど期待してはいなかった。しかし、もし最初に手にしたのが“RADEX_RD1706”だったら、いったいどんな気分だったろう。
本部。

0:41
DoseRAE2:0.11
RADEX:0.15

1:10
DoseRAE2:0.12
RADEX:0.10

1:28
DoseRAE2:0.11
RADEX:0.13
やはり書斎と同じような数値。
気がつくと僕は、“RADEX_RD1706”が高い数値を示すという情報を、ネットで探しまわろうとしている。
この手のガイガーカウンターは、特定の放射性物質のみを測定した場合に正しくなるよう校正されている。今流通している線量計の場合、その特定の物質とはセシウム137に限るのだろうと僕は思っていた。しかし、こんな記述を見つけた。
「多くの機種はセシウム137で校正されていますが、コバルト60で校正されているものもあります」
さらに……
「RD1503のSBM20-1は“Co60”で構成されているため、今回の事故では“Cs”が多いので、表示された値に0.772をかける」
RD1503は“RADEX_RD1706”の下位機種。もしかするとRD1706もそうなのではないか。きっとそうに違いない。
0.15×0.772=0.1158
先入観にとらわれず、あくまでもニュートラルに正しい判断をしたいともがいている。だが、知らず知らずに心穏やかになれる情報だけを拾ってしまう。未だ喉の奥に微かないがらっぽさが残っているのだが、これで今夜は、この部屋に漂っているかもしれない得体の知れぬ「何か」を気にすることなく、ゆっくりと眠れるのかもしれない。
“DoseRAE2”と“RADEX_RD1706”と、それぞれのサブカテゴリを作った。M.A.P.after5におけるこれらの記事は、線量計の正しい評価や使い方について説明するためのものではない。放射性物質の専門的な知識なんか全く持っていなかった人間が試行錯誤している記録を綴る連載ブログである。
⇒“DoseRAE2”について
⇒“RADEX_RD1706”について
きっと、誰の役にも立たない、僕だけの「フクシマ」の記録。
大震災から216日目……
昨夜11日の寝しなに呟いた「体の大きい人は小さい人よりも放射線を浴びる量が多いのではないかしらん。それなのに同じSvなのは何故?」という僕のツイートを、何人かの方がリツイートしたようだ。でも、その方々は僕のフォロワーではない。どうして僕のツイートにたどり着かれたのだろう。ともかく、どうやら僕と同じような疑問を密かに持っていた人がいたらしいということか。なんだか初めてツイッターの面白さに触れたような気がする。
さらに、川崎の市民劇で一緒だった板垣陽太君も、このツイートに反応した。それも昨夜のことだが、その後色々とやり取りが始まったので、それについては話が落着したところで、まとめてご報告ということにしよう。
しかし、シーベルトがどうのこうのと、本当だったら考える必要のない阿呆らしいことなど全部おっ放り出して、一介の表現者に戻りたいとつくづく思うのだが、そんな希いも「フクシマ」に押し潰される。怖れずに言う。被災地ではなく「フクシマ」に、である。その意味を理解しない愚かな者たちの群れ。
“RADEX_RD1706”で、初めて喜多見を測る。
22時27分、M.A.P.事務所内。

0.06μSv/hと0.10μSv/h、自宅と同じような傾向。
22時46分、M.A.P.事務所入口の外。

0.08μSv/hと0.10μSv/h、事務所の中よりは高めだが二つの機種の差の比率はいつもと同じ。つまり、RADEXが拾うβ線の影響は、今のところどこの場所でも差異は見られないということか。全ての場所にあるのか、あるいはないのか、不明。アルミ板をどっかで調達してこなきゃいけない。
数値の正確さについては、初めからそれほど期待してはいなかった。しかし、もし最初に手にしたのが“RADEX_RD1706”だったら、いったいどんな気分だったろう。
本部。

0:41
DoseRAE2:0.11
RADEX:0.15

1:10
DoseRAE2:0.12
RADEX:0.10

1:28
DoseRAE2:0.11
RADEX:0.13
やはり書斎と同じような数値。
気がつくと僕は、“RADEX_RD1706”が高い数値を示すという情報を、ネットで探しまわろうとしている。
この手のガイガーカウンターは、特定の放射性物質のみを測定した場合に正しくなるよう校正されている。今流通している線量計の場合、その特定の物質とはセシウム137に限るのだろうと僕は思っていた。しかし、こんな記述を見つけた。
「多くの機種はセシウム137で校正されていますが、コバルト60で校正されているものもあります」
さらに……
「RD1503のSBM20-1は“Co60”で構成されているため、今回の事故では“Cs”が多いので、表示された値に0.772をかける」
RD1503は“RADEX_RD1706”の下位機種。もしかするとRD1706もそうなのではないか。きっとそうに違いない。
0.15×0.772=0.1158
先入観にとらわれず、あくまでもニュートラルに正しい判断をしたいともがいている。だが、知らず知らずに心穏やかになれる情報だけを拾ってしまう。未だ喉の奥に微かないがらっぽさが残っているのだが、これで今夜は、この部屋に漂っているかもしれない得体の知れぬ「何か」を気にすることなく、ゆっくりと眠れるのかもしれない。
“DoseRAE2”と“RADEX_RD1706”と、それぞれのサブカテゴリを作った。M.A.P.after5におけるこれらの記事は、線量計の正しい評価や使い方について説明するためのものではない。放射性物質の専門的な知識なんか全く持っていなかった人間が試行錯誤している記録を綴る連載ブログである。
⇒“DoseRAE2”について
⇒“RADEX_RD1706”について
きっと、誰の役にも立たない、僕だけの「フクシマ」の記録。
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11月26日土曜日: ガイガーカウンターとシンチレーション
(追記再投稿)
《10月11日(火)》
大震災から215日目……
ずっと書斎。

下駄箱の上。東電の電力使用明細とガイガーカウンターとシンチレーション。
ガイガーが0.08μSv/hでシンチが0.12μSv/h、こんなこともあるにはあるが、基本的にガイガーカウンターの方が高い。そして揺れる。
シンチレーションは“DoseRAE2”、その仕様については、8月24日の記事に書いた。
⇒http://lince.jp/hito/keisokutai…
ちょっと追加。
ユーザーズガイドにはこう書いてある。
「半導体ダイオードとシンチレーション結晶をセンサーとして採用したデュアルチャネル検出器が搭載されています。幅広い範囲で放射線を迅速に検出できると共に、エネルギー補正済みなので表示が正確です」
また「技術仕様」の“センサー”の項には……
「シリコンPINダイオードとCsI(TI)結晶+PINダイオード」とある。
さっぱりわからない。
ガイガーカウンター“RADEX_RD1706”には、ガイガーミューラ管が2本使われている。
日本語取り扱い説明書にはこう書いてある。
「電離した放射線レベルの数値化」
「この機器はベータ線粒子源による汚染物やガンマ線を考慮し、H*(10):周辺線量当量の規模で環境線量を検出します」
ふーん……。
だから一般的なハナシとして。
安価な線量計は、ガイガーカウンターだろうがシンチレーションだろうが、基本的には空間線量を測るための機械だ。β線は透過率が低いから、外部被曝の影響は殆どない。したがって空間線量を測定する場合、β線を除外して、体を突き抜けるγ線だけ測ればいい。
ガイガーカウンターは近くを飛んだ放射線を検知して、その数を数えている。もっと厳密に言うと、ガイガーミューラ管に放射線が入って来た時に発生する電流を捉えて、電流が発生した回数をカウントしている。しかし、ガイガーカウンターはγ線とβ線とを区別することができない。
β線を出すモノ(放射性物質)が辺りに存在しなければ、β線のことは考えなくてもいいのだが、しかし建材の中にラジウムが含まれていたり、土壌が汚染されていたり、元来自然に色々あったりする。そういう場合には、β線が計器に進入してこないようにしなければならない。
まず、β線はせいぜい1mくらいしか飛ばないので、β線を除外するためには地上1mくらいで測れば、殆どβ線の影響を受けることはない。
また、食物以外で問題になるのは、放射性物質から放出されるγ線である。それを測定をする場合、β線はアルミニウムで遮断できるので、アルミ板で線量計を囲ったりして測ることになる。
そうしてγ線を検出するのだが、ガイガーカウンターは、γ線を全て捉えることができるわけではない。むしろ取り逃がすほうが何倍も多い。また、γ線を出した核種が何であったかなんて判別できない。核種によって放射線のエネルギーが違うのに、みんな同じ一個なのである。
つまり、γ線を何%くらい拾うことができるのかというガイガーカウンターの能力と、どんな核種(どんな強さ)のγ線を拾ったかが分からなければ、放射線を拾った回数(Cpm)を人間への影響を示すSvに変換できない。
じゃあどうするか。
現在の空間に存在するγ線の殆どがセシウムから出てきているものなので、全てセシウム137から出てきたγ線であると仮定してCpmをSv換算すればだいたいよろしいということになっている。そこで、あらかじめ正確に測って線量が確定しているセシウムを、各々の線量計で実測してみて、正しい値を示すように線量計を調節する、これが校正。なんとアナログな。
(※因みに、γ線とβ線を一緒に測るとどういうことになるのか。ガイガーカウンターはγ線を捉えることは苦手だが、β線の方は殆ど全部検知する。でもβ線をγ線から区別することができないので、β線もγ線と同じセシウム137から出てきたγ線として計算してしまう。だから拾ったβ線が混ざると、とんでもない大きな数値が表示されることになる。“RADEX RD1706”がシンチに比べて若干高い数値を示すのは、その所為かとも思ったが、地上1mで計測した場合も同じような傾向があるので、今のところ身近にβ線を出す「何か」はあまり存在していないと判断しているのだが、さて……)
一方、シンチレーションはどうか。
ある種の物質に放射線が入射すると、入射放射線のエネルギー付与により物質を構成する結晶や分子が励起状態になり、励起状態からもとの基底(安定)状態に戻るときに光を放出する。光の強度(明るさ)は放射線のエネルギーに比例するので、この光を測定すれば比較的正確なSvの数値が割り出せる。
この発光する物質をシンチレータと呼び、それを使った線量計を一般にシンチレーションというのである。
(※“DoseRAE2”の場合は、高線量の場合は半導体ダイオード「シリコンPINダイオード」で、低線量は沃化セシウム(CsI(Tl))結晶のシンチレータシンチレータの発光をフォトダイオード(PINダイオード)で受光して計測するデュアルセンサーのシンチレーションということらしい。因みに、“DoseRAE2”はα線及びβ線については一切検知しない。そしてこの書斎(M.A.P.の本部も同様なのだが)では、“RADEX_RD1706”だけではなく、この“DoseRAE2”も同じように他より高い数値を検出するということは、その原因になるγ線が存在しているわけで、しかし、その正体は依然不明である。)
さらに……。
“DoseRAE2”、どうしても自分で確かめたくて、空間線量を測るために色々と調べて購入したのだが、実はこれ、正確には空間線量計ではなく、個人の被曝した積算放射線の量を測るパーソナル線量計なのである。空間線量計と個人線量計、その違いは何なのか、個人線量計では空間線量を測ることはできないのか、もう少し勉強してみたい。
また……。
β線の存在を確かめたくて購入した“RADEX RD1706”、こいつは低線量を計測するのが苦手だという。
なんたることだ。こんな二つの線量計を比較してみて、いったい何がわかるというのか。なんの意味もないのではないか。こんなことをしている間に、僕はこの部屋で、着々と被曝しているのかもしれないのだ。そう思ったら、無性に腹が立ってきた。だがそれは、被曝したかもしれないからではなく、それを知るために、こんな時間を費やさなければならないことに対して、憤りを覚えているのだ。
【そして呟いたこと……】
※ちょっと頭を切り替えて、前々から疑問に思っていたことをツイッターで呟いてみることにした。
22:03
素朴な疑問です。体の大きい人は小さい人よりも放射線を浴びる量が多いのではないかしらん。それなのに同じSvなのは何故?どなたか教えてください。70人ちょっとのフォロアーじゃ無理か。#genpatsu #原発
※まさか、返事がくるなんて思ってはいなかった。だから……
22:05
ああ、沖縄のことが考えられないでいる。 #沖縄
※そして、とっとと寝ることにしたのだが……
大震災から215日目……
ずっと書斎。

下駄箱の上。東電の電力使用明細とガイガーカウンターとシンチレーション。
ガイガーが0.08μSv/hでシンチが0.12μSv/h、こんなこともあるにはあるが、基本的にガイガーカウンターの方が高い。そして揺れる。
シンチレーションは“DoseRAE2”、その仕様については、8月24日の記事に書いた。
⇒http://lince.jp/hito/keisokutai…
ちょっと追加。
ユーザーズガイドにはこう書いてある。
「半導体ダイオードとシンチレーション結晶をセンサーとして採用したデュアルチャネル検出器が搭載されています。幅広い範囲で放射線を迅速に検出できると共に、エネルギー補正済みなので表示が正確です」
また「技術仕様」の“センサー”の項には……
「シリコンPINダイオードとCsI(TI)結晶+PINダイオード」とある。
さっぱりわからない。
ガイガーカウンター“RADEX_RD1706”には、ガイガーミューラ管が2本使われている。
日本語取り扱い説明書にはこう書いてある。
「電離した放射線レベルの数値化」
「この機器はベータ線粒子源による汚染物やガンマ線を考慮し、H*(10):周辺線量当量の規模で環境線量を検出します」
ふーん……。
だから一般的なハナシとして。
安価な線量計は、ガイガーカウンターだろうがシンチレーションだろうが、基本的には空間線量を測るための機械だ。β線は透過率が低いから、外部被曝の影響は殆どない。したがって空間線量を測定する場合、β線を除外して、体を突き抜けるγ線だけ測ればいい。
ガイガーカウンターは近くを飛んだ放射線を検知して、その数を数えている。もっと厳密に言うと、ガイガーミューラ管に放射線が入って来た時に発生する電流を捉えて、電流が発生した回数をカウントしている。しかし、ガイガーカウンターはγ線とβ線とを区別することができない。
β線を出すモノ(放射性物質)が辺りに存在しなければ、β線のことは考えなくてもいいのだが、しかし建材の中にラジウムが含まれていたり、土壌が汚染されていたり、元来自然に色々あったりする。そういう場合には、β線が計器に進入してこないようにしなければならない。
まず、β線はせいぜい1mくらいしか飛ばないので、β線を除外するためには地上1mくらいで測れば、殆どβ線の影響を受けることはない。
また、食物以外で問題になるのは、放射性物質から放出されるγ線である。それを測定をする場合、β線はアルミニウムで遮断できるので、アルミ板で線量計を囲ったりして測ることになる。
そうしてγ線を検出するのだが、ガイガーカウンターは、γ線を全て捉えることができるわけではない。むしろ取り逃がすほうが何倍も多い。また、γ線を出した核種が何であったかなんて判別できない。核種によって放射線のエネルギーが違うのに、みんな同じ一個なのである。
つまり、γ線を何%くらい拾うことができるのかというガイガーカウンターの能力と、どんな核種(どんな強さ)のγ線を拾ったかが分からなければ、放射線を拾った回数(Cpm)を人間への影響を示すSvに変換できない。
じゃあどうするか。
現在の空間に存在するγ線の殆どがセシウムから出てきているものなので、全てセシウム137から出てきたγ線であると仮定してCpmをSv換算すればだいたいよろしいということになっている。そこで、あらかじめ正確に測って線量が確定しているセシウムを、各々の線量計で実測してみて、正しい値を示すように線量計を調節する、これが校正。なんとアナログな。
(※因みに、γ線とβ線を一緒に測るとどういうことになるのか。ガイガーカウンターはγ線を捉えることは苦手だが、β線の方は殆ど全部検知する。でもβ線をγ線から区別することができないので、β線もγ線と同じセシウム137から出てきたγ線として計算してしまう。だから拾ったβ線が混ざると、とんでもない大きな数値が表示されることになる。“RADEX RD1706”がシンチに比べて若干高い数値を示すのは、その所為かとも思ったが、地上1mで計測した場合も同じような傾向があるので、今のところ身近にβ線を出す「何か」はあまり存在していないと判断しているのだが、さて……)
一方、シンチレーションはどうか。
ある種の物質に放射線が入射すると、入射放射線のエネルギー付与により物質を構成する結晶や分子が励起状態になり、励起状態からもとの基底(安定)状態に戻るときに光を放出する。光の強度(明るさ)は放射線のエネルギーに比例するので、この光を測定すれば比較的正確なSvの数値が割り出せる。
この発光する物質をシンチレータと呼び、それを使った線量計を一般にシンチレーションというのである。
(※“DoseRAE2”の場合は、高線量の場合は半導体ダイオード「シリコンPINダイオード」で、低線量は沃化セシウム(CsI(Tl))結晶のシンチレータシンチレータの発光をフォトダイオード(PINダイオード)で受光して計測するデュアルセンサーのシンチレーションということらしい。因みに、“DoseRAE2”はα線及びβ線については一切検知しない。そしてこの書斎(M.A.P.の本部も同様なのだが)では、“RADEX_RD1706”だけではなく、この“DoseRAE2”も同じように他より高い数値を検出するということは、その原因になるγ線が存在しているわけで、しかし、その正体は依然不明である。)
さらに……。
“DoseRAE2”、どうしても自分で確かめたくて、空間線量を測るために色々と調べて購入したのだが、実はこれ、正確には空間線量計ではなく、個人の被曝した積算放射線の量を測るパーソナル線量計なのである。空間線量計と個人線量計、その違いは何なのか、個人線量計では空間線量を測ることはできないのか、もう少し勉強してみたい。
また……。
β線の存在を確かめたくて購入した“RADEX RD1706”、こいつは低線量を計測するのが苦手だという。
なんたることだ。こんな二つの線量計を比較してみて、いったい何がわかるというのか。なんの意味もないのではないか。こんなことをしている間に、僕はこの部屋で、着々と被曝しているのかもしれないのだ。そう思ったら、無性に腹が立ってきた。だがそれは、被曝したかもしれないからではなく、それを知るために、こんな時間を費やさなければならないことに対して、憤りを覚えているのだ。
【そして呟いたこと……】
※ちょっと頭を切り替えて、前々から疑問に思っていたことをツイッターで呟いてみることにした。
22:03
素朴な疑問です。体の大きい人は小さい人よりも放射線を浴びる量が多いのではないかしらん。それなのに同じSvなのは何故?どなたか教えてください。70人ちょっとのフォロアーじゃ無理か。#genpatsu #原発
※まさか、返事がくるなんて思ってはいなかった。だから……
22:05
ああ、沖縄のことが考えられないでいる。 #沖縄
※そして、とっとと寝ることにしたのだが……
11月26日土曜日: ややこしい“ラドン222”のハナシ
(追記再投稿)
《10月10日(月)》
大震災から214日目……
【この日呟いたこと……】
15:03
暫定基準が500Bq、でもそれに近い数値が検出されたという発表は極めて少ない。殆どが50Bq以下。ならば暫定基準を50Bqくらいにすればいいのにそうしない理由は何か。どっかに行ってるんだよねえ、きっと。加工食品とか、西とか、大手~とか……?
外食はダメだよな。
京都に一人住む娘、大丈夫かなあ。それにしてもとんでもない国になっちまった。
昨日に引き続き、あらためて……
今日も書斎。“RADEX”の数値が一時的に高く出ても驚かなくなったが、“DoseRAE2”が0.12μSv/hを表示するとちょっと嫌な感じがする。

この書斎の放射線量が高いのは、やはりこの建物由来のラドンが原因なのだろうか。そこで、ちょいとラドンについて調べようと思った。
ラドンはコンクリートなどの建材から放出される。建物の換気が悪く、気密性が高いほど室内ラドン濃度が高くなる。そして、ラドンは肺がんのリスクを高めるらしい。
さて、ここからが厄介なのである。
広義のラドンはその質量の違いで色々あるのだが、ここで問題にするのはラドン222(Rn-222)。こいつはラジウム(226Ra)のα崩壊で生成する。その後順次連鎖的に壊変を繰り返して最終的に安定的な鉛(Pb-206)になる。

上図によると、ラドン222は、まずα崩壊してポロニウム(Po-218)になる。ラドン222の半減期は4日にも満たない。3.824dayである。そして半減期がおよそ22年の放射性の鉛(Pb-210※図中の真ん中の核種)に到るまで、合算しても僅か数10分の半減期である。
あら、ということはさ、ラドンなんか古いマンションには全く存在しなんじゃないか。いやいや、どっこいそうはいかない。問題なのはラドン222の親核種であるラジウム(226Ra-226)が建材に含まれているということ。このラジウムの半減期が1622年だから、つまり寿命が100年足らずの人間にとって、ラドンは建材の中で半永久的に生成され続ているということなのである。
ラドン222は、鉛210に到るまでに、合計α線3本とβ線2本の放射線を出すのだ。あー、おっかない。しかし、ラドンは原発とは関係のないこと。線量計を使い始めて色々と調べ始めたら、今まで全く気にしていなかった別の危険の存在に気がついてしまったらしい。ともかく、まず知りたいのは、この書斎で、我が線量計たちが拾っている高めの数値の原因である。ラドンなのか、原発由来のものなのか、あるいは別の「何か」なのか。
“DoseRAE2”はγ線しか測れない。ラドンからの一連の核種はα線とβ線しか放出しない。ということは“DoseRAE2”の高目の数値は、建材由来のラドンとは無関係ということか。
“RADEX”のほうはβ線を感知するけれど、いつも“DoseRAE2”とはこのくらいの比率で違いが出ているので、やはり建材由来のラドンの影響を感知しているわけではないということになる。
だが、上の図をよく見直すとちょっと気になる文字がある。「γ」とか「(γ)」とか、はて、なんだろう。一生懸命ネットをあちこち調べてみた。
その結果、どうやら(γ)と書かれている時には、γ線も放出されるのだということが分かった。さらにこの図には間違いがあって、Pb214→Bi214とBi214→Po214でもγ線が出る。
どういうことかというと、β崩壊の際、光・熱・磁場などの影響によって励起状態(Excitation)とやらになるとγ線が出るのだ。また各々の場合でγ線が出る比率も半減期と同じように決まっているらしい。「励起状態」の反対は「基底状態」、ああ、もうこうなるとお手上げである。
実はもう少し勉強したのだけれど、ふと机の上の線量計に目をやると、「なんだよ、オモチャじゃないか」、こんなオモチャと「励起状態」なんて、似合わないこと甚だしい。そこでこのハナシ、今日のところはここまで、とすることにしたのだが、さて……。
と、ツイッターで“測ってガイガー!”というサイトがTVで紹介されるという情報が流れてきた。そこでTVをつけてみた。震災に関わる民間の活動を色々と紹介する番組。“測ってガイガー!”で登場してきた人は、“DoseRAE2”を使っていた。
続けて別の活動、と、どこかで見たことのある顔が。

NPO法人“みんなのことば”の代表理事の渡邊悠子さんじゃありませんか。
今、被災地に音楽を届ける仕事をしていらっしゃるらしい。

演奏しているメンバーはどんな人たちなんだろう。ボランティアなのかな。まさか渡邊さんも無給っていうわけじゃないよね。それじゃあ生きていけないものね。僕だって、出来るだけのことはしたいと思っているのだけれど、やっぱり生きていかなきゃならないから、ボランティアをやっている余裕、ないから……。
そしたら、こんなツイートが流れてきた。

相変わらず、TVの影響力は大きいらしい。
だが、TVも新聞も、営利目的だとなかなか取り上げてくれない。しかし、NPO法人の代表の給与が営利じゃなくて、コンサートなどを企画する会社の社長や音楽家の決して多くない報酬が営利だという区別がわからない。つまり、それが「法律的な理念の違い」ということか。
東電から莫大な広告料を受け取っているメディアは、僕らの知る権利を圧迫し続けている。だから僕らは、自分で調べるしか手立てがないのである。
大震災から214日目……
【この日呟いたこと……】
15:03
暫定基準が500Bq、でもそれに近い数値が検出されたという発表は極めて少ない。殆どが50Bq以下。ならば暫定基準を50Bqくらいにすればいいのにそうしない理由は何か。どっかに行ってるんだよねえ、きっと。加工食品とか、西とか、大手~とか……?
外食はダメだよな。
京都に一人住む娘、大丈夫かなあ。それにしてもとんでもない国になっちまった。
昨日に引き続き、あらためて……
今日も書斎。“RADEX”の数値が一時的に高く出ても驚かなくなったが、“DoseRAE2”が0.12μSv/hを表示するとちょっと嫌な感じがする。

この書斎の放射線量が高いのは、やはりこの建物由来のラドンが原因なのだろうか。そこで、ちょいとラドンについて調べようと思った。
ラドンはコンクリートなどの建材から放出される。建物の換気が悪く、気密性が高いほど室内ラドン濃度が高くなる。そして、ラドンは肺がんのリスクを高めるらしい。
さて、ここからが厄介なのである。
広義のラドンはその質量の違いで色々あるのだが、ここで問題にするのはラドン222(Rn-222)。こいつはラジウム(226Ra)のα崩壊で生成する。その後順次連鎖的に壊変を繰り返して最終的に安定的な鉛(Pb-206)になる。

(日本アイソトープ教会の手帳より)
上図によると、ラドン222は、まずα崩壊してポロニウム(Po-218)になる。ラドン222の半減期は4日にも満たない。3.824dayである。そして半減期がおよそ22年の放射性の鉛(Pb-210※図中の真ん中の核種)に到るまで、合算しても僅か数10分の半減期である。
あら、ということはさ、ラドンなんか古いマンションには全く存在しなんじゃないか。いやいや、どっこいそうはいかない。問題なのはラドン222の親核種であるラジウム(226Ra-226)が建材に含まれているということ。このラジウムの半減期が1622年だから、つまり寿命が100年足らずの人間にとって、ラドンは建材の中で半永久的に生成され続ているということなのである。
ラドン222は、鉛210に到るまでに、合計α線3本とβ線2本の放射線を出すのだ。あー、おっかない。しかし、ラドンは原発とは関係のないこと。線量計を使い始めて色々と調べ始めたら、今まで全く気にしていなかった別の危険の存在に気がついてしまったらしい。ともかく、まず知りたいのは、この書斎で、我が線量計たちが拾っている高めの数値の原因である。ラドンなのか、原発由来のものなのか、あるいは別の「何か」なのか。
“DoseRAE2”はγ線しか測れない。ラドンからの一連の核種はα線とβ線しか放出しない。ということは“DoseRAE2”の高目の数値は、建材由来のラドンとは無関係ということか。
“RADEX”のほうはβ線を感知するけれど、いつも“DoseRAE2”とはこのくらいの比率で違いが出ているので、やはり建材由来のラドンの影響を感知しているわけではないということになる。
だが、上の図をよく見直すとちょっと気になる文字がある。「γ」とか「(γ)」とか、はて、なんだろう。一生懸命ネットをあちこち調べてみた。
その結果、どうやら(γ)と書かれている時には、γ線も放出されるのだということが分かった。さらにこの図には間違いがあって、Pb214→Bi214とBi214→Po214でもγ線が出る。
どういうことかというと、β崩壊の際、光・熱・磁場などの影響によって励起状態(Excitation)とやらになるとγ線が出るのだ。また各々の場合でγ線が出る比率も半減期と同じように決まっているらしい。「励起状態」の反対は「基底状態」、ああ、もうこうなるとお手上げである。
実はもう少し勉強したのだけれど、ふと机の上の線量計に目をやると、「なんだよ、オモチャじゃないか」、こんなオモチャと「励起状態」なんて、似合わないこと甚だしい。そこでこのハナシ、今日のところはここまで、とすることにしたのだが、さて……。
と、ツイッターで“測ってガイガー!”というサイトがTVで紹介されるという情報が流れてきた。そこでTVをつけてみた。震災に関わる民間の活動を色々と紹介する番組。“測ってガイガー!”で登場してきた人は、“DoseRAE2”を使っていた。
続けて別の活動、と、どこかで見たことのある顔が。

NPO法人“みんなのことば”の代表理事の渡邊悠子さんじゃありませんか。
今、被災地に音楽を届ける仕事をしていらっしゃるらしい。

演奏しているメンバーはどんな人たちなんだろう。ボランティアなのかな。まさか渡邊さんも無給っていうわけじゃないよね。それじゃあ生きていけないものね。僕だって、出来るだけのことはしたいと思っているのだけれど、やっぱり生きていかなきゃならないから、ボランティアをやっている余裕、ないから……。
そしたら、こんなツイートが流れてきた。

相変わらず、TVの影響力は大きいらしい。
だが、TVも新聞も、営利目的だとなかなか取り上げてくれない。しかし、NPO法人の代表の給与が営利じゃなくて、コンサートなどを企画する会社の社長や音楽家の決して多くない報酬が営利だという区別がわからない。つまり、それが「法律的な理念の違い」ということか。
東電から莫大な広告料を受け取っているメディアは、僕らの知る権利を圧迫し続けている。だから僕らは、自分で調べるしか手立てがないのである。
11月17日木曜日: 今年は、ゴーヤーが変です
(またちょっと追記して暫定再々々投稿)
《9月15日(木)》
大震災から189日目……
昭和49年築の鉄筋(HPC造)マンション9階、M.A.P.本部室内の放射線量。
⇒前回(8月25日)の報告

0.1μSv/h、相変わらずの数値だ。マスクを必要とするものではなさそうだが、ともかく原因が知りたい。しかし0.1μSvくらいでガタガタ言っていると、非国民扱いされそうな御時勢だ。自分のことしか考えていないのか、福島の人たちを慮れと。なんともキナ臭い。
別の部屋(5階)を測らせてもらった。

同じであった。全部の部屋を調べたくなった。しかし、そんなことを言い出したらきっと大顰蹙だろう。
マスクをして事務所に向かう。

0.05μSv/h、変化は見られない。もう逐一報告することはなさそうだ。だが問題はα線とβ線を放出する核種の存在。この線量計では測れないが、γ線の動向を監視することでその影を捉えることが出来るのかもしれない。今後しばらくは、中よりも外の線量を重点的に報告しよう。

0.05μSv/h、今日のところは中と同じ。ということはつまり……、さて、さっぱり分からない。分かったことは、明らかに本部のあるマンションの室内線量が高いということ。
線量に問題のない事務所は、少しずつだが違うものに変わろうとしている。
コンケン・アイのアイちゃんがやって来た。今日は琉球舞踊教室の日なのである。

⇒M.A.P.琉球舞踊教室の専用ブログ記事
僕は邪魔にならないように、部屋の隅で黙ってPCに向かっていた。聞こえてくる琉球のメロディーの中で妄想に耽っていた。
宇夫方先生は、生徒さんの上別府さんと花水木に行くらしい。
「一緒に行きませんか?」
「うん、先に行ってて」
【そして黙って呟いたこと……】
21:22
日本の流通システムに沖縄が組み込まれているとしたら、それを拒否する沖縄独立への動きが本格的になってもおかしくない状況になってきた。もしそうなったら、今の日本は、きっと沖縄に軍隊を送るに違いない。
21:25
いつだったか、息子に聞いたことがある。「沖縄が独立したら、お前は沖縄人になる権利があるのだが、お前は日本に残るか、それとも沖縄に行くか」すると息子はあっさりと答えた。「沖縄」
21:26
娘はフランスに留学したいらしいのだが、なんとかイタリアにまからんかなあ。そんで、僕を呼んで。
※つまりさ、フランスで原発事故があって、あちらの原発国家フランス政府の発表では空気中に放射線はないということだったんだけれど、一昨日の13日のNHK朝のニュースで、職員が測定していた線量計がアップに、なんと8.1μSv!さらにプルトニウムだという話も。マルクールの線量は6.3μSv/hという情報もある。
お通しはカツオ。

「上別府さん、食べ物、気にしてる?」
「昔は気にしてましたけど、今は……」
「そうじゃなくてさ、放射能」
「ああ、全然」
嫁入り前なのにね、とは言わなかった。

狛江で、農業を営む青年に会った。
そのハナシは後日に回すが、彼から聞いたことをひとつだけ。
「今年は、ゴーヤーが変です。」
大震災から189日目……
昭和49年築の鉄筋(HPC造)マンション9階、M.A.P.本部室内の放射線量。
⇒前回(8月25日)の報告

0.1μSv/h、相変わらずの数値だ。マスクを必要とするものではなさそうだが、ともかく原因が知りたい。しかし0.1μSvくらいでガタガタ言っていると、非国民扱いされそうな御時勢だ。自分のことしか考えていないのか、福島の人たちを慮れと。なんともキナ臭い。
別の部屋(5階)を測らせてもらった。

同じであった。全部の部屋を調べたくなった。しかし、そんなことを言い出したらきっと大顰蹙だろう。
マスクをして事務所に向かう。

0.05μSv/h、変化は見られない。もう逐一報告することはなさそうだ。だが問題はα線とβ線を放出する核種の存在。この線量計では測れないが、γ線の動向を監視することでその影を捉えることが出来るのかもしれない。今後しばらくは、中よりも外の線量を重点的に報告しよう。

0.05μSv/h、今日のところは中と同じ。ということはつまり……、さて、さっぱり分からない。分かったことは、明らかに本部のあるマンションの室内線量が高いということ。
線量に問題のない事務所は、少しずつだが違うものに変わろうとしている。
コンケン・アイのアイちゃんがやって来た。今日は琉球舞踊教室の日なのである。

⇒M.A.P.琉球舞踊教室の専用ブログ記事
僕は邪魔にならないように、部屋の隅で黙ってPCに向かっていた。聞こえてくる琉球のメロディーの中で妄想に耽っていた。
宇夫方先生は、生徒さんの上別府さんと花水木に行くらしい。
「一緒に行きませんか?」
「うん、先に行ってて」
【そして黙って呟いたこと……】
21:22
日本の流通システムに沖縄が組み込まれているとしたら、それを拒否する沖縄独立への動きが本格的になってもおかしくない状況になってきた。もしそうなったら、今の日本は、きっと沖縄に軍隊を送るに違いない。
21:25
いつだったか、息子に聞いたことがある。「沖縄が独立したら、お前は沖縄人になる権利があるのだが、お前は日本に残るか、それとも沖縄に行くか」すると息子はあっさりと答えた。「沖縄」
21:26
娘はフランスに留学したいらしいのだが、なんとかイタリアにまからんかなあ。そんで、僕を呼んで。
※つまりさ、フランスで原発事故があって、あちらの原発国家フランス政府の発表では空気中に放射線はないということだったんだけれど、一昨日の13日のNHK朝のニュースで、職員が測定していた線量計がアップに、なんと8.1μSv!さらにプルトニウムだという話も。マルクールの線量は6.3μSv/hという情報もある。
お通しはカツオ。

「上別府さん、食べ物、気にしてる?」
「昔は気にしてましたけど、今は……」
「そうじゃなくてさ、放射能」
「ああ、全然」
嫁入り前なのにね、とは言わなかった。

狛江で、農業を営む青年に会った。
そのハナシは後日に回すが、彼から聞いたことをひとつだけ。
「今年は、ゴーヤーが変です。」
