«Prev || 1 | 2 | 3 | 4 || Next»
《10月7日(金)-2》

川崎……
null

早稲田……
null
鉄筋だからといって、線量が高いわけではないらしい。
null null

新宿駅で、亘さん見っけ!
null

全ては後日……


10月 8日土曜日: 深夜の線量計比較実験

午前0時を回って大震災から196日目になった。
リックも、酔っ払いの智内さんも寝たし……。
そこで、深夜の研究、鈴木雄介所有のガイガーカウンターと我が“DoseRAE2”の比較測定実験第二弾。
前回は8月28日だった。
 ⇒http://lince.jp/hito/gensiryoku/koosatu…
結果は 0.12μSv/h(14CPM)vs.0.06μSv だった。

null
平均17CPMってことにして……
17×0.00833=0.14μSv か。
一方……
null
0.08μSv ねえ。

まあ、セシウム137に合わせた0.00833という換算係数が適切なのかどうか。雄介宅に存在する放射性物質がセシウム137なのか、ということばかりじゃなくて、ガイガーカウンターのこの機種のこの機械に適切な数値なのかもよく判らず、さらに毎回毎回の計測の差も大きいし、一方の我が機種だって、ガイガーカウンターではなくシンチレーションなのだが、「それってどんな仕組みなの」と聞かれても、「勉強中」としか答えられないわけで。

つまりさ、8月28日の喜多見の事務所に較べれば、今晩のこの部屋の線量は少しばかり高そうだが、まあ健康には殆ど影響なさそう、でもどうなんだろうねえ、ってことぐらいは言えますけど、ってなもんだ。

さて、いったいどこまでわかるようになるんだろうか、ということでこんなサブカテゴリを作った。
 ⇒[subcate.原子力のお勉強]

もう、4時だぜ、おい……

ちょっと寝て、起きて、食って、出掛けた。
《9月22日(木)-1》
喜多見、M.A.P.事務所入り口外の今日の線量。
null


《9月8日(木)》
大震災から182日目……
しばらく家のことでバタバタしていて、なかなか事務所に顔を出せなかった。
久しぶりの朝。今年のゴーヤー。
null
どうやら一斉に実が成りだしたようだ。
null null null null null null null null null null null
ちょっと前まで花の心配をしていたのに、あっという間に収穫が見えてきた。となればやっぱり気になることがある。このゴーヤーたち、はたして食べても大丈夫なのかどうか。ゴーヤーをしかるべき研究機関に送って調べて貰うなんてとてもできはやしない。ならば目を瞑って食うか捨てるか、一か八か、いやいや、それではM.A.P.after5らしくない。もう少し努力してみよう。

食品の暫定基準値である500Bq/kgの食品630gの発するセシウムの放射線を外部から調べると、およそ0.007μSv/hくらいらしい。じゃあ200gのゴーヤーに換算するとどうなるんだろう。ヨウ素はどうなんだ。それからバックグラウンドの自然線量をカットするだとか、β線だγ線だなんてことまで考慮しなければならないのだから、確かにとても素人の手に負えるものじゃない。しかし、このゴーヤー、食べていいのか悪いのか、全く心配ないのか、この歳なら気にしなくていいというような程度なのか、あるいは暫定基準値をだいぶ越えているのか、いやとても食べられないほど汚染されているのか、せめてそのくらいのことは分かりたいではないか。それ以上の正確な数値を知りたいと思っているわけではないのである。

武器はネットで買った小さな線量計“DoseRAE2”一個だけ。それを使って、できることがあるのかどうか。

今朝の東京新聞に、こんな記事が掲載された。
null
国民生活センターが「安価な」放射線測定器の性能検査を行ったという記事である。
「いずれも正確な測定はできず、食品や飲料に含まれる放射線量も測定できなかった」という。消費者に「直ちに信用しないで」と呼びかけているという記事。「直ちに」とは笑える。
十把一絡げにされて落第点を貰ったのはこれらである。
null
我が機種、DoseRAE2もある。(左下)
上から三番目。アメリカの商品らしいのだが、作ったのは中国。
null
国民生活センターの総括は次のようである。
「大気中の放射線量の測定では高い値を示し数値もばらつきが目立った、セシウムに限定して測った場合は逆に低い値で、線量を上げるとばらつきが大きくなった」

国民生活センターとは別の市民団体のコメントも併せて紹介されている。
「いずれも数値が収まらず測定には使えない」
しかしよく読むと、こちらの方は国民生活センターが調査した全ての機種を調べたわけではないらしい。さらに記事の最後で「文部省などが発表しているデータを参考にしてほしい」という生活センターの人の言葉を紹介されては、自分で調べるのはやっぱり無理だってなことになりかねない。これじゃあ線量計を持っているだけで、白い目で見られそうである。

データの隠蔽、ホットスポット、空間線量には現れないミスターP、こんな現状では従順な国民でいられるわけがない。せめて身近な線量を調べないわけにはいかないのだ。

実は線量計の試験結果の詳細は、ネットにてPDFで公開されている。
 ⇒http://www.kokusen.go.jp/pdf/n-20110908_1.pdf
(※500Bq/kgが0.007μSv/hを示すということも、この中に書かれている)
No.3と番号を当てられたのが“DoseRAE2”である。
まずは「自然放射線の測定試験」の結果。
「総じて高い値を示し、No3、8、9以外はばらつきも大きく、測定値の信頼度に欠けていた」
そしてその試験結果の一覧である。
null
「参考」とあるのは信頼の置ける高価な日本製の測定器(日立アロカ製TCS-171¥58万円)だそうである。さてNo.3だが、なかなか優秀ではないか。何度でも言う。学者ではない。そんな正確な数値を求めてはいない。

ゴーヤーを食べていいのかどうかで問題となるのは内部被曝。つまり調べるべきはβ線。しかし、我が武器はいくら優秀でもγ線しか測れないのだから、そもそも全くダメじゃないのか、と、思いきやそうでもないらしい。今や食物汚染の主役であるセシウム137は、β線とγ線の両方を出すと、あっちこっちに書かれている。ということは、少なくともセシウム137に限っては、γ線を計れば同じだけあるβ線も測ったことになるってことだ。
だが、ちょっとばかり放射線を勉強した者には、これはなんだかおかしい話に思われる。そもそもβ線であろうがγ線であろうが、放射線は放射性物質の原子が崩壊する時に一回だけ発するものだからだ。

この程度の疑問ならば、今は放射能の話題が旬なので、ネットで調べれば説明してくれる物理屋さんがいくらでも見つかる。要するにこうだ。セシウム137はβ崩壊して(β線を出しながら)バリウム137に変わって安定するのだが、その際94.4%がバリウム137mを経由する。このバリウム137mはγ崩壊してバリウム137に落ち着く。半減期は2.6分と極めて短い。つまり、セシウム137の殆どがβ線を出した後、数十分の間にγ線を出すということなのである。これが「セシウム137はβ線とγ線の両方を出す」という内容である。94.4%は気にしない。もう何度でもしつこく言う。正確な数値など求めてはいない。このゴーヤーは食べてもいいのかどうか、おおよその人間的な「感じ」が知りたいだけなのだ。

先の国民生活センターの実験結果に再び戻ろう。
二つ目の試験は「セシウム137由来のγ線測定試験」である。この「由来」という言葉が、一度バリウム137mに経由して出るγ線のことを考慮した表現というわけ。
さて、こちらの検査の方は、少し残念な結果になった。No.3は、正しいとされる参考品に較べてかなり低い値を示すというのである。特に低線量(0.115μSv/h)では1/3程度、また高線量(5.16μSv/h)でも半分以下であった。ただ1.05μSv/hという東京あたりに住んでいて一番悩ましい数値あたりでは、3割程度の誤差にとどまった。いずれにしても高線量でなければブレは少なく、この機種の特性を理解していればかなり使えるという印象である。

さて、事務所で育てたかわいいゴーヤー、これを汚染させる可能性のあるものは雨と土。雨で汚染されたのならば洗えばなんとかなる。残るは土だ。

精一杯の実験をしてみる。
今ま線量計を使ってみた結果、線量の大小の比較は十分できることが分かった。ブレがないことが大きいのだ。それは国民生活センターの試験でもある程度証明されたように思う。そこでこいつを使って、ゴーヤーのプランター近くの空間線量と、土のすぐ近くの線量とを較べてみることにした。

まずは空間線量を測る。
null
0.07μSv/h……
8月25日と同じである。

次に線量計を土の上に直置きして測定してみる。
null
念のため、ビニールの袋に入れる。もし土が汚染されていたら、放射性物質が線量計に付着が汚染されてしまう。そうなると、それ以降の測定と比較出来なくなる。それは困る。まあ、汚染されてしまうほどの線量が計測されたら、そのほうが余程困るわけだが。
null
0.09μSv/h……
はあ……、この数値って、どうなんだろうか。0.02多い値。これをどう解釈すればいいのか。この差が土の汚染分なのかどうか。もし本当に500Bq/kgで0.007μSv/h上がるのだとしたら、この土は1500Bq/kgくらい汚染されてるってことになるわけか?さらにこの機種のセシウムに対する誤差を考えて3倍すれば4500Bq/kgだ。

政府は、米の作付けが可能な土壌に含まれるセシウム濃度の上限を土1キロ当たり5000ベクレルと定めているらしい。ということは4500Bq/kgの土ならギリギリセーフだ。ゴーヤーは食べても大丈夫なのか?
いや、政府の暫定基準を信じることができるなら、はなっからこんな放射線にこだわってはいない。
例の足柄の茶畑だが、首都大学東京の准教授が5月のテレビで、空間線量が0.08μSv/hで土壌は1.4μSv/hであったとコメントしていたという情報をネットで見つけた。その1.4μSv/hという値は、セシウムだけを調べたものなのかどうか、一次資料を見つけようと努力したが、ダメであった。
さすがにもし1.4μSv/hの値が出ればゴーヤーは諦めて処分する。半分の0.7μSv/hだって同じだ。

そもそも、ここで栽培しているゴーヤーが食べられるのか否か、簡単な実験で判断できるはずなどないだろうとはじめから予測してはいた。それにしてもである。空間線量が0.1μSvに満たないような場所で個人が育てた野菜、それを食べても大丈夫なのかどうか、それさえ判断できないような日本になってしまったことに、あらためて驚いているのだ。

だいぶ記事が長くなった。ここで一度小休止。

» 続きを読む

9月16日金曜日: 結局収穫して食うのか

《9月16日(金)-1》
大震災から190日目……
昨日からはじめた事務所の外の空間線量測定。
null
0.07μSv/h……
昨日より0.02高い値、これがいったい何を意味するのか。

収穫。
null

やはり気になって、室内も調べてみた。
null
昨日より0.01高い。よくわからん。

僕は、食べようと決意した。
null
作ったものを食べずに廃棄するという決断が如何に難しいか、よく分かった。土の表面のγ線を測定して、それでたいした数値は出なかった。
 ⇒「安価」の線量計でできること【DoseRAE2】
それだけの曖昧な「安心」で、食べることにしたのである。

事務所も変わりつつある。
null

健康ゲームを、また始めようと決めた。
空間に漂うα線とβ線核種は確かに気にはなる。だが、現状それを恐れて体を動かさないほうが、僕の場合、確実に死期が早まると判断した。
手始めに、線量計を持って、歩いて自宅まで帰ることにした。
線量計は0.1μSv/hから0.12μSv/hくらいをフラフラする。だがこの線量計は揺らすと正確に測れない場合がある。だから気にしないで歩く。

多摩川の橋の真ん中に東京都と神奈川県の境がある。そこで立ち止まって、しばしジッと線量計を見つめていた。すると数値は、やがて下がって0.08μSv/hに落ち着いた。
null

橋を過ぎて、右に折れる。あの多摩の横山と多摩川の間を歩くのである。
途中、電気工事をやっていた。通り過ぎて、ふと思い立って振り返って写真を撮った。
null
関電工か。東京電力系の企業らしいが、大きな会社だ。

数日前のことである。自宅に青い作業服を来た男性がチラシを持って営業に来た。家の周りの木の枝の剪定をするという。
「木の葉に付着した放射線の測定も一緒にするってことにしたら、結構仕事入るんじゃないの」
と、半ば僕は本気で提案してみた。
「そういう方が結構いらっしゃいます。あの、この作業着、見るかたが見ればすぐ分かることなんですが、実は東電の下請け会社なんです。いつもは電線に掛かる木の枝などを処理する仕事をしているのですが、あれ以来仕事が来なくなってしまって……」
「つまり、原発処理にお金がかかるってこと?」
「そうなんです。で、私たち、こういう仕事ができるもんですから。でもなかなか東電関係には厳しい方が多くて、放射線の測定なんてとんでもありません。」
「あなた方のような会社の人たちが声を上げたら、何か変わるかもしれないのにねえ」
「そうかも知れませんねえ」
たぶん、彼らには放射線を測る資格も技術もない。また、もし仮に高い線量と分かってしまえば、勝手に伐採して処理するなんて出来なくなるのだろう。低線量だったとしても、少しでも汚染されていればゴミとして捨てることを、きっと市民が許さない。つまり、放射線を測らないことで彼らの仕事は成立しているのだ。

また僕は歩き始めた。左側に広がる森。
null
ここがずっと気になっていた。低い森だが、北からの風が当たって、ここにたくさんの放射脳を撒いたのではないか。
 ⇒http://lince.jp/hito/wasurete…
null
0.08μSv/h……
結局、こんな線量計で、目に見えぬ敵を追い詰めるなど、どうやら不可能らしい。

「ネットの喧騒がウソなのだ。そんなものに惑わされることなく、安心して暮らせばいい。線量計が示す値が、そう語っているのだから」

そんな言葉を信じてしまえば、とっても気楽だろうなと思いながら、僕は歩き始めたのだ。

と、聞こえてくるこの喧騒は……
アブラゼミ、ツクツクボウシ、ミンミンゼミ、蜩(ひぐらし)、そいつらが一斉に鳴いている。こんなおかしなことが今まであっただろうか、と、一生懸命に数十年間の経験をたどってみるのだが、思い出そうとすればするほど、音というひ弱な記憶は錯綜し、とうとう耳鳴りと全く区別がつかなくなってしまったのだ。

《9月8日(木)-2》
ところで事務所の中はどうなんだろう。いつものように5分間測って、さりげなくマスクを隣に並べて撮影してみた。
null
0.06μSv/h……
いつもと特に変わりはない。

“DoseRAE2”の傾向は国民生活センターが調べてくれた。しかし所詮中国で製造された「安価」な機械だ。一個一個の性能にばらつきがあるかもしれない。だからこの機械の個体固有の誤差が知りたい。できれば線量の高い場所へ行って正確な情報と較べてみたい。でもそんなことを言っては顰蹙を買いそうだ。

測ってガイガー!というサイトがある。たくさんの人たちが、安い線量計を持って日本中の放射線量を測って投稿している。
昨日の夜8時ごろ、僕の自宅から比較的近い場所で測った人がいた。アスファルト地上1mで0.17μSv/hだという。結構高い。使用機種は“RADEX RD1503”、評判の悪い中国製ではなく、チェルノブイリを経験したロシア製。β線もγ線も測れるガイガーカウンターである。この手の機種に共通したことだが、β線についてはなかなか正確な数値が測れないらしい。しかし、地上から1mも離れれば、殆どβ線の影響は受けることはないはずだから、きっと正確なんだろう。
僕は、“DOSERAE 2”とともに現場へ車を走らせた。はたしてγ線だけ測れる潔い我がシンチレーションは、いったいどんな値を出すのであろうか。
午後3時25分。
null
0.09μSv/h……
事務所のゴーヤーを植えたプランターの土の上に直置きしたのと同じである。0.17μSv/hとはずいぶんと違う。さてこれはどういうことなのか、色々と考えながら現地を後にした。
「測ってガイガー!」では、特定の計測者について、これまで投稿した一覧を見ることができる。事務所に戻ってそれを確かめてみた。すると、0.17という値を出したこの方の計測は、どれもかなり高いことが分かった。その中には、近くに住む人が疑問に思ったのか、再計測のリクエストなどがあったりして、そういうところは別の人が再計測している。そのいくつかを確認したみたのだが、その全てにおいて、かなり低い値で上書きされていた。
僕が測った場所も、僕が去った後の午後5時ごろ、また別の人がやってきて計測したらしい。その人の機種は“HORIBA PA-1000Radi”、日本製で、希望販売価格は税込で131,250円という高価な代物である。投稿された数値は、僕の計測値と同じ、0.09μSv/hであった。さて、いったいどっちが正しいのか。
 ⇒http://hakatte.jp/spot/9375

なんだか最近よくある線量計測マニアのブログみたいになってきた。

問題は、ここからどこに向かって、どのようにして繋いで行けるのかである。それはミステリー。重要なことは、オタクではない賛同者が集まるかどうか。

今や線量計は需要があるのだから、日本の技術を持ってすれば、安くて正確な線量計を作るなんて簡単なことだろう。だがなかなか安くて新しいものは発売されない。日本製の既存の機種は何故か高いママ。だから外国製の安物ばかりが流通する。その性能を親方日の丸っぽい機関が貶して、政府が公式に発表しているデータを参考にしていればいいみたいなことを喧伝する。馬鹿っぽくて言いたくはないのだが、こうなるとやっぱり国を残して人を殺そうとする者たちがいるに違いないと思えてくる。だが本当は、得体の知れない「意思」がその正体なのだろうけれど。

誰からも文句の出ない正確な線量計が、どうしても欲しくなった。それに加えて食品の汚染を、せめて50Bq/kgくらいは調べることのできる測定器も欲しいのだ。この状況から、街ごと一歩踏み出すために。

» 続きを読む

《8月28日(日)》
大震災から171日目……
今日、目に付いた雌花。
null
雄花が、まだひとつも咲いていないというのに。
null
僕には分からない不思議。でも、きっと意味のないことじゃない。

12時17分。今日の事務所の空間放射線量。
null
0.06μSv/h、特に変化なし。
鈴木雄介所有のガイガーカウンターと比較研究。
null
だんだん上昇傾向だけど、こんなのは誤差の範疇。おおよそ14CPMだから、えーと、0.00833をかけて0.12μSv/hか。まあ、だからどうだというほどの数値ではないが、我がDoseRAE2の2倍とは。さて、いったいこの違いはなんなのだろう。不正確な機種同士の誤差なのか。
DoseRAE2はα線やβ線を検知しない。もしかすると、GM-10が拾ったα線やβ線が高い表示の原因なのだろうか。α線やβ線は外部被曝としては無視して構わないが、それなら0.00833をかけてシーベルトに換算する数式を、α線やβ線が存在する状況で使うことは間違いだということになる。あるいは、α線やβ線を出す放射線物質が、この部屋の中に漂っていたり、そこかしこに落ちていることの表れだとしたら、それは気持ちいいものじゃない。
しかし、今日はここまで。この材料と今の知識ではギブアップ、致し方なしである。

そもそもこの程度の機種で低線量を正確に測れることはできないらしい。しかし、だからといって諦めることはない。不正確な計測ということを念頭に入れながら、このオモチャを駆使して表示される数値をなんとか解釈して、そこから具体的に考え続けること。もはや、政府発表がオモチャの数値より信じられるという状況ではないのだから、それは絶対に意味があることだと信じている。

今日は三線教室の日。いよいよ。それについては三線専用ブログで。
 ⇒http://haisaikomaesanshin.ti-da.net/e3577002.html

以下後日執筆。
線量の画像だけアップ。
null

null


《8月9日(火)》
大震災から152日目……

null

齢50代半ばにしてライブハウス初出演!
この日のことは、後日ゆっくり書きますが、取り急ぎ(ってもう遅いか)画像を何枚か先行アップ。

null

記念撮影です。
null null

 ⇒三線教室専用ブログ記事
 ⇒琉舞教室専用ブログ記事

【追記(9月9日)】
8月8日とこの日の9日、文部科学省が発表した新宿のモリタリングポストの放射線量の数値は、両日とも0.058μSv/hで、それより前や後の日の数値と較べて全く変化がない。
しかし、それからひと月経った本日9月9日、東京都下水道局は、8月15日から16日にかけて、各地の下水処理施設で採取された汚泥に含まれるヨウ素131の濃度が上がったという事実を発表した。いったいこれは何を意味するのか。

小生の自宅の近くにある川崎稲田公園の汚泥の高い放射線量を最初に発見した方が、9月9日のツイッターで次のように呟かれた。
「当方が川崎で8/8-9にマスク表面から半減期の短い物質(特にβは5月頃の3倍量)を検出した事実と符合します」

以後、各地でヨウ素131が検出され続けている。子供の甲状腺への影響が懸念されるヨウ素131は、ウラン235の核分裂反応で生じ、半減期が約8日と短い。それが検出され続けているということは、どうやら福島第1原発の再臨界が頻発している可能性が極めて高いということらしいのだ。
(※但し東京電力の広報部は、原発敷地内でモニターしている値から判断して新たに放射性物質を排出した事実はないとコメントしたというのだが、さて。)

ヨウ素131は崩壊してキセノン131mに変わる。その際に放射線を出す。問題はそれがβ崩壊なので、モリタリングポストの数値には表れず、小生が所有するDoseRAE2でも検出されないということである。

ヨウ素131はとかく野菜などへの付着が言われるが、降ってくる時に吸い込むことも避けたい。子供の土遊びも心配だ。ともかく、風向きによってはマスクは必須ということか。

しかしよく分からない。キセノン131mはさらにキセノン131にγ崩壊する。半減期はおよそ12日。その飛距離の長いγ線を、なぜモリタリングポストもDoseRAE2も検出しないのだろうか。
ああ、自分で調べるのはなかなか大変なのである。

しかしこの日、マスクしてなかったんだよなあ。


7月15日金曜日: いよいよ明日

東日本大震災から127日目……
「合わせ」というべきか、「稽古」というべきか……
null
あっちこっち探して、やっと見つけた場所。駅から遠く駐車場もないので、僕がみんなを車でピストン輸送して、送り届けたら事務所に戻って自転車で、帰りはその逆って思っていたのだが、連絡しても応答なく、結局練習開始の時間間際、もう事務所に戻る余裕なく、施設の前に車が置けるスペースがあったので、管理人さんに相談しようと、とりあえず車を停めて待ったけど、結局管理人さんは現れず、こんなことならこの放射能の炎天下、宇夫方女史をひとり自転車で来させることもなかったのだ……

全くワジワジするさ。思わず「俺は役者だ」と喚きたくなるところを我慢して……
「いよいよ明日ですね、よろしくね」

帰りは結局劇団あとむの大介くんをはじめ、面々を車に乗っけて喜多見まで、だからやっぱり宇夫方さんは乗れなかったね。後になって考えれば、誰かに運転させて、この僕が自転車でって方法もあったのだけれど、そこまで気が回らなかった。だーれもさ。

事務所に戻ってツイッターを覗く。
菅直人首相発言情報。「脱原発は私の考え方」、つまり政府方針ではないと。
【そこで思わず呟いた】
17:42
脱原発、菅とともに去りぬ

続けて「そして、誰もいなくなった……」と呟いてみようかとも思ったが、洒落にならないので自粛した。
「鳩山由紀夫普天間県外移転」と同じ運命?嫌だなあ……

広瀬隆氏の言葉。「日本では、福島原発100キロ圏内では今後10年間に10万人以上が癌を発症。今後50年間では40万人が放射能によって癌になる」
【そこで思わず聞いてみた】
17:56
で、それって何人にひとりの確率なんですか?

だーれも答えてはくれなかった。

放射線のある環境で働いていて白血病になった場合、年間5mSvで労災が認定されるんだとか。自分で調べて検証したわけではないので真偽は定かではないと断ったうえでのハナシだが、福島じゃあ子供に対してその4倍の年間20mSvを適用というから背筋が寒くなる。
えーと、20mSvは20,000μSvだから、20,000÷365=1日54.7μSvで、それを24hで割ると2.28μSv/h!桁違いだ。
 ⇒安全デマか煽っているのか

取次ぎの拒否が続く『東電・原発おっかけマップ』について書いたリック・タナカのブログをふたつ紹介したツイートをリツイートしてみたが、結構やばい代物で、ここでは一個だけのご紹介。
 ⇒http://www.the-journal.jp/contents/rick/2011/07…
気持ちはよくわかる。でもさ、それにしてもやっぱり心配になる。リックちゃん、大丈夫かな。もしかすると、こうまでしなけりゃもはや変わらないところまで来ちゃってるってことかね日本は。

「コザ暴動」は、「コザ騒動」とか「コザ蜂起」とか呼ばれるのである。
回りくどい言い方で申し訳なし。

「ねえ、もういいからさあ、明日のこと、考えようよ」と、自分に言い聞かせているのであった。よくあることだけど。


7月10日日曜日: 一日中ぶつぶつ……

東日本大震災から122日目……
“チョンダラーの歌”をどうしよう、そのことを考えるために、今日の三線の稽古を休むことにした。
 ⇒この日の三線教室専用ブログの記事

しかし、いっこうにアイディアが浮かばない。勢い、ツイッターばかり眺めていた。
ぶつぶつ、ぶつぶつ……

【呟いたこと……】

10:00
シャワーを浴びようとパンツに手をかけたら揺れた。テレビつけて変なカッコでニュース速報を待つ。


民主党の前原誠司が辺野古移設について「どこが与党でも推進」と強調したというニュース。どこがって自民党以外にないのだろうが、ふと思ったので呟いた。

12:32
原発再稼動も同じ。それに反対する人間が総理になったら菅直人と同じようにボロボロにされる。メディアが共謀。洗脳される国民。


13:09
何か確信があって菅直人を擁護しているのではない。ただボクの周りには菅をボロクソに言う者ばかり。メディアが流す偏った表層的な情報のイメージを、何故これほど単純に信じているのか。疑え、と言いたいのだ。


我が家の比較的近くで、放射線量を継続的に調べてツイートしている方を見つけた。
 ⇒http://twitter.com/#!/Ilovemana
そこで……
13:15
一度我が家の傍でも計っていただきたい。その際は是非同行させていただきたいものです。

……と呟いておいた。

竹田圭吾は原発について比較的中立で信用が置けるというような誰かのツイッターを読んだので、しばらくフォローとやらをしていた。だいぶ前に一度書いたことだが、彼がこんなことを呟いた。

「そこまで反原発を唱えるなら、なぜ同じ熱意で反米軍基地と言わないのだろう。汚染や放射線が心配とか、要するに自分の身の安全を心配してるだけじゃないか。と、もし自分が嘉手納町民や名護市民だったら」

僕はなんだか引っかかったから、「だからよー」と呟いた。

彼は反原発なのか否か。また、嘉手納町民でも名護市民でもない竹田圭吾は沖縄の米軍基地をどう考えているのか。彼の過去の言説を調べれば分かることなのだろう。だが僕は、竹田圭吾の冷静を装った短い言葉が、どうも鼻についたのである。
彼は、この短い言葉で、反原発を唱える人々に向けて、原発と同様に沖縄の基地問題にも目を向けようというメッセージを送ろうとしたのか、全くそうではないだろう。結局彼は何も語っていない。
「この男は、人間的な感覚を無意識のうちに高みから見下しているのではないか」

だから彼の言説は無味乾燥で、生きた人間を置き去りにしている。国家全体の利害にとって、沖縄の基地や原発が必要だという理由を見つければ、彼は簡単に賛成に回るだろう、そんなふうに思えた。だから、「自分が嘉手納町民や名護市民だったら」という言い方が、やけに「汚い」と思った。

以来その印象は強くなった。何度かRTの実験もしてみたが、反応があるわけもなかった。

ある人が、竹田圭吾のツイートに対して、「いつからかすっかり脱原発に変身した?」と呟いた。竹田圭吾はそれに「元からだよ」と反応した。この「すっかり」が重要だったのだ。
そこで僕はRTした。

13:29
なんだそうだったんですか。そうじゃないと思ってたからフォローしていたのに。分かりにくいなあ


すると竹田圭吾から返信がきた。
「フォローしてほしいなんて誰も頼んでないけど。」
“元からだよ”といい、“誰も頼んでないけど”といい、初めてやり取りする年長者に対してなんとも失礼な言い方だ。
しかし僕はジッとこらえて真面目に答えたのである。

14:31
もちろんフォローするかしないかはこちらの勝手。分かりきったハナシです。なのにそこだけを突っ込んだ返信。本旨の「分かりにくい」に正面から答えが返ってくれば面白いと思ったのですがね。


竹田圭吾は僕をブロックした。僕は竹田圭吾を見限った。

すると、三線の稽古を終えた鈴木雄介からツイッターでメッセージが届いた。
「twitter いじってるヒマあるんだったらコンサートに来なさい」
今日の夜、シーサーズのライブなのである。“チョンダラーの歌”で閃けば、元気に出かけるつもりなのだ。しかし、どうも期待薄である。

ぶつぶつ、ぶつぶつ……

デーブ・スペクターが「菅さんが一番最初にストレステストを受けた方がいいと思ってるのは私だけ?」と呟いた。またこれだ、と、思った。そしてデーブ・スペクターに向けて呟いた。

18:24
貴方の他にもたくさんいます。きっと日本人の9割くらいは。しかし一番最初にストレステストを受けるべきはやっぱり原発でしょう。違いますか?


そして鳥越俊太郎の呟きを見つけてリツイートした。
「メヂイアやTwitterみてると、管さんに悪口雑言、悪口言いたいを放題、バッシング集中砲火だねぇ。管さんの悪口が日本の流行みたい。流行に乗り遅れないよう先を争っているよ。でも今回の震災・原発どれもが想定外のこと。何べんも現場を見てきた者が言うが。そんなに簡単にはいきませんぜ。」

18:34
でもさ、ストレステストなんかやらずに原発は停止する。その上で温暖化問題に叡智を傾け、もし電力不足があるならそれもなんとか対策を搾り出す。きっと哲学も必要。そんな日本発の潮流が生まれないかなあ。ストレステストの結果が原発再稼動の根拠なんてのだけは御免だなあ。


昼過ぎ、放射線量を調べている方に向けての呟きに、夕方返信が来た。
「当方幼子連れにて、予定を合わせるのが難しいので同行はご容赦ください。」
そこで僕も返事を書いた。
18:34
それは残念です。農作物と同じで、計測した人が分かる情報を人は信頼する、それがM.A.P.after5の理念(大げさ?)。でもしかたないですね


この方はGM管のTERRAとシンチレーション式のDoseという二つの機種を使っていて、いつもおおよそGM管が0.09μSv/h、シンチレーション式のほうが0.05μSv/hといったところ。その違いを直接伺ってみた。

19:23
二機種の数値の違いをどう読めばいいのか、ご教授頂けませんか?

すると、「私も素人なので正確にはお答え出来ません」との鄭重なお答えが返ってきた。

そこでちょっと調べてみた。
ここから先は、下記記事と合わせてお読みくださいませ。
 ⇒安全デマか、煽っているのか
いわゆるガイガーカウンターは、普通GM管(ガイガーミュラー計数管)のことを指す。GM管は本来β線を計測するもので、物の表面線量測定に向いている。空間線量で問題になるのはGM管では計測しにくいγ線。飛んでるγ線を感知するわけだけれど、GM管はγ線が1000個飛んだうち例えば10個程度しか捕まえられない。そこでγ線に合わせて×100というような補正するわけだが、β線の方は逆に1000個のうち100個を拾ってしまうので、その入射したβ線も100×100で計算してしまって結果とても大きな値になってしまう。それを避けるためには、アルミ板を使うなど、何らかの方法でβ線を遮断しなければならないのだが、これがなかなか完璧にはいかないらしい。つまりGM管はどうしても放射線値が高めにでる傾向があり、0.1μSv/h以下の値を正確に測定することはできないと思ったほうがいい。しかし、通常値を超える高い放射線の測定には十分有効とのこと。

一方、シンチレーション式はγ線を計るには適している。GM管は放射線が飛んでる回数しか検出できないが、シンチレーション式は放射線のエネルギーを検出できるものもある。要するに精度はよいのだが、ちょいと高価。

だが、β線や、さらにα線を無視てもよいのかということだけれど、α線・β線は透過力が低く、皮膚の表面で止まってしまう。皮膚は放射線に対する感受性が低い(放射線に強い)ので、空間の放射線量を計る場合はα線・β線をシーベルト(Sv)の計算(つまり人体への影響)に入れないほうがむしろよいのだ。
空間にα線・β線を出す放射能(放射線を出す元素及び物質)があったとしても、例えばヨウ素やセシウムが出すβ線は、プラスチック板で遮ることができる。悪名高きプルトニウムはα線、こちらは紙一枚でOK。とりあえず、外で呼吸したいのならマスクしろってこと。

但し、以上はあくまで空間線量の外部被曝の話である。今や危険なのは内部被曝。体内に取り込んだ放射能が出すα線・β線が問題なのだ。保育園の砂場の汚染状況などは、むしろGM管のガイガーカウンターを使うほうが有効なのかもしれない。しかし、それでもサンマの汚染は計れないのである。

ああ、本日のお勉強はここまで。これ以上は手に負えない。
というか、そんな勉強している場合じゃあなかったのだが。もう、シーサーズのライブはとっくに終わっている。
深夜、僕は、鈴木雄介に間の抜けた返信をした。

24:49
インスピレーションがいっこうに沸かないからtwitterいじくっているわけよ


ぶつぶつ、ぶつぶつ……



《7月5日(火)-1》
東日本大震災から117日目……
政治は所詮マキャヴェリズム、そんなふうに思ったのはもう数十年も前のこと。以来政治家の手練手管についてとやかく言っても仕方がないと思った。見える政治手法がどうであれ、それについて感情的に突っ込んでいては、むしろ本質が見えにくくなると。

宮城県知事に対して、聞くに堪えない暴言を吐いた復興大臣がとっとと辞任した。だが、政治のハナシをしたいわけではない。

復興のため大企業に漁業権を与えるという宮城県知事の構想に漁民たちが反発しているという。住民の頭越しに打ち出される知事の復興構想のバックには野村総研がいる。「地元の方ではなく、物事を地球規模で考え大所高所から見れる人による復興を」と知事。
復興相はそれを問題視していたらしい。それが暴言の原因だったのかは定かではないが、湧き上がる非難の嵐にあっさり辞任した。

【そこで呟いてみた……】

10:25
あえて呟く。B型の所為にした政治家を弁護する気は全くないが、背景があってのことだとしたら、と感情を制御した。しかし辞めて終に最悪な男になった。喜ぶ知事と愚民。


要するに、目的を放棄してしまえば手法も何もありゃしない。仮にたとえ止むに止まれぬ思いからの必要な厳しい叱責だったとしても、辞めてはただの暴言に堕すると言いたかったのだ。もはや批判に対して弁解の余地はなくなった。
「いや、どんな立派な目的があろうとも、間違った方法を許してはならない」
そうだ、きっとそれがまっとうな考え方だ。だが、完璧な人間なんていやしない。ましてやメディアの流す情報にバイアスがかかっているとしたら、結果、感情的な世論の盛り上りが、役に立つ政治家を抹殺するということにもなりかねない。このことは、辞任した復興相がご立派な目的を持っていたかどうかとは全く別の問題である。

11:16
所詮政治家が政治家に向かって放った暴言。周りにいたのは電力会社に飼いならされていたマスコミ。その中の一社が豹変したことに意志があるわけもなく、きっと3.11がもたらした昂ぶった感情の所為。それに反応した世論が政治を停滞させる。


「これはオフレコ。書いたらその社はおしまいだから」
もしも野村総研が財界系シンクタンクでなければ、逆に宮城県知事が大企業に漁業権を与えることを拒否してのこの状況だったとしたら、はたしてどうだったのか。何の根拠もない。ただ、ふとなんだかずいぶん危なっかしい状況に思えて、つい呟いてみたのだが、吐き出した言葉を読み返すと、全く薄っぺらな床屋談義で、ひどく自分が嫌になった。

11:26
当然、僕、政治嫌いです。だから役者なんかになったのです。でも「沖縄問題」は僕にとってずっと政治ではなかった。「原発」もそうなりました。経済や政治を越えて突きつけられた根源的な問いだと僕は思っています。経済や政治に邪魔されずに向かい合いたい、それが僕の変わらぬ希望なのです。


そこでこう呟いてみたのだが、なんとも言い訳がましくて、ますます自己嫌悪なのである。



ゴーヤーのためのネット。2010年のまんま放置してある。
null

たとえば去年の今頃、何かをしておけばよかったのだろうかと考えてみるのだが、何も見つからない。原発のことを言っているのではない。会社のこと、仕事のこと。あの頃、すでにこうなることを想定していたから、それに備えようと躍起だった。そうして想定の通りになったのだ。しかし、実際こうなる前は、僕以外の人間には、僕の想定は並列的な予測のひとつに過ぎなかったわけで、それが会社の代表の言うことだから否定はしないが、どうしても切迫した危機感を持てないということだったと思う。所詮「社長」以外の者にとっては他人事、あるいは、あれで精一杯だったというのだろうか。

「反省してるのか」
「他人の能力を信じることなどせずに、上手く使いこなすことだけを考えればよかったのかもしれない」
「思い上がった反省だな」
「お前は息子を叱咤することはないのか」
「息子なら、何があっても見棄てはしない」

覆水に微塵の未練もない。ただこれからのことを考えるのだ。やりたいことだけを考えればいい。そう、決めた。

null
「去年使ったプランターの上に乗っけちゃってるけど、いいのかね」
3月15日も、21日も、このままここにあって雨にしっかり濡れた土が入ったプランター。なんとかこの土から出てくる放射線量を測ってみたい。

4月の初めにガイガーカウンターを注文した。だが時すでに遅く品切れ。入荷したら知らせるとのことだったがいっこうに音沙汰がない。もう十分儲けたからと商売を止めてしまったのか、あるいは粗悪品を指摘されでもしたのか。たぶん、この先もう業者から連絡は来ないだろう。

頼んだ製品が入荷しないうち、色々と調べてみた。どうやらガイガーカウンターでの計測は、素人にはかなり難しいということを知った。とくに低い放射線を正確に測ることは、安物の機械では不可能らしい。品切れでよかった。無用な買い物をするところだった。ただ、この土で育てたゴーヤーを食べても問題ないのかどうか、せめてそれくらい自分で調べて確かめたいのだが、その手立てがない。

ここ世田谷の喜多見にも、結構あちこちに畑がある。収穫された野菜は、いったい誰が食べるのだろうか。

去年よりだいぶ遅れたが、ゴーヤーの芽が土の上に顔を出した。
null
「おい、俺のやりたいことは何なのか、お前、もし知っていたら教えてくれないか」
「……」
「よく分からなくなったんだ、社長なんかやっているうちにさ」
「……」

ひまわりが土の中の放射性物質を吸収してくれるというのはどうやら本当らしいのだが、咲いたひまわりは放射性汚染物質で、その処理に困るのだそうである。


«Prev || 1 | 2 | 3 | 4 || Next»
高山正樹 Masaki Takayama
人気ブログランキングへ