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本日の「和泉屋染物店」。昨日時点での情報によると、すでに定員80人のところ120名の予約があるらしく、立ち見の出る可能性あり(平土間のため、また演者も座っているため、案外、立ち見の方が見やすいかも)。どうぞお早めにお越しください。
……って、本番の日の朝じゃあ遅すぎますよねえ。

今から行ってきます。では、後ほど・・・

【リハ】
「満席なので、相手チームの本番が見れないかもしれません。よろしければリハを…」
中村哮夫組「釣堀にて」
文学座の戌井市郎大先生、台詞はほんの少しですが、それを見るだけで料金1,000円の元が取れるってなものです。しかし…
戌井先生の出番。しかし、先生微動だにしない。熟睡中。
演出であり、且つト書きも担当する中村哮夫さん……
「~登場…… ~登場… ~登場、~登場!~登場!!」
もう大笑いである。2,000円払ってもいい。
我がチームふじた組の長老、瓜生正美さんもニコニコ。
「眠くなるよね。でも僕は寝ないよ」

【本番】
客席の大多数は業界人ぽい感じ。
ふじたあさや組「和泉屋染物店」
突然、バサッと音がした。横を見ると、瓜生さんが台本を拾い上げている。そのあと、流山児祥氏と、「今どこやってるの」みたいなひそひそ話をしている。青年劇場で100人を越える劇団員を率いる瓜生正美さん、寝てたのである。
ちなみに、中村組の戌井さんは寝ませんでした。

【シンポジウム】
“近代戯曲を読むということ”
結構な参加者。ますます業界人ぽいけれど。
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パネラーは当然「近代戯曲」について語る。しかし、実は役者の方は、いつだってもう少し具体的な言葉に関心がある。こうしたことは演劇という場の常。
僕は、実はパネラーと同じ、あの時代にこのテーマの戯曲が上演されたということのほうに興味があったのだが、ついつい演者の立場で発言してみたくなった。
「~なのだ」のはなし。
ふじた氏や宮田慶子さんあたりはちょっと面白がったのかもしれないが、概ねみなさん演劇人。リーディングという方法論には、さほど興味はないんだろうなあ。いや、それはそれでよくわかるのですけれど。
5月4日のしんゆり芸術祭までに、朗読の形而上学を書き終えることができるかなあ。新しい試みのために。

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「大逆事件」のこと、ご存知ですか?

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和泉屋染物店をやるのだから、大逆事件に触れないわけにはいかないはずなのだが、関係者や明日来る観客のうち、どれほどの人がそれに関心があるのだろう。

「天皇」のこと。
あなた方にとって、それは何ですか。
あったのかなかったのか、天皇を吊るすという妄想。でっち上げられた事件。ただ戯言を語っただけなのに、国家によって処刑された人々。以来、人々は口を噤む。いまだ日本という国家は……。

口を塞がれた人々の子どもたちは、この恐ろしさを知らずに生きている。

あなたたちは、天皇という存在を
考えてみたことがあるのですか
かつての若者のように

かつての
僕のように

だから僕は
大逆事件について
口を閉ざす

大逆罪(旧刑法第116条)…
天皇三后皇太子ニ対シ危害ヲ加ヘ又ハ加ヘントシタル者ハ死刑ニ処ス


朝、門の脇の植木におみくじが…
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誰の仕業かな。

そういえばオイラは何年初詣行ってないのだろう。

仕事して、夜は稽古。

小竹伊津子さんのお土産。
根岸の老舗、羽二重団子。
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(夏目漱石「吾輩は猫である」)
「行きませう。上野にしますか。芋坂へ行って團子を食いましょうか。先生あすこの團子を食ったことがありますか。奥さん一辺行って食って御覧。柔らかくて安いです。」

(正岡子規「仰臥漫録」)
「芋坂團子を買来らしむ
あん付三本焼一本を食ふ 麦湯一杯」

(泉鏡花「松の葉」)
「團子が貰いたいね、餡のばかり
と、根岸の芋坂の團子屋の屋臺へ立った。」

ちょいと新しいけれど、流行なので
(司馬遼太郎「坂の上の雲」)
「この茶店は『藤の木茶屋』とよばれて江戸のころからの老舗なのである。団子を売る茶店で、その団子のきめのこまかさから羽二重団子とよばれて往還を通るひとびとから親しまれている。」

そして久保田万太郎は(「うしろかげ」)…
「芋坂の団子さげたる賀客かな」

われも食らう。うめえ。
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小竹さん、ご馳走様でした。

昨日の「~のだ」の続き。
「~のだ」を言うためには、舌を上顎にくっつけて、それから破裂して音を出すということを、「の」と「だ」と、2回する必要があるのですが、それが「~んだ」でいいとなると、「ん」を言うために上顎にくっつけた舌を、そのまま離さずに「だ」と言ってしまえばいいわけで、つまり上顎に舌をくっつけて破裂させるのは一回だけでいい。かなり省エネですな。
で、この「んだ」の「ん」を言っている時の口の形ですが、もう「の」と発音しなくていいので、かなりだらしない緩んだ口元になっています。
さて、ちょっとみなさん、やってみていただきたいのですが、この「んだ」の「ん」を言う時、口元を緊張させてとんがらせる、つまり「の」を言う時の形にして、それで「ん」と言ってみて欲しいのです。そのあとは、「の」とは言わずに「だ」と言う。
その方法で次の台詞をしゃべってみてください。
「わたしはあなたが好きなですわ」
どうです? 小津安二郎の映画に出てくる女優さんみたいになりませんか?

きっと当時の映画台本には「~なのです」って書いてあったんだろうな。それを一生懸命きちんと話そうとして、それで何となく舌ったらずでかえって色っぽい感じになったのかな。それとも、「~なのだ」が「~なんだ」に変わっていく過渡期の音の感じなのかなあ。

「そんなことを考えながら稽古をしていただ」
野郎の場合は、気持ち悪くて、ダメだな。


日本の近代戯曲を読む!木下杢太郎『和泉屋染物店』
今日から稽古です。

準備。
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それにしても目が悪くなった。眼鏡が合わない。どれもこれもダメだ。しょうがねえなあ。

新宿へ。
例の建物です。
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ここのところ、ちょくちょく直しています。

何のはなし?
地図の仕事のはなし。

夜の花伝舎。
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台詞には、「~なのだ」がいっぱい。
最初はみんな、「なんだ」って読んでいた。
でも杢太郎は、「なのだ」と「なんだ」をきちんと書き分けている。
ということは、「なのだ」はやっぱり「なのだ」と読まなきゃいけないんじゃないの。
「いやいや、いけないのではないの」
「きっと、そうなのだ」
「そうするのだ」
そうして、琉山児氏も、中西さんも、みんな天才バカボンのパパになってしまったのだ。

それからこんな記事を書いたのだ。
http://lince.jp/mugon/roudoku3…
(また「社長とは呼ばないで」を書き始めているのだ!)

琉山児祥氏のブログ

既に予約が100名を越えたらしいのだ。


1月 3日日曜日: よく見えないからさ

高山正樹は台本を拡大コピー。
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宇夫方路は眼鏡を作る。
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本番近し。
http://lince.jp/hito/kindaigikyoku…



既に告知しましたが……
http://lince.jp/hito/kindaigikyoku…

年明けての1月9日の土曜日。芸能花伝舎。
“和泉屋染物店(いずみやそめものみせ)”
本日、顔合わせ、テキストレジー、本読み。
僕はト書きを読む係。楽だと思ったら大間違い。
例えば……
「夢遊病者の沈着を以て」
普通、この手のト書きは役者がそのように喋ればいいだけのこと。ところがこういうト書きを読めとの御指示。おっと忙しいことになった。さてこの捻ったト書きをどう読むか。それを受けて、怪優、流山児祥がどんなふうに台詞を造詣するのか。ちょいと面白い。

それにしても皆さんそれぞれよって来(きた)る芝居の道が違うので、スタイルばらばら。これがどう絡んでいくのか。見もの、って他人事ではないのですが。
稽古はあと3日だけ。

今日の稽古のことを書いた流山児 祥氏のブログ……
http://ryuzanji.eplus2.jp/article…

観てみたいけれど、日本演出者協会に申し込むのが面倒だという方は、わたくし高山正樹まで直接御連絡くだされば対処いたします。
80人くらいでいっぱいの会場。現時点で40名ほどの予約あり。御出演の役者さんたちはこれから宣伝するようなので、もしかするとお申し込みは早めのほうがよろしいかも、です。

会場案内はこちら
http://www.geidankyo.or.jp/12kaden/08access…


カテゴリ: Topics

台本は、ちょっと前に届いていたのですが……
今日、日本演出者協会からチラシが届きました。

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2010年1月9日(土)
芸能花伝舎1-1

◎第1回 日本の近代戯曲研修セミナーin東京◎
日本の近代戯曲を読む!

リーディング 15:00~

1.『和泉屋染物店』
作:木下杢太郎 演出:ふじたあさや
2.『釣堀にて』
作:久保田万太郎 演出:中村哮夫
料金:1000円

シンポジウム 18:00~
『近代戯曲を読むということ』
料金:1000円


***【出演】***

『和泉屋染物店』
小竹伊津子(青年劇場)
井餘田笑子
松村佐世子
宇夫方路
瓜生正美(青年劇場)
中西和久(京楽座)
高山正樹
流山児 祥(流山児★事務所)

『釣堀にて』
伊東 克(東京演劇アンサンブル)
佐川和正(文学座)
一柳みる(劇団昴)
名越志保(文学座)
戌井市郎(文学座)
宮田慶子(青年座)

《お申込み・お問合せ先》
日本演出者協会 TEL:03-5909-3074 FAX:03-5909-3075
専用メールアドレス:kindaigikyoku@yahoo.co.jp
※件名を「チケット予約」とし、本文に「お名前・枚数・ご連絡先を明記してください。
予約完了メールが届いた時点で予約完了となります。


台本、読まなきゃ……


11月25日水曜日: 来年のこと

昭和音大はもうクリスマス。
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来年のはなしです。
1月9日
新宿の芸能花伝舎にて
“日本演出者協会・近代戯曲リーディング第一回公演”
……が行われます。
演目は……
木下杢太郎「和泉屋染物店」(ふじたあさや演出)
久保田万太郎「釣堀にて」(中村たかお演出)
……の2本。

そして、高山正樹と宇夫方路が、ふじた組に参加することになりました。
開演は15:00。
共演は流山児祥・瓜生正美・小竹伊津子・中西和久その他、怱々たるメンバーです。
台本は只今制作中ですって。
料金はどうなっているんだろう。詳細が分かったら、追ってお知らせいたします。
そして、来年の、こんなカレンダーの販売を開始しました。
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楽天市場“沖縄map”の手漉き和紙暦のページ

大判の吊るすタイプのものは、明日あたり販売開始かな。
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でも、来年のことよりも、このところの記事がなかなかアップできずにいます。
それがずいぶんとたまってしまったので、“未決定稿”というカテゴリーを作りました。
http://lince.jp/hito/zantei…

未決定稿の記事が完成したり、記事の情報を変更したりすると“新規情報”のカテゴリーへ。
記事の日付ではなく、実際に書き終わった日時の新しいものから順に10件の記事を“新規情報”のカテゴリーにしています。
http://lince.jp/hito/update…

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高山正樹 Masaki Takayama
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