《6月18日(土)》
東日本大震災から100日目!

エコルマホールのロビーコンサートを終えて、決算書類提出期限がいよいよ迫ってきた。
原発運転再開の流れ。経済合理性がどうだこうだ。日本とはこれほど詰まらぬ国だったのか、そんなことを思いながらも、僕はパソコンに向かって貸方と借方の2円合わない原因を必死に探したりしているのだ。今の日本に仕掛金なんて意味があるのか。仮払消費税、長期前払費用、繰越利益余剰金……

そんな日なのに“今晩のジャズのライブ、もちろん来るよね”みたいなことをほざくやつがいる。世の社長という人種たちの多くが、決算時期どんな精神状態になるのか、うちの税理士さんに聞いたことがある。
「みんなイライラしています」

会社の管理システムは全て自前で作った。会計もその中に組み込まれている。日々の業務をきちんと入力しておけば、ほぼ自動的に複式の帳簿が作成され、決算にもさほどの苦労はしない。何年か前に青色申告会で会った若い女性税理士先生が、僕のシステムに興味を持って、後で連絡すると言った。ちょいといい女だったので、しばらく楽しみに待っていたが、それっきり、そのうち忘れた。

ネットで商品を販売するようになって、システムはますます複雑になっていった。委託や買取や、自社商品や産直や、クレジットや楽天銀行や楽天ポイントや代引きや、様々な販売方法を一元的に管理し、在庫状況も半自動的に帳簿へ反映されるようにした。期末商品棚卸高なんていっても、なかなか理解してくれる人はいないだろうけれど。

ゲーム感覚で作り込んでいったシステム。データベースは、最高に面白いオモチャである。しかし、結果どんどんと僕にしか使えないシステムになっていった。組織を次の段階へ持っていくためには、このシステムを分化して誰でも使えるものに改良しなければならないことは、法人化する前から分かっていた。だからこそ法人にするのは一年待って欲しいと仕事の発注元の会社に申し入れたのだが、「どんな条件を提示すればスグやってくれるのか」とまで言われた。その時、個人事業なのにもかかわらず、受注額は年間1億円を越えていた。上層部が問題視し始めたとのことだった。会社でないと仕事が出せなくなるかもしれないと心配してくれての奨めでもあった。
眠れぬ夜が続いた。僕が今までの倍の時間を働けばいいと決断したが、会社にしてみると予定外の仕事が入るようになった。結局、システムを修正する時間を捻出することは不可能だった。
 ⇒社長とは呼ばないで「たくさんの疑問を乗り越えて」

そのうえ一昨年あたりから役者などというおよそ反システマチックな仕事を増やし始めてしまった。ついに管理システムを活用する時間さえも極端に減っていった。そのツケが今、来ている。

しかし、たいしたハナシじゃない。フンギリをつけてしまえばどうってことはない。原発などいらないのである。そう思えば、決算書類などクソ食らえである。官僚的思考がそれを大事だと言えば言うほど、お前らはアホだと叫びたくなる。
「行くか、十条はちっと遠いけれど。」

【この日呟いたこと】

初めて電車の中で呟いてみた。
19:38 Sony Ericsson X10から
自前で作成した商品在庫管理及び帳簿入力システム。すばらしい出来だったはずなのだが、一年間ほったらかしていたら自分で作ったのに使い方が全くわからない。原発のせいだと八つ当たり。

20:08
山手線。冷房だか送風だか除湿だか、ガンガン。外気かな。雨なのに。子供も乗ってるのに。嫌だなぁ…。梅雨、どうするんだろう。沖縄行きてえ。

20:45
なんもかも忘れて十条のbarでジャズライブの夜。スウィングしてたら地球が揺れた。ベース(山下弘治)、サックス(井上淑彦)、ピアノ(掘秀彰)

21:42
ピザ食ったらチーズにくっついて歯が取れてそれを噛んで歯が割れた。原発のせいだ。

21:58
沖縄ジャズの重鎮、屋良文男さんを思い出す。那覇のbarで聞いたあの音。人差し指一本で弾いていたようなピアノ。ジャズって、聞きに行くものじゃなくて、たまたまそこにあって、たまたまそこに居るもののような気がして。屋良さん、一緒に何かやろうって言ってたのに。死んじまった。こんな日本にな

22:06
なるほど、携帯から投稿すると文字数オーバーを教えてくれないわけね。「死んじまった、こんな日本になる前に」って続けたかったのです。



あら、なんで畠山くんがいるわけ。
null
それについては後日、気が向いたら書きます。