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《12月1日から2日にかけて》
三線の自主稽古を終えて、“中む食堂”へ行った。
まずは最近恒例の料理の撮影から。
前回の記事で「何サラダだっけ」といってたサラダは“中むサラダ”。
中むサラダ
ライトに気を取られて肝心のゴーヤーを外してしまった。失敗。

塩ソーキとソーミンチャンプルー。
塩ソーキ ソーミンチャンプルー
今までみたいに黄色っぽくないのは成功。でもちょいとピンボケ。ダメだな。

ミミガー。
ミミガー
これは比較的うまく撮れたね。それよりもなによりも美味しかった。

こっから先は面倒くさくなってもう料理は撮影中止。
今後、喜多見居酒屋情報については、一度上手く撮影できたメニューは、もう撮影しないことにした。でも今回合格した画像はミミガーだけだな。

ともかく今日の“中む”は話題満載!
まずはどうでもいいような話から。
石垣仁は相変わらず辛いもので遊んでいる。ハバネロを食わせようするのだ。しかし、これあんまり辛くないのである。
ハバネロ
ところが、種が曲者なのである。
ハバネロの種
やっぱりどうでもいい話だな。

石垣仁は、沖縄ではピーナッツは瓶詰めが定番だという。
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「これを見ると東京の沖縄人は泣いて喜びますよ」
真偽は不明。石垣仁の言うことを信じると、時々ひどい目に会う。

今日は水曜日の所為か空いている。石垣仁は西表出身だが、学生時代は石垣で過ごした。ややこしい。その頃からの友達が来ていた。
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石垣仁よりは信用がおけそうである。
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かの幻の泡盛“泡波”については、今まで何度か話題にしてきた。要するに元来“泡波”は親族が飲むためだけに作られている酒なので、基本的には出回るものではない。偽者もあるとかないとかなので、なんともいえないのだが、特別に美味い酒だというわけではないというのが定説。で、石垣仁なんかに言わせると……、あぶないからやめた。で、石垣仁の友達の彼は、どうやら泡波を作っている方と繋がっているようで、彼の元には毎年2本ばかり送られてくるらしい。で……、ってこれ以上はここでは喋れない。

なんだよ、話題満載のはずが、使える話がねえのか。

本日のメンバー。写ってないのは琉球舞踊の先生の宇夫方路と西表島の石垣仁だが、今日の“中む”はほぼこれで全員。みんな沖縄関係者。後ろの席にお顔がちょっと見えますが、ちょっと飲んですぐお帰りになっちゃいました。
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左から2番目が沖縄出身の総合格闘家、エリヤさんで、3番目がM.A.P.三線教室で一緒に習っている狛江高校出身の上地さん。ご両親が沖縄の方。
本日のメインイベントはエリヤ氏なので、その前にセミファイナル、上地さんの話から。
上地さんの前の三線の先生は、この“中む食堂”にも……、だめだ、この話もできねえや。もう参ったなあ。
よし、では上地さんの取って置きの話。今話題の尖閣諸島を実効支配していたのは日本であるという根拠のひとつのに上げられる昭和15年の大日本航空の魚釣島不時着事件で、乗客を救助するために現地へ急行した八重山警察署長の高嶺世太氏は、上地さんの妹のご主人の叔父さんだったらしい。この件は、なかなか難しい問題なので、メインイベントの後の「続き」で書こう。

では本日のメインイベント。坂口道場の松田恵理也、改めエリヤ。1977年5月11日生。1996年全沖縄空手道選手権大会準優勝。プロ戦績は下記サイトへ。
 ⇒http://www.pancrase.co.jp/data/prfl2/matsuda…
石垣仁の友達はマゾらしい。
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「絞めて絞めて……、ああ、死ぬ……」
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でも、確かになあ、プロの絞め技を体験するなんて滅多にできるもんじゃないもんなあ。僕も……、やっぱりやめておこう。
この2ショット、エリヤ君の素敵な人柄がよくあらわれてるでしょ。

彼は中真水才のオヤジさんのジムで一時期練習していたんだって。色んなところで繋がるなあ。
今日は店に出ていない中村君へのエリヤ氏からの助言は「練習あるのみ」だってさ。

エリヤ君の話もなかなか面白かった。尊敬していた前田日明のこと、最強だと思っていたプロレスのこと。ああダメだ。これも喋れないや。ただ、あんな投げられ方して体が壊れないプロレスは、やっぱりすごいんだって。

優しくて力持ち。
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いっぺんにファンになった。
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M.A.P.の記事のアップは、時系列が無茶苦茶である。しかし、実は関連した一連の記事は、それぞれ出来るだけ順番を崩さないようにアップしているつもりなのである。例えば沖縄の話しは、なかなか即時に書くことが出来ないような内容も多い。特に書くのに苦労する記事は、悩みに悩んで、数ヶ月後にアップなどということになる。すると、それ以後の簡単な話も、停滞している記事と関係していると、下書きのママ決定稿にはならずにアップの順番待ちとなる。

特に基地関連のことなどは、なかなかナイーブなこともあって、本日10月23日現在、7月17日の高江の記事が未だ決定稿とならず、それ以降の様々な記事がアップできないという有様なのだ。
※(10/25)高江のこと、やっとアップしました。

例えば、 もうだいぶ前のハナシだが、“六千人の命のビザ”の本番二日間の記事が未だ暫定のママ決定稿にできないでいるのは、たまたま初日の9月16日に撮影した一枚の画像から得たインスピレーションが原因なのである。
音響の渡邉禎史さんが喫煙室の中で座っている画像
僕はこの画像からアウシュビッツのガス室を連想してしまった。すると途端に金城実氏が禁煙について語った講演ことを思い出したのである。
金城実氏については、いくつもの暫定記事があってアップ準備中なのだが、そこで書きたいことは、どれもこれもおいそれとやっつけられるような代物ではない。まずは7月22日の暫定記事からなのだが、なかなか忙しくて落ち着いて考える時間が取れないのだ。

どうも小生の粘着気質がいけないらしい。要するにブログ向きの文章が、小生には書けないらしい。会う方会う方に、ブログに書きますねなどとお約束しながら、全く書かずにいて外交辞令だけのいい加減な奴みたいになっている。当たり前だ。何十日も書かずにいれば、書く気がないと思われても仕方がない。陳謝するのみであるが、しかし必ず書く。どんなに遅れても、どんなに読みにくくても。どうかお見捨てなきよう、ただただ平伏。

というわけで、新しい記事はゴーヤーばかり、ああゴーヤー日記書いてる人ね、などと言われている。つまり、このブログを案内して読んでくださる殊勝な方も、せいぜいトップページの3つぐらいの記事しか読んでくださらないということなのだろう。それがきっとブログというものなんでしょうなあ。

しかし是非、ワンクリック、ツークリックして過去の記事を開き、一生懸命書いた記事を読んでくださいますよう、心からお願い申し上げます。

【今日のゴーヤー】
昨日のことがあるので、残った2本のゴーヤーも、よくよく見た。
最後の2本のゴーヤー
するとそのうち一個が、やっぱり一部分黒ずんでいる。
黒ずみのあるゴーヤー
わかりにくいのですが……
黒ずみのあるゴーヤー2
角度を変えて、って、おんなじか?
黒ずみのあるゴーヤー3
最初のゴーヤーから見る
6日後のゴーヤーへ

宇夫方女史、出陣時間にて、切って中を確かめるのは、また後のお楽しみ。


稽古最終日です。
荷出し。
荷積み中
セシオン杉並に向けて出発です。

この芝居については色々思いがあります。なぜ今、この芝居なのか。もし外務省のロシア派閥といったような内実に切り込めれば、ムネオハウスの真実とか、満州に日本が建国しようとしていたユダヤ人の国とか、そんな部分に光を当てることができたなら、杉原千畝を今やることにも意味があるのかもしれないのに、しかし……

きっと、1年後くらい後に「社長とは呼ばないで」に書くことでしょう。

明日は仕込みを待って場当たり。そしてあさっての本番へ。
とりあえず、準備完了です。
ヒゲ剃って七三に分けて
似合わねえなあ……

芝居が終わったら、パレスチナのこと、勉強しよう。

夜、酒菜で一杯やりました。
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ボトル入れました。今日は請福。
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瓶に詰めた日が刻印されています。
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泡盛が瓶熟成するというハナシは一昨年記事にしました。その後、泡盛の瓶に詰日が表示されるようになって、古いものは高く売ってもいいようになったと、籠屋さんで聞いたことがあります。やっぱりその時にお店の若い人に聞いたのですが、彼は泡盛が瓶熟成することを知らずに、棚に並べる時も古いものを手前に置いて、できるだけ古いものから売れるようにしていたそうで、大失敗しましたって言ってたっけなあ。

そして……
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8月30日の中真光石君の試合のハナシをスーさんから聞きました。なるほどさすがボクシング経験者だと思わせる奥深い分析。でも、今日は書きません。兄貴の水才と、やっぱりスナッピー浅野さんの見解も聞いて、その上であらためて別途記事で書きたいと思います。

だから今日は、新メニュー(この日だけの特別メニューかも)を紹介して終わります。白いキッス。
キスのてんぷらにホワイトドレッシングをかけたもの



今日も稽古です。それではボチボチ告知しましょうか。
昨年の“無伴奏デクノボー奏鳴曲”に続いて……

東放学園専門学校照明クリエイティブ科演劇照明実習公演
(照明クリエイティブ科舞台照明コース卒業制作)
   ⇒東放学園専門学校照明クリエイティブ科の御案内

二人の俳優による演劇的報告

“六千人の命のビザ”
    ~杉原千畝の名誉ある犯罪~

日時:9月16日(木)18:30開場 19:00開演
      17日(金)17:30開場 18:00開演
場所:セシオン杉並(地下鉄丸ノ内線東高円寺駅下車徒歩5分)
   ⇒セシオン杉並案内サイト
料金:無料
作演出:ふじたあさや
美術:東放学園専門学校演出デザイン科
照明:東放学園専門学校照明クリエイティブ科
出演:宇夫方路・高山正樹(M.A.P.)、ふじたあさや(特別出演)
  照明クリエイティブ科学生


そうなんです。ふじたあさや氏が出演しちゃうんです。「お邪魔します」とか、「なるほど」とか言っちゃうんです。

今日も稽古に行く前にゴーヤーウォッチングです。
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三日前と比べて、大きくなってるのかなあ。
太郎と…
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次郎(と名づけました)。
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よくわからない。定規で測っておけばよかった。
三郎はちょっと大きくなったみたい。
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昨日初登場した豆太は、たった一日でぷっくり膨れました。
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未だ名のない子どもたちAとB。
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それからC。
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名づける前に逝ってしまったゴーヤーひとつ。
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ふたつ。
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明日のゴーヤーへ
最初のゴーヤーから見る

では逝って来ます、じゃない、行って来ます。
「杉原千畝が亡くなったのは、昭和六一年、一九八六年七月三十一日。急性心不全。八六年の生涯でした。(退場)」

ユダヤ、パレスチナあたりを勉強したいと思っているのです。しかし人生は短い。若い頃は、あんなに時間を持て余していたのにね。


8月23日月曜日: 収穫のタイミング

朝です。

収穫のタイミングが難しい。
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当然食べたいし、来年のために種も取りたいからね。

しかし今年はホントに多難です。
四日前にこう(↓)だった小さなゴーヤーが……
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こんなになっちゃいました。
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それからやっぱり四日前のブサイク君ですが……
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こいつは頑張って、大きくなってきた。
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ポコポコ生まれたチビゴーヤーたちは……
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これとか…
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あれとか…
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こいつとか。
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どれもこれも小さいうちにもう黄色くなってきました。
ひどいのは、こんなのです。
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あさってのゴーヤーへ
最初のゴーヤーから見る
デジカメで撮影したり、水をあげたりして、それから今日も自転車で代田橋へ、稽古です。

第143回芥川賞発表。受賞作は赤染晶子さんの「乙女の密告」。
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アンネ・フランクをゲシュタポに密告したのはいったい誰なのか。ユダヤ人のアイデンティティを京都外国語大学の「乙女」たちと重ね合わせる不思議な作品。
ちなみに、金城実さんの母校も京都外語大です。

芥川選評について、高山正樹は言いたいことがあるのです。それはいずれ“社長とは呼ばないで”に書くのです。


8月20日金曜日: ~としては間違っている

今日も稽古。

米国最大の先物取引所であるシカゴ・マーカンタイル取引所の名誉会長レオ・メラメド氏は、杉原千畝の発給したビザで生き延びた。彼は来日した際、こう言って同盟国日本を評価した。 
「日本政府がルールを曲げてアメリカのタリバン攻撃を支援したことは、杉原千畝が当時の外務省の指示に背いてユダヤ人にビザを発給したことに通じる」

何度でも言う。杉原千畝の「美談」に興味はない。
例えば、「八紘一宇」「日猶同祖論」「世界のユダヤ人ネットワークによる日本戦時国債の引き受け」、千畝の判断と外務省に根本的な対立があったわけではないとも言えるのだ。ドイツと同盟関係にありながら、日本は何故「ユダヤ」を差別しなかったのか、大東亜戦争を肯定するのに、格好な材料になり得る話ではないか。
戦後、日本の外務省は杉原千畝を解雇し、その理由を(たぶんキャリアではなかったというだけの理由を)明らかにしないまま、彼の業績を抹殺し続けた。千畝の死後、平成になってようやく外務省はこれまでの非礼を家族に謝罪するのだが、そのきっかけを作ったのが、かの鈴木宗男氏である。

舞台で、僕はこんな台詞を語らねばならないのだ。
「人間としては間違っていなかったと思うよ」
この千畝に言葉に、全く嘘はないだろう。僕はあの状況下での杉原千畝氏の決断とその行為を強烈に支持し、彼ならではの偉業に最大限の敬意を払う。だが今の僕は、次の言葉の方がずっと気にかかるのだ。
「外交官としては間違っていたのかもしれないな」
同意しているわけではない。ただ、「美談」を持ち出して簡単に切り捨てることができるほど単純ではないと言いたいだけだ。
佐藤優氏は、鈴木宗男氏の右腕として外務省で働いていた。

今日も稽古。もうすぐ傀儡となって美談に加担する。時に僕は、自分が役者であることを、極度に嫌悪するのである。
(文責:高山正樹)
[cate.ユダヤ]

語りすぎました。
「会社のブログとしては間違っているのかもしれないな」

今日、徹ちゃんが会社の事務所に、こんなお土産を持ってきてくれました。

どうぞ、ほんわかと、口直しにしてください。
 ⇒一年前に徹ちゃんが書いた地図


どうやらこの二つのゴーヤーだけは収穫できそう。
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どちらも去年のゴーヤーの種から育ったもの。
あさってのゴーヤーへ
最初のゴーヤーから見る

今日から代田橋。
“六千人の命のビザ”
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いずれ告知するが、カテゴリをどうしようか。この芝居だけに限ったカテゴリにはしたくない。正直に言えば、杉原千畝・幸子夫妻の「美談」には殆ど興味がない。この史実の裏側にある得体の知れない暗黒の景色を、僕は眺めていたいだけなのだ。
カテゴリは、断固ユダヤ(Jew)に決めた。
※でもやっぱり「六千人の命のビザ」のカテゴリも作成することにしました。(12/3)

稽古の後、一度事務所に戻って、夕方、また出掛ける。西山監督から預っていたDVDを返しに、三軒茶屋で行われている上映会に伺った。ちょうど映写が終わって、金城実の「独演会」が始まった頃に到着した。
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(後日、少し面倒なことを、書きたいと思っている。)
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 ⇒関連記事(大逆事件のこと)


8月16日月曜日: 只今試行錯誤中

null  角筈区民ホールにて打ち合わせを終え……

新生“東京奏楽舎”、新宿芸能花伝舎にて初音合わせ。
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名田綾子さん。

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夢丸師匠も来てくださいました。
そして、沖縄直送のパインをみんなで食べました。
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高山正樹と宇夫方路は、稽古があるので中途で失敬。
うだるような暑さの表から、中の様子をパシャ!
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一ヶ月前には見事な緑のカーテンだった花伝舎のゴーヤーですが、今日は悲惨な状態になっていました。
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やっぱり、今年の暑さは異常なんだよ、きっと。

稽古は2日目。
何度でも言う。物事は、そう単純ではない。
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杉原千畝の前妻クラウディアは、ユダヤ人の血を引く白系ロシア貴族。ソ連政府から反ボルシェビキ活動の黒幕と見られていた一族であった。

どちらも、試行錯誤の真っ最中である。
いずれ、告知する。

初日の顔合わせに続いて2日目。
今日は、代田橋ではなかった。M.A.P.本部近くの公民館で読み合わせ。
「六千人の命のビザ」
かつて、こんな記事を書いていたのに、火の粉は自分に降りかかる……
 ⇒http://lince.jp/hito/kaban…

お昼は“志美津や”という蕎麦屋へ行った。ふじたあさやさんも一緒。
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確かこのお店、クリントンだか誰だかが来訪したお店じゃなかったっけ。その写真やらがあったと思うのだが、今日は無くなっていた。なにか言ってまずいことでもあったのか、それともご亭主がアメリカ大嫌いになったのか。

帰ってネットで調べたら、店に来たのはカーター元大統領だった。それにしても何でこんなところに来たのだろう。その理由を調べたが、ネットでは見つけられなかった。
肝心な蕎麦についての能書きは、オイラには語る資格なし。ネットでたくさんの蕎麦通がここの蕎麦についてもウンチクをたれているので、必要とあらばそちらをご覧あれ。

アウシュビッツ、ユダヤ、イスラエル、アメリカ、パレスチナ……
難しい時代になっちまったもんだ。
ともかく、右か左かなんて単純な思考は放棄すること。

台本がまだ確定していないので、詳しい告知はまだしない。

月に2回の“沖縄語を話す会”に、今日もお邪魔しました。
國吉眞正さんと船津好明さんから、とてもたくさんの貴重なものを頂いたりお預かりしたり。
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ひとつひとつについて、お話したいことがたくさんあるのですが、相変わらずやらなければならないことが山積みで、すぐにご報告というわけにはいきそうにありません。
落ち着いて、
ウチナーグチ講座のように、ぼちぼちとご披露していこうと思っています。

たくさんのお土産は「お宝」でもあり「宿題」でもあり、それらをカバンいっぱいに詰め込んで、大崎から吉祥寺に向かいます。

吉祥寺は、今、沖縄の町といってもいいほど、沖縄の方たちが多く住んでいたり、沖縄の居酒屋がたくさんあったりするらしいのですが、でも今日は時間が無いので、街をゆっくり見る暇も無く、まっすぐに前進座劇場へ。

急ぎ足。自然と斉藤哲夫の懐かしき歌を、心の中で口ずさんでいます。

♪きちじょーじからー みなみへおりてー…
♪ちきちきちーきちじょーじー、ちきちきちーきち きちきちきちじょーじー……

劇団コーロ。“ハンナのかばん”
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ユダヤ人少女ハンナ・ブレイディのかばんには、ホロコーストの真実が詰まっている。
ユダヤをめぐる現況は、そう単純ではありません。でも、「今、何故ホロコーストなのか」、そんなありがちな質問をする気もありません。ただ、歴史に学ぶことが、対立を持続するためにあるのだったら、歴史など忘れ去ってしまったほうがいい。

僕は、島尾敏雄氏が1972年に書いた「大城立裕氏芥川賞受賞の事」という文章の一節を思い出していました。
(1972年ということは、斉藤哲夫「吉祥寺」の前年ですね…)

「彼(大城立裕)の目がひとつではなく、いわば複眼の構造を持っているということだ。小説の表現の世界で期待できるのは、この複眼の構造ではないだろうか。(中略)つまり『カクテル・パーティー』に登場するそれぞれの人物は、それぞれが被害者であると同時に加害者でもある条件を背負っている。作者が、そのところに目を据えている姿勢を、私ははっきりと読みとり、そのことに読後の充実を味わうことができた」

今ユダヤの人々は、ホロコーストの経験を、未来へ向けて、どのような精神的遺産として位置づけていこうとしているのでしょうか。
そして“ハンナのかばん”を演じる俳優の皆さんたちは、ハンナのかばんの中身に、どのような関心を寄せているのでしょうか。さらには、それはどれほど切実な関心なのでしょうか。できることならば、この舞台が終った後も、ずっともち続ける関心であって欲しいと願うのですが、しかし役者とは因果なもので、次々と新しい興味に乗り換えることができなければ、どうもやっていけない職業でもあるようです。

島尾敏雄氏は、さらにこう述べています。

「(大城立裕氏が)『沖縄のもっている荷の重さ」と書いた琉球弧を、文学的な複眼の構造で見た場合、それは言い知れぬ豊饒な母体として写ってくるのを私は払いのけることができない。しかし(中略)その母体を享受することのできる者が、限られていることも、どうしようもないことに思う。でも大城氏の場合は明らかにそれを手に入れている。琉球弧は内発的な表現力を生み出す母体として彼の前に横たわっている。彼はただ手をのばしてつかみとりさえすればいいのだ。
私は琉球弧の中の奄美に十二年も住んできたが、その条件が私の内面にわかちがたくはたらくところまで、まだたどりつけないでいる。ひとつのかすかなのぞみは、奄美の土着の世界への尽きない関心を失っていないことだ。」


劇中、白石准ちゃんが生演奏でピアノを弾いたのです。そのことを語ろうと思っていたのですが、それを語るならもっと適任の方々がいるように思うので、僕は遠慮することにしましょう。
http://juninho.blog…

終演後の、御主人様が去ったあとのピアノ…
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朝から何も食べていなかったので、有名な“いせや”へ。
劇団あとむの面々。
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楠さんと、織田さんと、大女優改め天才の…
やーめた、また名前変わるかもしれないから、今度会ったとき名前変わってなかったら紹介するね、今ちゃん。

(ちなみに、youTubeの斉藤哲夫「吉祥寺」に“いせや”が出てきます。)



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高山正樹 Masaki Takayama
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