09/02/03 : 沖縄3日目の午後その2、東海岸
カテゴリ: 沖縄のことを…
知念氏とのお話がどのくらいかかるのか、全く予想がつかなかったので、この日のこの後の予定は決めていませんでした。有難いことに、すんなりとお話が出来たので、少し時間ができました。
そこで大好きな勝連城跡へ向かいました。何年ぶりだろう。世界遺産に指定されてからは初めてです。
勝連の城壁が見えてきました。

よく見えませんか?
ではもう少しアップで。

休憩所です。

へー、こんなの出来たんだ。以前は、ほんとうに何もなかったのに。
ずいぶんと整備された坂道と、新しい階段を登り、まずは一の郭の中へ。
一の郭から見上げた三の郭。

宇夫方隆士氏の詩画集に、この絵があります。
⇒宇夫方隆士詩画集「城壁」

勝連最後の按司(城主)阿麻和利は、琉球統一を目指してクーデターを起こしましたが、1458年、琉球王府によって滅ぼされたとされています。

そんな歴史には疎いのですが、20年以上前のこと、誰もいない何もないこの場所に立ち、何故か涙が止まらなかった記憶が蘇ってきました。この海は、いったいいつからこれほど美しかったのだろうか。この海を、赤土で汚してはならないというふうに。
けれども今日は、どうしてもあの時の海の色が、思い出せなかったのです。

建築資材として持ち去られてしまった城壁の復元が進んでいます。


この白い石が、元からの城壁の色になるのに、どのくらいかかるのだろう。

さあ、新しい階段を下りて次行こう。
左バナナ畑。右サトウキビ畑。

サトウキビ畑はお馴染みなので、バナナ畑だけをご覧あれ。

そして…
泡瀬の干潟です。

埋め立てのための仮設道路。

賛成と反対の横断幕。

その脇を、埋め立てのトラックが通り過ぎていく。

明日の仕事のために、もう眠ってしまっているだろう金城君へ。
やはり僕は、今ここでどちらかの立場に立って何かを言うことはやめておこうと思っています。決めるのは、やはりあなたたちであるべきだと思うからです。ただ、埋め立てしないという判断を選択することができないような地点へと、沖縄は追い込まれているのではないか、そしてその責任は我々にあるのではないか、そのことは、きちんと考えるべきだし、もしそうならば、沖縄に返すべきものを返すために、僕は何かをしたいと思っているのです。
そこで大好きな勝連城跡へ向かいました。何年ぶりだろう。世界遺産に指定されてからは初めてです。
勝連の城壁が見えてきました。

よく見えませんか?
ではもう少しアップで。

休憩所です。

へー、こんなの出来たんだ。以前は、ほんとうに何もなかったのに。
ずいぶんと整備された坂道と、新しい階段を登り、まずは一の郭の中へ。
一の郭から見上げた三の郭。

宇夫方隆士氏の詩画集に、この絵があります。
⇒宇夫方隆士詩画集「城壁」

勝連最後の按司(城主)阿麻和利は、琉球統一を目指してクーデターを起こしましたが、1458年、琉球王府によって滅ぼされたとされています。

そんな歴史には疎いのですが、20年以上前のこと、誰もいない何もないこの場所に立ち、何故か涙が止まらなかった記憶が蘇ってきました。この海は、いったいいつからこれほど美しかったのだろうか。この海を、赤土で汚してはならないというふうに。
けれども今日は、どうしてもあの時の海の色が、思い出せなかったのです。

建築資材として持ち去られてしまった城壁の復元が進んでいます。


この白い石が、元からの城壁の色になるのに、どのくらいかかるのだろう。

さあ、新しい階段を下りて次行こう。
左バナナ畑。右サトウキビ畑。

サトウキビ畑はお馴染みなので、バナナ畑だけをご覧あれ。

そして…
泡瀬の干潟です。

埋め立てのための仮設道路。

賛成と反対の横断幕。

その脇を、埋め立てのトラックが通り過ぎていく。

明日の仕事のために、もう眠ってしまっているだろう金城君へ。
やはり僕は、今ここでどちらかの立場に立って何かを言うことはやめておこうと思っています。決めるのは、やはりあなたたちであるべきだと思うからです。ただ、埋め立てしないという判断を選択することができないような地点へと、沖縄は追い込まれているのではないか、そしてその責任は我々にあるのではないか、そのことは、きちんと考えるべきだし、もしそうならば、沖縄に返すべきものを返すために、僕は何かをしたいと思っているのです。
(文責:高山正樹)
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高山正樹さんのコメント
今、民主党が政権を取って、泡瀬の干拓をめぐる状況が大きく揺れ始めています。民主党は中止の方針、たくさんのウチナーンチュから、喜びの声が沸き起こるのかと思っていました。
ところが、途端に沖縄本島東海岸の人たちが異を唱え始めました。そのことが「内地」では群馬の八ッ場ダムと並べて報道されています。
沖縄の若年層の失業率は50%を越えている。異常な数字です。これは暴動が起きないのが不思議なくらいの数字なのです。
泡瀬の干拓は5000人の雇用を生むという推進派の説明。それに対する地元の期待。
泡瀬には、何十年という時を費やしてきたという八ッ場ダムのような絶望的な時間の障壁はありません。もっと大きな「沖縄問題」を無視すれば、という但し書きが必要ですが。干拓を中止することは、八ッ場ダムに比べればはるかに簡単なはずです。
しかし、沖縄を代表する民主党議員は、今のところ、干拓続行を支持しているようです。