《10月19日(水)》
大震災から223日目……
五日ぶりに事務所の外で線量を測った。
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へえ、0.06μSv/h、ちょっと低め。低いことはいいことだけれど、じゃあ今まで高めだったのは何故か、その方が気持ちが悪い。何度も言うが、外部被曝という意味では、きっと左程に問題視する数値ではないのだろう。ただ、空間を漂っているのかもしれないα線とβ線を放射する核種の存在が気になるのだ。

だが結局、僕にはその存否を知る術がない。どんなに頑張って、自分で調べて考えろといっても、ひとりやふたりの力では不可能事であるというのが、たどり着いた結論である。ならばここから先、どうするか。

自宅。雨どいの出口で測ってみた。
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0.12μSv/h、それなりの数値。
「それなりってなんだ」
「それなりって、だからそれなりさ」

もちろん、こうしていつも線量計を持って、ちょいちょい立ち止まって測っているのは、最低限の危機管理だと思っているのだが、それ以上に、周りに存在する危機を、個人が察知できるものなのかどうか、それこそを知りたいと思っているのである。しかし、どうやらそいつが怪しいということがはっきりしてきたわけだ。

「だろ、だからさ、考えたってしかたないんだよ。きっと放射能なんて大したことないし、楽しくやろうぜ」
「いや、そいつは違う。お前は俺の話を聞いちゃいないらしい。俺は、リスクのことを語っているんじゃない。もっと違う何かに拘っている。」

家の中は0.05μSv/h。
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「じゃあ、家の中でジッとしてりゃあいいじゃん」
「お前と遊んでも、ちっとも面白くない」

選択する道は、まだいくつもある。

それから……
1983年に、僕がショーペンハウエルを嫌悪しながら書いた日記。是非ともお読み頂きたいと思うのである。
 ⇒社長とは呼ばないで《1983年7月18日のノート》


【追伸】
ツイッターで僕は竹田圭吾にブロックされている。その竹田圭吾が「江川紹子さんという人は本当に凄い」と呟いたらしい。
(※以下は新ブログに転載した記事でお読みください。)
 ⇒http://mapafter5.blog.fc2.com/blog-entry-2456.html