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12月12日月曜日: さて、どうしてやろうか

《10月19日(水)》
大震災から223日目……
五日ぶりに事務所の外で線量を測った。
null
へえ、0.06μSv/h、ちょっと低め。低いことはいいことだけれど、じゃあ今まで高めだったのは何故か、その方が気持ちが悪い。何度も言うが、外部被曝という意味では、きっと左程に問題視する数値ではないのだろう。ただ、空間を漂っているのかもしれないα線とβ線を放射する核種の存在が気になるのだ。

だが結局、僕にはその存否を知る術がない。どんなに頑張って、自分で調べて考えろといっても、ひとりやふたりの力では不可能事であるというのが、たどり着いた結論である。ならばここから先、どうするか。

自宅。雨どいの出口で測ってみた。
null null
0.12μSv/h、それなりの数値。
「それなりってなんだ」
「それなりって、だからそれなりさ」

もちろん、こうしていつも線量計を持って、ちょいちょい立ち止まって測っているのは、最低限の危機管理だと思っているのだが、それ以上に、周りに存在する危機を、個人が察知できるものなのかどうか、それこそを知りたいと思っているのである。しかし、どうやらそいつが怪しいということがはっきりしてきたわけだ。

「だろ、だからさ、考えたってしかたないんだよ。きっと放射能なんて大したことないし、楽しくやろうぜ」
「いや、そいつは違う。お前は俺の話を聞いちゃいないらしい。俺は、リスクのことを語っているんじゃない。もっと違う何かに拘っている。」

家の中は0.05μSv/h。
null
「じゃあ、家の中でジッとしてりゃあいいじゃん」
「お前と遊んでも、ちっとも面白くない」

選択する道は、まだいくつもある。

それから……
1983年に、僕がショーペンハウエルを嫌悪しながら書いた日記。是非ともお読み頂きたいと思うのである。
 ⇒社長とは呼ばないで《1983年7月18日のノート》


【追伸】
ツイッターで僕は竹田圭吾にブロックされている。その竹田圭吾が「江川紹子さんという人は本当に凄い」と呟いたらしい。
(※以下は新ブログに転載した記事でお読みください。)
 ⇒http://mapafter5.blog.fc2.com/blog-entry-2456.html
《10月17日(月)-2》
宮崎空港。
手荷物検査、線量計ふたつ、いったいⅩ線にどんな反応を示すのか、検査官も興味深々だった。
null
でも、時間が短すぎたのか、機械から出てきてあっという間に元に戻ってしまったのか、数値に変化は表れず、検査官ともどもちょっと拍子抜け。さすがにもう一回、機械の中に暫らく留め置いてとまでは言い出せず、実験成果なし。

一昨日の往きの飛行機での計測値は正しかったのだろうか。帰りは上昇時から測り始めることにした。
16:10、飛び立つ前の機内の数値は……
null
RADEXの示す値は0.10μSv/h、DoseRAE2は0.06μSv/h、やはり往きの計測の最後の数値(宮崎空港到着時の機内の値)が異常に低かったのは、何か原因があったのだろうけれど、それが何なのか、想像もつかない。

16:14、機体上昇中。
null

null

16:16
RADEX:0.15
DoseRAE2:0.09

null

16:17
RADEX:0.54
DoseRAE2:0.04
※なぜかDoseの数値が下がった。

null

16:21
RADEX:0.71
DoseRAE2:0.05

null

16:21
RADEX:0.81
DoseRAE2:0.06

null

16:22
RADEX:1.01
DoseRAE2:0.07

null

16:23
RADEX:1.19
DoseRAE2:0.08

null

16:24
RADEX:1.26
DoseRAE2:0.10

null

16:25
RADEX:1.46
DoseRAE2:0.11

null

16:26
RADEX:1.79
DoseRAE2:0.13

null

16:27
RADEX:2.01
DoseRAE2:0.14
※この日のRADEXは、ここらあたりが最高値であった。

null

16:31
RADEX:1.97
DoseRAE2:0.20

null

16:31
RADEX:1.88
DoseRAE2:0.21

null

16:32
RADEX:1.95
DoseRAE2:0.22

null

16:32
RADEX:1.93
DoseRAE2:0.23
※Doseも打ち止め。
結局、上空で安定した数値は、おおよそRADEXが2μ、DoseRAE2がその1/10くらいである。いったい何故だ。
17:00頃、飛行機は下降を始めた。
null

17:02
RADEX:1.81
DoseRAE2:0.18

null

17:03
RADEX:1.55
DoseRAE2:0.18

null

17:04
RADEX:1.44
DoseRAE2:0.17

null

17:04
RADEX:1.14
DoseRAE2:0.16

null

17:05
RADEX:1.13
DoseRAE2:0.15

null

17:05
RADEX:1.06
DoseRAE2:0.15

null

17:06
RADEX:0.99
DoseRAE2:0.14

null

17:06
RADEX:0.84
DoseRAE2:0.13

null

17:07
RADEX:0.61
DoseRAE2:0.12

null

17:08
RADEX:0.54
DoseRAE2:0.11

null

17:09
RADEX:0.53
DoseRAE2:0.10
雲海の中で少し揺れ、17:11、やがて雲の下の海が見えてくる。
null

null

17:12
RADEX:0.29
DoseRAE2:0.07

null

17:16
RADEX:0.12
DoseRAE2:0.04

null

17:19
RADEX:0.09
DoseRAE2:0.03

null

17:20
RADEX:0.08
DoseRAE2:0.03

null

17:22
RADEX:0.07
DoseRAE2:0.02
上昇時、例えばRADEXがおよそ1.00の時、DoseRAE2は0.10に満たないが、それが下降時は0.15くらい、つまりRADEXよりDoseRAE2の方が反応が悪いということなのであろう。下降時のRADEXとDoseRAE2の数値の食い違いは、往きの計測とほぼ同じであった。それにしてもRADEXとDoseRAE2の示す値が違いすぎる。
また、着陸に向けてやはりDoseRAE2の数値が極端に下がっていく。RADEXも若干低目だがその比ではない。

着地して、機体がターミナルに移動するうちに、数値が納得できる値に近づいていった。
17:32、RADEXが0.11、DoseRAE2が0.09……
null

20:11、喜多見の事務所に戻って、室内で線量を測ってみた。
null
RADEX:0.10、DoseRAE2:0.06、いつもの見慣れた数値であった。


《10月14日(金)-1》
大震災から218日目……
11日の夜の僕のツイートの話です。
「体の大きい人は小さい人よりも放射線を浴びる量が多いのではないかしらん。それなのに同じSvなのは何故?」
さて、いったい何がどう疑問だったのかを、少し噛み砕いてご説明する必要がありそうです。まず前提として内部被曝のことは考えていません。外部被曝に限っての話です。それも放射能まみれの水溜りに足を突っ込んだというような局部への被曝のことではなく、空間線量が影響する外部被曝です。
だいたいSv(シーベルト)という奴が分かっているようでよく分からない。つまり……

※この先は後日落ち着いて時間のある時に書きたいと思います。今日のところは、いったいツイッターでどんなやり取りをしたのか、そのツイートをとりあえずご紹介しておくことにします。

【一連のツイッター】

《11日》
22:46、板垣陽太
「被爆量は放射能の強さに体重と時間を掛け合わせたもので測るそうです。なので、同条件で被爆した場合、確かに身体が大きい方が被爆量は多いでしょう。ただ、放射線障害は確率的推論で成り立っており、個体差がありますので、大きさよりも個体差の方が影響するのではと考えます。」
22:59、板垣陽太の連投
「答えになってませんね(苦笑)要はぶれがあり確定的な事が言えないので、体重差まで割り出すサンプル不足とかですかね。んま、僕の言う事なんであてにしないで下さい。」

《12日》
8:26、Ilovemanaさん(稲城市で継続的に空間線量を測っている方)
「たしかSvは重量当たり(1kg)だった気がします。」

《13日》
12:03、板垣陽太君への返信
感謝。でも、空間線量なら体重じゃなくて体の表面積じゃないのかねえ。素人考え。
12:07、Ilovemanaさんへの返信
返信感謝です。しかしそれだと、体重倍だと倍の影響があるってことになっちゃいますよねえ。分からん……


12:16、板垣陽太
「僕も表面積だと思ったんですが、被爆量となると体重をかけるみたいです。僕も素人なのでハッキリと言えずすいません。身体の一部分しか露出してない時などはどうなるんでしょうね。ダメだぁ、こういうの気になってしょうがない(・ω・`)」

12:37、Ilovemanaさん
「体重で割るから体格差は消えませんか?物理学者の田崎晴明さんのHPが参考になるかも。」

板垣陽太君への返信
20:12
陽太はやっぱり理系だね。まあ理系って、役者としては成功しそうもないけど、僕は基本的に理系の役者好きなんだ。だから僕もダメなんだけど。
20:15
ちょっと勉強したのだが、γ線は服なんか関係なく、体を通り越しちゃうから表面積じゃなくて質量なんだな。

Ilovemanaさんへの返信
20:26
ありがとうございました。表面積ではなく質量に比例することはよく分かりました。Svを算出するのに質量で割る数式も分かりましたが、であるなら尚更、人体への影響を考えるとき体重を考慮しないのかがよく分からないのです。僕、何か根本的に勘違いしてますか?


20:55、Ilovemanaさん
「すごくおおざっぱに言うと総量に対しては体格に比例して耐性があると考えていいのかなと。なので、単純な総量でなくて質量当たりの量が基準になると理解しました。ただ、あくまで標準人を想定してるので実際は個体差はあるんだと思います。」

20:57
Svが個体の体重と関係ないのは、火傷と同じように(火傷は表面積だが)細胞の何パーセント被曝したかによるということなら納得できるのだが。
21:00、Ilovemanaさんへの返信
僕もそのように想像しました。


21:08、Ilovemanaさんからの返信
「私もよく理解できてませんが、等価線量と実効線量について調べるといいかもしれません。」

以上、やり取りの詳細解説は後日。
あとはおまけです。

《14日》
8:50、板垣陽太君からの返信
「僕はメチャクチャ文系です(笑)ただ、すぐに答えが出ない事を考えるのが好きです。だから、今回の事も僕にとっては哲学と似ていて、仮説だてで間違っていても良いから自分の納得する結論を出す作業そのものが好きなんです。でも理系に間違えられたの初めてなんでちょっと照れます」

早川由紀夫氏が、否定が重なるような分かりにくい日本語を暗に批判するようなことをツイートしていました。早川由紀夫氏らしいといえばそれだけのことなのですが、ちょうど理系とか文系とかのやり取りをしていたので、ちょっと気になったのです。そして昔読んだ小林秀雄を思い出したのです。
8:56
小林秀雄の「常識」に「反自然的でない道徳など無意味であるという事を失念してしまわなければ」という一文があり、若い頃ワケがわからなくてノートに書いて分析しました。 @HayakawaYukio 「原発由来じゃない可能性も低くないんじゃないかのう」この文を私は理解できない。


もちろん、ツイッターではほぼ緊急事態に対応することしかしていない早川由紀夫氏が、こんな僕の呟きに反応するはずもありません。
(※この小林秀雄の「常識」については、ずいぶんと昔の日記に書きました。いずれ“社長とは呼ばないで”に転記しようと思っています。そうしたら、この記事にもちょいと追記しようと思っています。)

そこで板垣陽太君に向けてツイートしました。
9:27
例えばショーペンハウエルは文系だけど、カントは理系。僕は理系の哲学が好き。文系の役者は放射線の影響は人体の表面積に比例するのかあるいは質量かなんて問題には決して興味を示しません。違うかな。この点を議論するためだけにまた稽古見に行っていい?


事務所へ行く途中のことです。ああ、昨日に続いて今日もです。
null null
いったい何が正しいのでしょう。僕、どうすればいいのでしょう。

事務所に着いて、まずゴーヤーを植えていたプランターの土の上に直置きして線量を測ってみました。ビニール袋に入れるのは、線量計に放射性物質が付着するのを避けるためです。
これで何が分かるわけではないのだけれど。
null
え? 0.11μSv/h?

外は0.08μSv/h、高めだけれどいつもと左程変わりはありません。
null

事務所の中は0.06μSv/h。
null

やっぱり今年くらい、川崎でもあんな小さな子供に土いじりさせちゃいけないんじゃないだろうかと思ったのです。

12:31、板垣陽太君からの返信が届きました。
「あぁもう是非来て下さい!毎日ひとり答え合わせみたいな日々ですが、ディスカッションするの大好きなんです!」

さあ、ボチボチ出かけなければならない時間です。
昨日のこと、ブログに書こうかどうか迷っていることがあります。そのことを、少しだけ呟いてみることにしました。

12:34
昨日、多賀城の親戚がオヤジに線香をあげるために車で来てくれました。元気でよかった。東北道を通ってきた車のフィルターをRADEXで測ってみたいと思ったのですが、言い出せなかった。現実を確かめたいという純粋な知的好奇心だったのですが。明るく頼んでみればよかったと後悔しています。



今日のこの記事は、全て暫定です。いつかきっと、書き直します。


《10月12日(水)~13日(木)》
大震災から216日目……
昨夜11日の寝しなに呟いた「体の大きい人は小さい人よりも放射線を浴びる量が多いのではないかしらん。それなのに同じSvなのは何故?」という僕のツイートを、何人かの方がリツイートしたようだ。でも、その方々は僕のフォロワーではない。どうして僕のツイートにたどり着かれたのだろう。ともかく、どうやら僕と同じような疑問を密かに持っていた人がいたらしいということか。なんだか初めてツイッターの面白さに触れたような気がする。
さらに、川崎の市民劇で一緒だった板垣陽太君も、このツイートに反応した。それも昨夜のことだが、その後色々とやり取りが始まったので、それについては話が落着したところで、まとめてご報告ということにしよう。

しかし、シーベルトがどうのこうのと、本当だったら考える必要のない阿呆らしいことなど全部おっ放り出して、一介の表現者に戻りたいとつくづく思うのだが、そんな希いも「フクシマ」に押し潰される。怖れずに言う。被災地ではなく「フクシマ」に、である。その意味を理解しない愚かな者たちの群れ。

“RADEX_RD1706”で、初めて喜多見を測る。
22時27分、M.A.P.事務所内。
null
0.06μSv/hと0.10μSv/h、自宅と同じような傾向。

22時46分、M.A.P.事務所入口の外。
null
0.08μSv/hと0.10μSv/h、事務所の中よりは高めだが二つの機種の差の比率はいつもと同じ。つまり、RADEXが拾うβ線の影響は、今のところどこの場所でも差異は見られないということか。全ての場所にあるのか、あるいはないのか、不明。アルミ板をどっかで調達してこなきゃいけない。

数値の正確さについては、初めからそれほど期待してはいなかった。しかし、もし最初に手にしたのが“RADEX_RD1706”だったら、いったいどんな気分だったろう。

本部。
null

0:41
DoseRAE2:0.11
RADEX:0.15

null

1:10
DoseRAE2:0.12
RADEX:0.10

null

1:28
DoseRAE2:0.11
RADEX:0.13

やはり書斎と同じような数値。
気がつくと僕は、“RADEX_RD1706”が高い数値を示すという情報を、ネットで探しまわろうとしている。
この手のガイガーカウンターは、特定の放射性物質のみを測定した場合に正しくなるよう校正されている。今流通している線量計の場合、その特定の物質とはセシウム137に限るのだろうと僕は思っていた。しかし、こんな記述を見つけた。
「多くの機種はセシウム137で校正されていますが、コバルト60で校正されているものもあります」
さらに……
「RD1503のSBM20-1は“Co60”で構成されているため、今回の事故では“Cs”が多いので、表示された値に0.772をかける」
RD1503は“RADEX_RD1706”の下位機種。もしかするとRD1706もそうなのではないか。きっとそうに違いない。

0.15×0.772=0.1158

先入観にとらわれず、あくまでもニュートラルに正しい判断をしたいともがいている。だが、知らず知らずに心穏やかになれる情報だけを拾ってしまう。未だ喉の奥に微かないがらっぽさが残っているのだが、これで今夜は、この部屋に漂っているかもしれない得体の知れぬ「何か」を気にすることなく、ゆっくりと眠れるのかもしれない。

“DoseRAE2”と“RADEX_RD1706”と、それぞれのサブカテゴリを作った。M.A.P.after5におけるこれらの記事は、線量計の正しい評価や使い方について説明するためのものではない。放射性物質の専門的な知識なんか全く持っていなかった人間が試行錯誤している記録を綴る連載ブログである。
 ⇒“DoseRAE2”について
 ⇒“RADEX_RD1706”について
きっと、誰の役にも立たない、僕だけの「フクシマ」の記録。

» 続きを読む

《10月6日(木)24時40分》
大震災から210日目……
17:54、0.07μSv/h
null
計測機器:DoseRAE2 PRM-1200
(フォートダイオード及びシンチレータを使ったダブルセンサーの測定器)
※γ線のみを計測
※簡易放射線測定器による計測値。
 ⇒詳細はこちら
 ⇒評判はこちら

もちろん、何らかの異常には気がつくだろう。喜多見近辺を測るということだけなら、他にもたくさん測っている人たちがいるようだ。問題はここより先なのだが、なかなか進めないのである。

さて、どうしたものか……

【この日呟いたこと……】

20:16
例えば、10年後に、放射線の影響によって癌で亡くなるのが100人のうち一人なのか10人なのか、ではなく、100人のうち一人死ぬことをどう考えるのか、という対立。その意味するもの。

20:16
勉強することはいいことだと思っていた。しかし、放射能の影響を知れば知るほど、頭の中が統計に染まっていく。そして、ひとりひとりの人間の死というものに対する想像力が薄れていく。100人のうち10人死ぬとしても90人は死なないのだ、というふうに。


大震災から211日目……
気になっていた東京と神奈川の航空機モニタリングの測定結果が発表され、また少し地図が拡がった。地表面から1mの高さの空間線量率だという。
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24:39
そういえば今日(もう昨日か)一日、ゴーヤーのプランター以外、土を見なかった。あのウソっぽい東京の航空機モニタリング結果、もしかすると、それほどウソじゃないのかもしれない。




《10月3日(月)》
大震災から207日目……

【この日呟いたこと……】
10:02
臭いものには蓋。原発推進の人たちや無関心の人たちばかりではなく、反原発・脱原発の人々の心の中にも。僕にも貴方にも。それに気づけないと、世界は変わらないような気がしてきた。


今日の線量。
null
ありゃ、0.08μSv/h……

なんでも今日から“かぎやで風”だけを習う特別クラスが出来たらしい。
 ⇒M.A.P.琉球舞踊教室のブログ:10月からの稽古予定
 ⇒かぎやで風(かじゃでぃふー)についての記事
null
ちょっと遠目から撮影してみた。基本的に、稽古はやたらに見学しない、させない、少なくとも稽古場へ勝手にズカズカ入り込むものではない。プロなら怒鳴られても仕方がない行為。
たとえアマチュアでもそれは礼儀。もちろん平気な人もいるだろうし、もしかしたら今のメンバーは全員OKなのかもしれない。たとえそうだとしても、嫌な人の気持ちを前提にルールを作ること。そのあたりをきちんとやらないと、新しい生徒さんは増えない。

この事務所を使うようになって、これから教室が増えれば、稽古中にいろんな人たちが出入りするようになる。まずは早いところカーテンでもいいからスペースを仕切ることを考えよう。じゃないと、僕としても別の仕事がしずらいからね。
各教室間での見学は自由、それが理想だけれど、その前にまずみんなで話し合って「見学制度」についてのコンセンサスを得ておくことが重要。最初が肝心なんだ。そして新しい人が入ってくるたびにちゃんと確認をすること。

今日も稽古中にお客さんがやってきた。最初から分かっていたこと。奥の部屋でと考えていたのだが、まだ片付いていない。そこで、かぎやで風の稽古を見学してもらうことにした。え?言ってることが無茶苦茶?確かにね、でも、思うところがあって、どうしても見て頂きたいと思ったのである。それは今日のメンバーに甘えたからできたこと。

9月8日以来のお客様である。
思うところとは何だったのか、以下後日。
null
三線教室の生徒さん? いやいや違う。ちょいと名前だけご紹介。ピアニストの安達朋博君である。
null null null

安達君は王子様なので、眼鏡のお顔の紹介はできないので、ちょいとデコレーションを施してみた。
null
臭いものには蓋? とんでもない。


《9月30日(金)》
大震災から204日目……
今日の事務所の放射線量。
null null
中も外も0.07μSv/hで同じ。

今日の事務所は以前の事務所みたいだった。
null null
どっちも、表立って語れるようなハナシではない。

それから、やはり敢えて紹介するような話題ではないのだけれど……
リックちゃんからメールが来た。数日前の京都での反原発行動のビデオ、「すぐにも削除されてしまうと思うが、もし見られたら笑って」という内容。
どれどれ……
ほんとだ、いるじゃないのさあ。
null null
アハ、骸骨にされちまった。なんかオノ・ヨーコに似てるなあ。リック・タナカとオノ・ヨーコ、名前も共通点あるね。
null
左翼かどうかは知らないがチ●ポは正解だ!
 ⇒リック・タナカのチ●ポの記事
※追伸:確かに動画はあっという間に削除されました。
 ⇒http://www.nicovideo.jp/watch/sm…

これ以上は書けないね。リックと付き合っていると、M.A.P.も公安に狙われそうだ。

【そこでこの日呟いたこと……】
12:26
立ちションベンしたら逮捕されそうな気がしてきた


と、智内さんからメールが来た。
「哲夫、脳梗塞の疑いで、札幌の病院に入院した、とのこと。詳細は分かりません」
なんだって!「哲夫」とは、当然、斉藤哲夫のこと。
12:30
哲っちゃんが!

9月19日に会った時、太ったんじゃない、ダメだよと言ってくれた哲っちゃん。
9月22日のライブの時、お客さんに向かってもう年なんだから、くれぐれも体に気をつけてくださいねと言っていた哲っちゃん。
そしてつい先日の9月27日には、ツイッターで哲っちゃんのことをやり取りしたばかりなのに。

午後3時、また智内さんからメール。
「本人から電話あり、昨日突然のめまいでそのまま入院。二・三週間入院。ちゃんと喋っていたので大丈夫だと思う」といった内容。
12:30
札幌の哲ちゃん、大丈夫そうだ。よかった。リックは京都。

ちょっと余裕ができたので、リックのことにもちょっと触れておいた(爆)

明日のための練習を、持田さんの自宅でやることになった。でも僕は、別のところへ、リハーサルを見学に行かなければならなかった。
人に何かを見せ聞かせるということ、それは簡単なハナシではない。技術は持っていなくてはならないのだが、絶対に必要なことではない。ただ、自分の技術に対する評価を見誤ってはならない。その上で、その技術を持ってして、観客との関係において、何をどう表現しようとするのか、場の空間と時間をどう作るのか、それは技術とは別の問題なのである。表出させようとしていることの本質は何なのか、それを忘れた技術は、何ものも伝えはしない。

目礼だけして、表へ出た。
null

「しかし、それもまた才能か。だとすると……」
僕は、実に危なっかしいことを語っているのである。

「生じゃなくて、録音でやるって?いったい何を考えているんだ」
昨日、書いた事と裏腹ではない。明日は、稽古ではないのだから。

今日のことは全て、いずれ時期を見て、“社長とは呼ばないで”の方に書こうと思っている。


《9月28日(水)》
大震災から202日目……

【この日呟いたこと……】

10:32
かじゃでぃふう練習中。だからよく分かるのだが(こんなこと呟きたくはないのだが)、沖縄から帰ってきてから始まった喉のいがらっぽさがまだ消えない。もう50日以上。書斎の線量0.12μSv/h。

17:54
日本人はみんな、シュレーディンガーの猫になりました。この思考実験の成果は、50年後、貴重なデータとなるでしょう。


シュレーディンガーの猫はM.A.P.after5三度目の登場。
 ⇒【自転車が作った京都御所の轍の心理学的考察】
 ⇒【京都出町幸神社(さいのかみのやしろ)の猿】



ここ数日、相変わらず線量の高い自宅の書斎に篭って、ずっと放射能に関する情報の整理をしていた。原発推進とレッテルを貼られた専門家の提示するデータ、反原発派が危険の根拠とする資料、相反する情報。細切れの事実をたくさん拾い集めていると、だんだんと全体がおぼろげに見えてきたりする。まだ三合目といったところだが、続けるしかない。

しかし、原発事故から200日を越えてようやく三合目では、真実を見渡せた時には既に時遅しなんてことにもなりかねないのではあるが。

あらためて思う。正確なデータを小出しにする東電と保安院と官僚と(当初は政府ではなかったような、今は同じ穴の狢だが)に、ここに至ってますます憤りを憶えている。

今日は“沖縄語を話す会”があるので数日ぶりに事務所へ。だからリハビリのため、朝方ちょっと三線をいじくったりしてみたのだ。

事務所入り口外のスペースに置いたテーブルの上に、黄色くなってきたゴーヤーがみっつ乗っかっていた。
null
なんだ、もう少し早く採ればよかったのに。そして写真でも写してくれればよかったのに。連続性の中で考える、それがM.A.P.after5の基本方針。それには、途切れないことも重要なんだ、なんてね、わけのわからないブログのこと、誰も聞いちゃあくれない。というより、書斎に引きこもっていて、そんなこと言えるわけもない。

喜多見地区会館へ。
 ⇒第39回ゆんたくぬくゎい(喜多見で沖縄語を話す会)の記事
8月24日に1階の部屋のソファーの上で調べた時は0.1μSv/hあったのだが、今日は2階の部屋のテーブルの上。
null
0.05μSv/h、何かが言えるわけもなく。

勉強を終えて、事務所に戻る。五日ぶりに事務所の線量を測る。
null
変わらず。

null null null

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“コンケンアイ”と“ぎま”のことは後日書く。まだアップしていない記事を順番に。

孤独な連続性の中で。


《9月15日(木)》
大震災から189日目……
昭和49年築の鉄筋(HPC造)マンション9階、M.A.P.本部室内の放射線量。
 ⇒前回(8月25日)の報告
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0.1μSv/h、相変わらずの数値だ。マスクを必要とするものではなさそうだが、ともかく原因が知りたい。しかし0.1μSvくらいでガタガタ言っていると、非国民扱いされそうな御時勢だ。自分のことしか考えていないのか、福島の人たちを慮れと。なんともキナ臭い。
別の部屋(5階)を測らせてもらった。
null
同じであった。全部の部屋を調べたくなった。しかし、そんなことを言い出したらきっと大顰蹙だろう。

マスクをして事務所に向かう。
null
0.05μSv/h、変化は見られない。もう逐一報告することはなさそうだ。だが問題はα線とβ線を放出する核種の存在。この線量計では測れないが、γ線の動向を監視することでその影を捉えることが出来るのかもしれない。今後しばらくは、中よりも外の線量を重点的に報告しよう。
null null
0.05μSv/h、今日のところは中と同じ。ということはつまり……、さて、さっぱり分からない。分かったことは、明らかに本部のあるマンションの室内線量が高いということ。

線量に問題のない事務所は、少しずつだが違うものに変わろうとしている。
コンケン・アイのアイちゃんがやって来た。今日は琉球舞踊教室の日なのである。
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 ⇒M.A.P.琉球舞踊教室の専用ブログ記事

僕は邪魔にならないように、部屋の隅で黙ってPCに向かっていた。聞こえてくる琉球のメロディーの中で妄想に耽っていた。

宇夫方先生は、生徒さんの上別府さんと花水木に行くらしい。
「一緒に行きませんか?」
「うん、先に行ってて」

【そして黙って呟いたこと……】

21:22
日本の流通システムに沖縄が組み込まれているとしたら、それを拒否する沖縄独立への動きが本格的になってもおかしくない状況になってきた。もしそうなったら、今の日本は、きっと沖縄に軍隊を送るに違いない。

21:25
いつだったか、息子に聞いたことがある。「沖縄が独立したら、お前は沖縄人になる権利があるのだが、お前は日本に残るか、それとも沖縄に行くか」すると息子はあっさりと答えた。「沖縄」

21:26
娘はフランスに留学したいらしいのだが、なんとかイタリアにまからんかなあ。そんで、僕を呼んで。

※つまりさ、フランスで原発事故があって、あちらの原発国家フランス政府の発表では空気中に放射線はないということだったんだけれど、一昨日の13日のNHK朝のニュースで、職員が測定していた線量計がアップに、なんと8.1μSv!さらにプルトニウムだという話も。マルクールの線量は6.3μSv/hという情報もある。



お通しはカツオ。
null

「上別府さん、食べ物、気にしてる?」
「昔は気にしてましたけど、今は……」
「そうじゃなくてさ、放射能」
「ああ、全然」
嫁入り前なのにね、とは言わなかった。

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狛江で、農業を営む青年に会った。
そのハナシは後日に回すが、彼から聞いたことをひとつだけ。
「今年は、ゴーヤーが変です。」


《8月26日(金)》
大震災から169日目……

事務所で沖縄。安心果物。今日も元気に仕事ができる?
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午後1時30分。
小田急線、喜多見駅前の広場で、放射線量を測ってみました。
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ふーん……
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おお……
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0.11μSv/h


使用機種は“DoseRAE2”
詳細は……
 ⇒http://lince.jp/hito/keisokutai…

【追伸1】
喜多見周辺の放射線量というサブカテゴリを作りました。
 ⇒“喜多見周辺の放射線量”

【追伸2】
“測ってガイガー!”というサイトに、喜多見駅前9月11日18時の測定結果がアップされました。
 ⇒http://hakatte.jp/spot/13175
計測機種は“HORIBA PA-1000Radi”、屋外(アスファルト) 地表1mで0.10μSv/hだったようです。「駅から離れると少し低くなるので建造物由来の放射線の影響があるかもしれません」というコメントがついていました。

午後3時、ざっと雨が降ってきました。さっそく事務所内を測ってみました。
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0.06μSv/h。特に変化なし。

退社。書斎にて仕事。と、母屋から電話。
「BSテレビつけて、又吉さんが出てるさ」
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歪められた情報だらけのテレビだが、まだまだ影響力は大きいらしく、特にNHKは全国津々浦々。でもBSはどうなんだろう。
ともかく、うちで扱っている商品が売れるとしたら有難い。
島田紳助あたりがテレビで宣伝してくれたら、ドカンと売れて助かるに違いない。仮にそんな申し入れがあったとして、その条件が原発反対を一切言わないことだとしたらどうするか。
「断固断るさ」
「そんなこと、できるだろうか」
即時全原発停止。しかし、大きな岩から小さな礫まで、障害物は数限りなくあるのだろうと思うわけで。

便乗して宣伝です。
 ⇒M.A.P.販売サイトの“金細工またよし”のページ
 ⇒楽天市場“沖縄map"の“金細工またよし”のページ
他にも色々、選りすぐりの沖縄関連グッズを販売しています。よろしくお願いいたします。

【追伸】
このTV番組で注文が増えたということは、一切ありませんでした。(11月8日)


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高山正樹 Masaki Takayama
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