“社長とは呼ばないで”風に。

手詰まりなわけではない。道は見えている。そして全ての道の門は開かれているのだから、八方塞がりというわけでもない。ただ、健康な手と足がたりない。

今朝、京都から戻って事務所に寄ったら、そんな感じ。
まずやらなければいけないことの10%くらいに手をつけて、おっともうこんな時間かと、あわててしんゆり公演のための稽古に向かう。

夜、事務所に戻ると、たくさんのやらなければいけないことをホッポリダシテ、事務所の明かりは全て消えていた。本当に足りないのは、若い足と右腕。

「僕の明日の予定はなんですか」
ふむ。記憶を司る海馬も足りない。

どうやら他人様を器官だと思っているのが間違い。
「まったく反対なのかもしれないよ。重要なのは機関に組み込まれたICチップの性能を見極めることだ」
なんだか、微妙にハナシが食い違ってねえか……

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コンビニでこんな缶ビールを見つけたので、こめかみあたりにある強制終了のボタンを長押しして眠ることにした。
仕事場で。
そして、自分の体がバラバラになっていく夢を見ている。
(高山正樹)