«Prev || 1 | 2 | 3 | 4 | 5 || Next»
null
青年座制作の紫雲さんと、最終打合せ。

午後1:00。津嘉山正種さん登場。
部屋に掛けられた時計をチラッと見て、それから紫雲さんに向かって…
「その時計、進んでないか?」
確かに、部屋の時計は1:05を指している。
「丁度の時間に来たつもりなのだがねえ。今まで喫茶店で時間を調整していたんだから。」
「ええ、遅れられたなんて、思っておりません」
「時計、直しなさいよ…」
「はい。そうですね。後で合わせておきます。」
「後でか…」
「何か訳があって、わざと進めてあるのかもしれませんし…」
「なんで」
「いや、よくわかりませんが…」
「…なるほどな」

大御所俳優と制作さんとの、ちょっと不思議な「間」のある、芝居みたいな会話。

そういえば、大城立裕さんも、儀間進さんも、約束の時間に遅れて来られたことは一度もありません。沖縄タイムなどというけれど、なんだかもっと奥深い何かがあるような気もするのです。

タクシーを連ねて、録音スタジオへ。
録音前、高山正樹が朗読した「カクテルパーティー」と、「セロ弾きのゴーシュ」のCDを、お約束どおり、津嘉山さんにお渡ししました。
「最初に受け取っておきましょう。忘れるといけないから」

さて、録音のことは、Officialなブログに任せるとして…

録音が終わり、前回津嘉山さんとお会いした時にも御一緒させていただいたお店「かちかちむら」へ。
null

津嘉山さんの熱い思いを、たくさん伺いました。
「誰が何と言おうと、これでいくのだというオーラを、どうか高山さん、持ってください」

津嘉山さん。今度こそ、沖縄のガマで録音しましょう。それができる「力」と「オーラ」を手に入れられるように、僕も努力します。(高山)

最後に記念撮影です。
null
後列左のジャージ姿の方は、人類館の演出を担当された菊地一浩氏。右が紫雲さんです。(高山はいったい何に驚いて目ん玉ひん剥いいてるんだろうか)


17日の午後4:00、青年座で津嘉山正種さんと打合せ。

「高山さんのお読みになったカクテル・パーティー、是非聞かせてください」
「津嘉山さんにお聞かせするなど、お恥ずかしいかぎりです。弁解ではありませんが、物理的な制約がたくさんあって、忸怩たる思いがあります。」
「いや、山には、いろんな登り方があります。大切なのは、登り始めることだ」

そして記念撮影。
null

誘われて、津嘉山さん行きつけの居酒屋へ。
普段は殆ど沖縄について語られることはないのだそうです。だがこの日は、たくさんの沖縄のお話を聞かせてくださいました。大病されて、なお熱く、すばらしい俳優さんです。
null
元気な青年座の役者さんと、沈思黙考のふたり。

まず元気な彼が先にお帰りになって、気がつけば日付が変わりました。

帰途、ふたり吊革にぶら下りながら
「御自愛ください。お酒もほどほどに、煙草も、おやめになることはできないでしょうが、せめて2本を1本に」
「そうですね、まだまだやりたいこともあるし。ありがとうございます」

すばらしいものが出来る、今日、それを確信したのです。




“セロ弾きのゴーシュ”のジャケットデータを作ってくれた俳優のおーちゃんこと岡野友信君が、今回のオーディオブックCDでもデータ作成のお手伝いをしてくれました。
これでCDの制作に関して、こっちでやることは全て終わりです。
後は宣伝。これが難しい。

そのおーちゃんに
「ねえねえ、演出家のふじたあさやさんがとってもいい文章をホームページに書いてくれたから読んでみてよ」
と言ったら、おーちゃんは
「あんな字いっぱい書いてあったら読みませんよ。だいたい文字を読みたくない人がオーディオブックを聞くんでしょ、あの文章を読むような人は、オーディオブックなんか聞かないで、本買って読みますよ。」

おーちゃんにしちゃあなかなかもっともなことを言うじゃないかと、ちょいと呻った高山正樹は、なんだかいいこと思いついたらしく、ホームページ担当の佐々木君と何やら相談しています。

これもまたミステリーみたいですね…。

» 続きを読む

「おきなわおーでぃおぶっく」に、ふじたあさや先生がお寄せくださったお言葉を掲載しました。高山正樹への過分な評価には、穴があったら入りたくなりますが、そう言って逃げてはいられない、身の引き締まる思いです。
また日本語の書き言葉と話し言葉の乖離についての御高論は、今後オーディオブックを考えていく上で大きな示唆を与えてくださるもので、大変参考になりました。ただただ感謝であります。

その他にも、あさや先生には来年5月の新百合芸術祭への山猫合奏団参加を決めてくださったり、またいくつか新しい「ミステリー」の種もいただいたりと、いくら感謝の言葉を並べても足りません。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・null
なお、「おきなわおーでぃおぶっく」のふじたあさや氏のお言葉の脇に、高山正樹が描いたふじたあさやさんの似顔絵をそっと貼り付けてしまいました。いずれあさやさんからお写真をお送りしていただくまでの暫定処置のつもりなのですが、このままでも悪くないかななんて思っています。ただ、あさやさんが何とおっしゃるか、なにぶんにも、あちらはOfficial Siteなので・・・

» 続きを読む

«Prev || 1 | 2 | 3 | 4 | 5 || Next»
高山正樹 Masaki Takayama
人気ブログランキングへ