«Prev || 1 | 2 || Next»
去年の9月に宇夫方路が沖縄へ向かう機内で一人の女性と隣り合ったのがコトの始まりなのです。
その女性は大城洋子さん。そして今日、その洋子さんがお友達を連れてM.A.P.の事務所を訪れてくださいました。
そのお友達は国弘泉さんとおっしゃいます。

実はこの記事、2月の28日に書いているのですが、なんですぐに書けなかったのかというと、この日の話題があんまり盛りだくさんだったので、どこから何をお話ししたらよいのかと考えているうちに遅れてしまったのです。

なにしろ本業(?)も、最近こんな感じで忙しいのです。
本業業務中

このままでは会社の仕事を放棄しない限り、いつまでたってもこの日の記事は書けそうにありません。
というわけで、国弘さんのことを、取り急ぎ(って、もうだいぶ遅れているのですが)ご紹介することにしました。

国弘泉さんのご両親は沖縄の方です。泉さんご本人は沖縄に住んだことがありません。数回行ったことがあるという程度だそうです。
国弘さんのお住まいは、M.A.P.の事務所から自転車だったらスグというところです。お子様が大きくなって、何か地域でやりたいと始められたのが“親子de寺子屋塾”です。
現在のメニューは四つ。
1:親子でお能 2:親子で素読 3:親子で礼法 4:親子で演劇
毎週月曜日の午後5:00~6:00に狛江駅近くの泉の森会館で開催されています。1から4までそれぞれ月一回、一講座2,000円で、4講座全て受講すると月6,000と、ちょっとお得になります。兄弟割引もあるらしい。大人だけでの参加もOKです。
(※泉の森会館は、M.A.P.after5でも絵手紙展朗読会でご案内したことがあります。)

連絡先は国弘さんの携帯です。電話番号もわかっているのですが、ネットに掲載していいのかどうか、泉さんにちゃんと確認してから、あらためてご案内したいと思います。

左が大城洋子さん、右が国弘泉さんです。
null
国弘さんは、久米明さん朗読の大城立裕「ノロエステ鉄道」のCDと、壷屋の焼物をいくつか購入してくださいました。大感謝です。

こういうイチャリバチョーデー的出来事は、沖縄では日常茶飯事なので、もう驚かなくなりました。今日もいろんなところで繋がっていることが分かりました。とりわけ山川夏子さんですが、大城洋子さんととっても親しいということが今日判明しました。そういえば夏っちゃんとの出会いだって、沖縄タウンの“たきどぅん”で飲んでいた時、たまたま夏っちゃんが店の表を牛のように走って通り過ぎていったのが始まりだもんね。

それから“親子de寺子屋塾”の「親子で演劇」の講師は文学座の佐川和正さん。国弘さんがバイトしていた先で知り合ったのだとか。その佐川君、先日の「近代戯曲を読む」で高山正樹と宇夫方路が御一緒した方でした。さすがにこれにはちょっと驚きました。演劇の世界も、沖縄に負けず劣らず狭いですねえ。

そして、お能といえば横道萬里雄先生組踊りの件もあるし、しばらくお顔を拝していないし、御連絡してみようと思います。もしかしたら、「親子でお能」にも来てくださるかもしれませんよ。

洋子さん、今日は洋子さん関係のご紹介ができなくてごめんなさい。masatoさんというミュージシャンのことや、「大城会」のことや、洋子さんがお知り合いの沖縄各界の大物たちのことや、それらは今後、きっとお話しする機会がたくさんあると思います。どうぞこれから深く長いお付き合いのほど、どうかよろしくお願いいたします。

「高山正樹のウチナー婿のオロオロ日記」も、真剣に考えてみようかな。

2月21日日曜日: 朝は味噌汁

朝の9時。
代田橋沖縄タウンの“たきどぅん”でもらった味噌で味噌汁。
null
具は、昨日、厚木のカルチャーの生徒さんから頂戴した与論島のインゲン。

人気ブログランキングへ
(10:20現在29位)

【21:02 追記】
「与論島の」という一言が抜けていたので追加しました。まあ、どうってことないっちゃあないんですけどねえ。
ところで、与論島のインゲンって、有名なのかなあ。
沖縄文化圏のことなら、何でもかんでもブログネタにするって、どうなの?

あ、忘れてた。【3月16日 追記】
旧暦1月8日、(今年の)トゥシビー
今日はトラの日。今年はトラ年だからつまり今日がトゥシビーなのです。
トゥシビーについてはこちらへ⇒トゥシビーのこと


代田橋の東放学園。
null
スタジオでの稽古は今日が最後。

ということは、代田橋沖縄タウンにも、もうなかなか来られなくなるということ。
ならばお昼はそこで食べよう。
あれ、やけに人が多い。
null

あ、そっか。昨日の17日は“沖縄そば”の日。
null
『沖縄大百科事典』「沖縄そば」の項より抜粋。
「麺は平打ちのうどんに似て小麦粉で作り、ゆでて油をからませる。昔は灰汁(あく)の上澄みを使ってねり平打ちにしていたが、現在はほとんどみられない。」
木炭のはなし

日本の全国生めん類公正取引規約には、そば粉が30割以上使われていないと「そば」と表示してはならないとある。だから小麦粉100%の沖縄そばの「そば」はこれに抵触しているとして、復帰して4年後、1976年に名称の変更を余儀なくされた。
しかし「そば」は琉球王国の宮廷料理。したがって「そば」は伝統的な呼称だったのだ。粘り強い折衝を重ね、1977年10月17日、ようやく「沖縄そば」という名前の使用が許された。許された? おかしな話。県内のみ許可。なんともお役所仕事。
翌78年のやはり10月17日、名産・特産扱いという裏技を使って、ようやく全国で「沖縄そば」の名称使用が可能となった。
(といっても本土への移出認可は1987年でありましたが。ちなみに元来宮廷料理の「沖縄そば」は明治になってからも一部のお金持ちの食べ物でした。庶民も食べるようになったのは戦後のこと。)

1997年、沖縄生麺協同組合が10月17日を「沖縄そばの日」とした。

というわけで、イベントを今日18日の日曜日にやっているわけだ。
null null
こんなプログラム。
null null
おや、“たきどぅん”もやってる!
null
「イベントのある時は昼も開けるのよ」、だって。
今日だけソーキそば1000円が850円。八重山そば700円が500円。
null
店頭では油味噌とジューシーとポークたまごのおにぎり販売中。全部買いました。おいしかった。ご馳走様。
それから、たいがいいつも“たきどぅん”より混んでいるお隣のお店。
null
ちょっとおしゃれ。
残念ながら、入ったことがないのでコメントできません。今度、是非お邪魔したいと思っているのですが。

» 続きを読む

朝。
まだ咲くのか……
null
昼。
代田橋で稽古。
夜。
“たきどぅん”へ。

“イーヤチー”です。
null
種子取(たねとり)祭りの時に作るもの。本来はもち米、粟、小豆で作るのだけれど、ママのアイデアで十六雑穀米で作ったそうです。マスター曰く、「こっちの方が旨いかも」

『沖縄大百科事典』によると……
「種子取(たねとり」(奄)タネトゥイ、(沖)タントゥイ、(八)タニドゥル、タナドゥイ:稲種子(メーダニ)を蒔く種おろしの日の行事。奄美諸島から竹富島まで分布している」
…とある。
また「竹富島の種子取(タナドゥイ)」の項には「竹富島に古くから伝わる祭りの一つ」で、「1977年に国指定民俗文化財」、そして「毎年、旧暦9月か10月の甲申(きのえさる)の日からはじまる」「祭りは10日間おこなわれる」と書いてあります。
null
主婦が祭りの主食であるイバツィ(飯初:イーヤチー)を作るのは5日目の行事です。

ちょうどいい時にお邪魔したんですね。種子取祭にはいつもは帰るママですが、今年はたまたま帰らなかった、ということは、もう二度と食べられないのかも。薄味で、身体が清められるようで、いやいや、ほんとにおいしかったのです。

お隣のテーブルでは、三線のおさらい会の打合せをしていらっしゃいました。八重山古典民謡保存会の皆様です。
一緒に記念撮影。
null
高山正樹の隣でソッポを向いているのはたけみママのお兄さま、東玉盛靖修さんです。八重山古典民謡保存会の教師で、関東支部の支部長。なんでソッポを向いているのかはミステリー。そのお隣が、やっぱりミステリーの“たきどぅん”の生シーサー(マスター)。ママを飛ばして右奥が慶田盛宏さん、師範でいらっしゃいます。偉いんですよ、きっと。そのお隣、右奥から2人目の方は芦垣博志さんで教師です。手前のおふたりの美女が、いろいろ事務方を引き受けていらっしゃるようにお見受けしました。

美女はアップにしたがる高山正樹の悪い癖。
null
左にいる訳ありおじさんたちは、トリミングしてカット。
(芦垣さんの奥様と娘さんは、明日17日の国立劇場、川口喜代子先生の芸道六十周年公演に御出演されるらしい。お会いできるでしょうか。やっぱり狭い世界です。)

写真を撮ってくれたのは、龍前さんのたじやんでした。
null

[subcate.たきどぅん]


今日の稽古は夜、明日は朝から稽古。そこで車を置いて帰ることにして、やっと夜の“たきどぅん”です。五味さんと一緒に行きました。
“たきどぅん”のヒラヤーチーです。
たきどぅんのヒラヤーチー
ニラも入っているけれど、基本的には極めてシンプル。我が家で出てくるヒラヤーチーと同じように薄い。
「そう、これこれ」、という感じ。
それでいて実に旨い。乗っている鰹節が相当上等なのではないでしょうか。
このシンプルさが、韓国料理のチゲとは似て非なるものにしているのです。
さて、ヒラヤーチーは「ヒラヤーチ」なのか「ヒラヤチー」なのか、結論はまだです。
まだそんなこと言ってるの、どうでもいいでしょうとお考えの向きもおありかと思いますが、そうでもない。「ー」はウチナーグチの特徴。きちんと表記することにけっこうこだわっている方々も多いのです。
 ⇒関連記事
ゴーヤーを「ゴーヤ」なんて言おうものなら目くじら立ててけしからんなんていう人もいるくらい。
ちなみに、沖縄語辞典には[goojaa]と発音指示があります。

ところが、『沖縄大百科事典』の「ニガウリ」の項にはこう書いてあるのです。
(沖)ゴーヤー、(宮)ゴーラ、(八)ゴーヤ
つまり、八重山では「ゴーヤー」ではなく「ゴーヤ」が「正しい」ということですかね。八重山毎日新聞で「ゴーヤー」と表記したら、老人クラブから指摘され、「ゴーヤが正しい。地元の新聞社は気をつけてほしい」とおしかりを受けたという記事が掲載されたくらい。

お店でこのゴーヤーの話をしていたら、奥からマスターが出てきて話に加わった。なにしろ竹富島は石垣島と西表島の間にある島、八重山文化圏ですからね。
「沖縄でゴーヤーっていうのを聞くと、何か違うなあと思うさ」

曲がったゴーヤー
さて、ココまでならちょっと詳しい方ならご存知の話です。ところがココからがM.A.P.after5のめんどくさいこだわりどころ。
マスターによると、「ゴーヤ」というのもちょっと違う。「ヤー」と長ったらしく伸ばしはしないけれど、短く切ってしまうのでもない、「ゴーヤァ」という感じなのだそうです。

(余談ですが、「ゴーヤー」には別の意味があります。[gooii]と同じ。ネタばらしは控えますが。)
“たきどぅん”には、沖縄本島とは違う沖縄があります。
使われている食器にも八重山の細帯(みんさー)に使われる模様が。
細帯の模様が使われている器
「いつ(五)の世(四)までも末長く幸せに」
 ⇒関連記事
今日は、マスターからたくさんの興味深い話を聞きました。ご紹介したいのは山々だけれども、公開の場、やっぱり私達もきちんと勉強してご報告したいと思っています。

“ナーベーラーンブシー”です。
ナーベーラーの味噌炒め
 ⇒ナーベーラーのこと
八重山では「ナベーラ」らしい。水臭くて苦手という方もいらっしゃいますが、この味噌炒めを食べたら変わるかもしれません。麦味噌に宮古の赤味噌を加えたあわせ味噌で味付けしてあります。赤味噌は日々発酵が進んで、今日のこの味はもう二度とないらしい。でも、だんだん旨くなるんだからOKですよね。味噌がなくならなければ食べられます。是非一度ご賞味を。
先日、鳥力中央研究所でお米を頂きましたが、今日はこの赤味噌をお土産に頂きました。
宮古の赤味噌
他じゃあ手に入らない貴重なお味噌。すごくうれしい!
その上、前回食べられなかったサーターアンダギーも、今日はたくさんお土産にしてくださいました。
サーターアンダギー
ああ、気がつけば電車がなくなりそうだあ!
ご馳走様でした。また来ます!
皆で撮影
たきどぅんの魔除け兼招き猫のマスター、本日、たけみママから生シーサーと命名されましたとさ。

» 続きを読む

10月 2日金曜日: “たきどぅん”で食事

デクノボーの稽古再開で、また代田橋に通い始めました。
でも、わりと早い時間に稽古がハネてしまうので、なかなか“たきどぅん”に行けません。でも今日は5時まで稽古だったので、ここぞとばかりに“たきどぅん”へ。
“たきどぅん”のこと

あら、準備中。営業時間は5時からのはずなのに。でも電気ついてたから入っちゃった。問題なし、暖かく迎え入れてくれました。
最近、あんまり5時からはやってないんだって。疲れるからね、6時なら確実かな、休みじゃなきゃ。いつ休むかわかんないから、電話して行くのがお勧めです。

どこに電話すればいいかって、それはたけみママの携帯。でも個人情報を公開するのはちょっと気が引ける、と思ってたらホームページ発見。そちらに携帯番号が載ってます。
“たきどぅん”のホームページ

さて、飲みたいのは山々なのですが、なにしろチェロを車に乗っけて帰らなければならないので、残念ながら飲むわけにはいかんのです。今日は食事だけ。
ソーキそばとポーク卵のおにぎり。
null
あ、ジーマミ豆腐つきだ、うれしいですね。

お、泡波800円は安いんじゃない?
null
泡波のこと
今度ね。

「ごちそうさまでした」
「あれ、おみやげにサーターアンダギーあげようと思ったのに、間に合わなかったさ。今度、今日の分もあげるさ」と、奥からマスターの声。

よっしゃ、今度はみんな誘ってきまーす。

というわけで、“たきどぅん”でのイベント告知。
null
沖縄民謡ライブ“chibumi”
10月17日(土)19::00開演、1,000円なり。

ああ、しかし、その日はこんな公演に宇夫方路が出演して踊るのです。
null
川口喜代子芸道六十周年記念公演“錦秋に舞う華舞台”
10月17日(土)昼の部13:00開演、夜の部17:00開演
場所は東京国立劇場の小劇場。入場料は前売り5,000円です。
川口喜代子先生の記事
どうしようかなあ。

C・W・KYOKOさんに頂いた波照間からのお土産。
“泡波”です。
泡波
大切に陽の当らない本棚に鎮座。

今のところ東京ではちょいと手に入らない泡盛。店によっては一杯2000円くらいで出してるところもあるらしい。

沖縄タウンの“たきどぅん”で聞いた話は……
けれども、高いからおいしいというわけでもない。安くても絶品の酒もある。沖縄タウンの“たきどぅん”のお勧めは石垣の宮之鶴。値段は普通だが東京じゃあメッタにお目にかかれない幻のお酒。
評判が評判を呼んで、内地から問い合わせの電話がいっぱい。××酒造のオバァ、最初の頃は丁寧に応対して、郵送などもしていたが、そのうちひっきりなし、仕事ができないほどになってきた。

「もしもし、どこに行けば買えますか」
「しらん」(ガチャン:電話を切る音)

度胸のある方は、一度宮の鶴を作っている石垣の××酒造へ問い合わせの電話をしてみませんか。そして、その結果を是非教えてください。

のんびりと過去の記事をふたつばかりアップしました。
コンクール最高賞発表(8/23)
“しおん”さんの朝のお仕事(8/24)


雌花にも花が咲いた…
null
別角度から…
null

受粉のお手伝い。
雄花から…
null

雌花へ。
null

虫がたくさんいるところなら、こんなことしなくてもいいらしいのですが。

実はゴーヤーの苗の足元には既に散ってしまったたくさんの雄花が転がっています。咲いたと思ったら、あっという間に散っていくのです。桜ほど愛でられることもなく。雌花1個に雄花十数個ってところでしょうか。
null
雌花が咲く前にその命を終えた雄花たち。これがほんとの「あだ花」ですかね。男って、淋しいですねえ。

明日のゴーヤーへ

それから今日も代田橋で稽古。
毎日通う予定だった“たきどぅん”ですが、いつもわりと早い時間に稽古がハネてしまうのでなかなかいけませんでした。
やっと本日、晩御飯を食べにいけました。

八重山そばです。
null

それからゴーヤーチャンプルー。
null
鰹節がまるでカチャーシーのように踊っていました。

まさにネーティブな味。これが正しい行き方…?


金城さんはやることが早い。
いつか「金城さんの手料理をご馳走になる会」をやろうと約束したのは一週間前。
http://lince.jp/hito/photo2…
それが今日、早くも実現しました。
この日、一週間前の稽古の画像を届けてくださった五味さんも勿論参加です。(KYOKOちゃんは残念ながら御親戚のお盆で欠席、今度は絶対ね。)
もう、仕事やめた!
まだ準備中の女性陣を待たずに、がっつき始める野郎たち…
null null
三枚肉とソーキそば。

ミミガーとテビチ。
null null
写真で見る印象の100万倍くらい旨いです。
豚三昧ですな。
(でも牛もいる?)
ウシコちゃん

先日、沖縄タウンの“たきどぅん”で聞いた話です。
どうしたらお客さんを満足させられて、そしてまた来てもらえるのか。
「簡単なんだよ。沖縄の人に店を出してもらえばいいんだ」
きっとその通りなんです。
大和の人が一生懸命改良した沖縄タウンの沖縄ソバも、確かにおいしかったのです。それはそれでありなのですが、「沖縄タウン」と銘打つならば、いわば「ネイティブな沖縄の味」をしっかりと捕まえておくことが肝心なのだと思います。
お店のご主人は大和の人で、ヘチマ料理も夕顔の料理も知らない、人寄せパンダで沖縄出身の学生さんをバイトで雇う、そんなお店ばかりの沖縄タウンだとしたら、ジリ貧も致し方ないかもしれません。

「喜多見で沖縄料理店をやろう、絶対流行るはず。なんてったって、金城さんはコテコテの沖縄だもんね」
そういって金城さんをそそのかしている最中です。

酒は奄美御出身の田中きとみさんから頂いた黒糖酒です。
null null
こいつも実に旨いんだよね。

それから…
五味さんが撮影してくださった稽古場の画像から、金城さんの画像を一枚。
null
この他の画像は、KYOKOさんの画像と合わせて、あらためて後日ご紹介しましょう。

null
稽古の話はさておき…

勇んで沖縄タウンへ。
しかし、何か変なのです。ごく普通のお肉屋さん、喫茶店、純和風の居酒屋、焼き肉屋さん…、沖縄関連のお店がとっても少ないのです。酒屋さんは確かにたくさんの泡盛を店頭に並べてあったりしますが、特に品揃えに驚くと言うほどでもありません。中華食堂でも沖縄焼きそばのメニューがあったりしますが、ただそれだけのこと。

もう少し奥にはきっと何かあるだろうと歩を進めたのですが、あっという間に商店街は終わってしまいました。
最後は靴屋さん。その店先。
null
これで打ち止め。(というか、沖縄サンダルって、はじめて見た。)

あーあ、これから毎日沖縄タウンで楽しめるとワクワクしていたのですが、なんだか拍子抜け。

でも、今日はここ沖縄タウンで、沖縄料理を肴に一杯やると昨日から決めていたのです。M.A.P.沖縄取材班としては、このまま意気消沈して退散するわけにはいきません。

沖縄タウンの中心は、商店街の真ん中のちいさな市場、その屋根付きの路地の中に、沖縄風居酒屋が2軒並んでいます。そのうち一軒は木曜が定休日、となれば選択肢はもう他にはありません。

null

お店の名前は“たきどぅん”
「たきどぅん」とは竹富島の意味だと説明あり、でも正確には「竹富」のこと。ただ現在の竹富島は一島一字(竹富)なので、竹富島全域が「たきどぅん」ということで問題なしです。

引き戸を開けて中に入りました。まだ5時過ぎという時間の所為もあるのでしょうか、お客様はひとりもいません。

竹富島の家庭料理を食べさせてくれるようですが、特に沖縄本島と変わったメニューがあるわけでもなさそうです。

じーまみ豆腐と…
null

軟骨ソーキと…
null

パパイヤのチャンプルー。
null

ちょっとひねくれた注文ですね。
正直言って、ズドンとゴーヤーチャンプルーあたりから行くという気分にならなかったのです。

ところがです。注文した一品一品が、実にいい。沖縄の家庭料理の王道って感じ。つまり、本物なのです。
他にお客様がいないのがこれ幸い、“たきどぅん”のおかみさん、富本たけみさんに声を掛ければ、気軽に、でもじっくりと話が始まりす。
まず、ここ、沖縄タウンの話題から。

「なるほどねえ」
「ははあ、そういうことか」

4年前、沖縄タウンが出来た当初はすごく話題になって、とってもたくさんのお客さんが訪れた。きっと、その時が勝負だったのです。その機を逃せば、残念ながら後はジリ貧。なぜ、そんなことになったのか、いろいろと伺いましたが、そのあたりの事情は、私たちがブログでとやかく言うことではありません。

話を聞いても、ただ呻るだけ、ならば不景気な話は止めにして、沖縄談義、泡盛談義。そうなれば、ただただ楽しい。とっておきの泡盛を、奥から探し出して飲ませてくださったり、裏メニューを教えてもらったり。

と、その時、店の前を通り過ぎる一人の女性…
たけみさんが、彼女の後ろから声を掛けた!
「あんた、あとで寄りなさいよ」

それから数分後、やってきたのはラジオ沖縄東京支社にお勤めの山川夏子さんでありました。いきなり、宇夫方路と、何やら込み入った話が始まりました。
null
山川夏子さんは、FM沖縄の山川悦史さんの遠い親戚。
大城立裕先生とも面識がある。
宇夫方路の琉球舞踊の生徒さんの片野さんはFM沖縄の山川さんとは従兄弟同士。
つまり夏子さんと片野さんは親戚。
また片野さんのお母様は、立裕先生の奥様と親友の間柄。
ということは夏子さんの親戚が大城立裕先生の奥様と親友っていうことじゃないの?
はあ、そういうことですねえ。
それ以外にも、いろいろな方が共通の知り合いでした。要するに、沖縄はやっぱり狭いなあということです。

夏子さんのお母様は茨城県出身。50年前に沖縄にお嫁に行った。なんたって復帰前。沖縄のしきたりなんて全くわからない。でも、ヤンバルの親戚はみんな気さくで、しょうがないさあと明るく許してくれた。ところが、首里のお年寄りはそうはいかない。ものすごく厳しくて怖かった。交わす言葉は標準語、ウチナーグチで話そうものなら無礼者と叩かれた。もしかすると、敬い言葉が間違っていたからなのかも知れません……
きっと、いろんな苦労があったのでしょうねえ。

沖縄の男は働かない、頼りにならない、そんなイメージがあるけれど、本当はそうじゃない。ここぞと言う時に現れて、悪者をやっつけて、後はまた、何もなかったようにいつもの調子、まるでテレビの変身ヒーローみたいな存在なのだと夏子さんは言います。

子供の頃、近所に国吉さんというスーパーオジイがいた。遊んでいる子供たちを、一日中遠くから眺めてボーっと座っている。でも夕方になると、オジイの傍にはいくつものハブの頭が並んでいた。はじめて見たときは、なんでこのオジイ、イチゴなんか並べているのか、と夏子さんは思った。オジイは、子供たちをハブの毒牙から守ってくれていたのです。
また、国吉オジイは、遺骨の収集も名人だった。骸骨を見つけると、そこいらで遊んでいる子供たちを集めて、お経を唱えさせた。その頃、仏教の経文を唱えられるなんて、相当な御身分だったのかもしれません。
もちろん、不発弾だって出てきたでしょう。でも、きっとスーパー国吉オジイは、それもうまく処理していたに違いありません。

null

これから一ヶ月、ここ代田橋で稽古。沖縄タウンはちょっと残念だったけれど、でもこの「たきどぅん」に通うことを、仲良くなった富本たけみさんと約束したのです。だから、夏子さんとも、きっとスグに再会できますね。

記念撮影。
null
左から、たけみさん、夏子さん、宇夫方、お客さん、そしてたけみさんの幼馴染でお店のパートナー。料理担当、名前は訳あって内緒? お客さんはみんなマスターと呼んでます。

気がつけば、あっという間に11時。
「また、来まーす!」

«Prev || 1 | 2 || Next»
高山正樹 Masaki Takayama
人気ブログランキングへ