2月 5日木曜日: 沖縄出張5日目の午前
金城君と待ち合わせ。
ベンチでゴロリと寝てみる。

そうしたら見えた空。

視点を変えると、いろんなものが見えてきます。
おきなわワールドへ
沖縄初心者定番の観光スポット。玉泉洞とか、ハブvsマングースのショーとか。
でも今日は、それを観るためにここへ来たわけではありません。
入っていくと、こんなポスターが貼ってありました。

映画「カムイ外伝」のポスターです。カムイ外伝って沖縄とは関係ないですよね。
そういえば、なぜ白戸三平は主人公の「非人」の名を「カムイ」にしたのだろう。「カムイ」はアイヌ語で「神」のこと。
こんなものが見えてきました。

あれ、確かここには進貢船があったはずだが。
進貢船とは、14世紀から19世紀の頃、中国に使節を派遣するための琉球王国の官船。

どうやらそれを、映画の撮影用の船に作り替えて、ここでロケをしたらしい。
ところで、もともと改造前の進貢船はいったい誰が作ったのかな。確かNHK大河ドラマで「琉球の風」と関係があったような。
いずれにしろここに入場料を払って入ってくる観光客に喜んで貰うため。だとすればこれはこれでありということなのでしょうかね。
あれ、脚本は、工藤さんですか、宮藤さんですか。

(間違いはあることですが、ちゃんと貼っておきましょうね。)
エイサーのショー上演中。

すばらしいショーです。よく訓練されていて、お客さんへのサービスも満点。文句なく楽しめます。でも、本物のエイサーの感動とは違う、…なんて分かったようなことを言ったけれど、本物のエイサーってなんなのでしょう。もともとは沖縄版念仏踊り。それも時代とともに変遷してきているわけだし。
それにしても最後のカチャーシーはどうなんでしょう。出演者の多くの方が「ナイチャー」なのかなとお見受けしたのですがどうなのでしょう。でも、津嘉山正種さんは、自由に踊ればいいのですとおっしゃっていました。
さて本日の目的地です。
まずは紅型工房“彩染”

そして、織物工房“しよん”
長池朋子さんです。

神奈川県の御出身だとか。あら、お近い。色々と御説明ありがとうございました。
そして喜久村貴子さん。

お仕事の邪魔してごめんなさいね。こちらは沖縄の方。
というか、おふた方とも沖縄に住んでいらっしゃるわけだから、どちらも沖縄の方なわけで、どうしていちいち出身地で区別するのでしょう。なんかおかしいなあと思いつつ。
こういうこと書くからみなさんコメントしにくくなるんだよね。
紙漉き工房“紙芳”
上江洲睦さんです。「睦(むつ)」と書いて「ちかし」と読む。ムチカシイ。
芭蕉の皮むき。
繊維の荒いところと細かいところとより分けて、それぞれ芭蕉布と芭蕉紙の材料に。
ちなみにバナナは芭蕉の仲間。だからバナナの別名は「実芭蕉」。勉強になるなあ。

画面中央、琉球犬の「海(かい)」君です。琉球犬とアイヌ犬は近種らしい。そういう説明書きが貼ってあった。
藍染工房“なみかわ”

ふー…

ここでもゴロリ。
要するに連日のハードスケジュールで「お疲れさん」というところでありますか。
むかし、首里の龍潭池のそばで、こんなおじさんを見かけたっけなあ。
ハブvsマングースの決闘はまだやってるのでしょうか。「ハブとマングースのショー」という案内はあったけど。動物愛護の精神で変わったのかな。でも、かつてハブを駆逐するためにマングースを沖縄の山へ放ったわけで。
なお、マングースはハブの天敵ではありません。自然の中の戦いは、結構両者の力が拮抗していて、マングースも命がけなのだそうです。だからショーの時はあらかじめハブを弱らせておくのだとか。
まあ、いずれにしろ、宇夫方路がヘビ大っ嫌いなので、ショーは絶対に観ません。
玉泉洞は、せっかくだからちょっと観光したいのだけれど、時間かかるからね、今日はパス。
20年くらい前の玉泉洞は、今みたいな青や緑でライトアップなんかしていなくて、ただの生明かりだったような記憶があるのですがどうなんでしょうか。わたくしの死んだ義父は、懐中電灯を持って中に入ったことがあると言っていたような。もっときちんと聞いておけばよかった。生きていてくれたら、聞きたいことがたくさんあったのに。
またここでひとつ疑問が。玉泉洞みたいな大きな鍾乳洞を、一民間企業が管理運営しているっていうのは、他にも例のあることなのかしらん。
午後に続く。
旅の続きへ
ベンチでゴロリと寝てみる。

そうしたら見えた空。

視点を変えると、いろんなものが見えてきます。
おきなわワールドへ
沖縄初心者定番の観光スポット。玉泉洞とか、ハブvsマングースのショーとか。
でも今日は、それを観るためにここへ来たわけではありません。
入っていくと、こんなポスターが貼ってありました。

映画「カムイ外伝」のポスターです。カムイ外伝って沖縄とは関係ないですよね。
そういえば、なぜ白戸三平は主人公の「非人」の名を「カムイ」にしたのだろう。「カムイ」はアイヌ語で「神」のこと。
こんなものが見えてきました。

あれ、確かここには進貢船があったはずだが。
進貢船とは、14世紀から19世紀の頃、中国に使節を派遣するための琉球王国の官船。

どうやらそれを、映画の撮影用の船に作り替えて、ここでロケをしたらしい。
ところで、もともと改造前の進貢船はいったい誰が作ったのかな。確かNHK大河ドラマで「琉球の風」と関係があったような。
いずれにしろここに入場料を払って入ってくる観光客に喜んで貰うため。だとすればこれはこれでありということなのでしょうかね。
あれ、脚本は、工藤さんですか、宮藤さんですか。

(間違いはあることですが、ちゃんと貼っておきましょうね。)
エイサーのショー上演中。

すばらしいショーです。よく訓練されていて、お客さんへのサービスも満点。文句なく楽しめます。でも、本物のエイサーの感動とは違う、…なんて分かったようなことを言ったけれど、本物のエイサーってなんなのでしょう。もともとは沖縄版念仏踊り。それも時代とともに変遷してきているわけだし。
それにしても最後のカチャーシーはどうなんでしょう。出演者の多くの方が「ナイチャー」なのかなとお見受けしたのですがどうなのでしょう。でも、津嘉山正種さんは、自由に踊ればいいのですとおっしゃっていました。
さて本日の目的地です。
まずは紅型工房“彩染”

そして、織物工房“しよん”
長池朋子さんです。

神奈川県の御出身だとか。あら、お近い。色々と御説明ありがとうございました。
そして喜久村貴子さん。

お仕事の邪魔してごめんなさいね。こちらは沖縄の方。
というか、おふた方とも沖縄に住んでいらっしゃるわけだから、どちらも沖縄の方なわけで、どうしていちいち出身地で区別するのでしょう。なんかおかしいなあと思いつつ。
こういうこと書くからみなさんコメントしにくくなるんだよね。
紙漉き工房“紙芳”
上江洲睦さんです。「睦(むつ)」と書いて「ちかし」と読む。ムチカシイ。
芭蕉の皮むき。
繊維の荒いところと細かいところとより分けて、それぞれ芭蕉布と芭蕉紙の材料に。
ちなみにバナナは芭蕉の仲間。だからバナナの別名は「実芭蕉」。勉強になるなあ。

画面中央、琉球犬の「海(かい)」君です。琉球犬とアイヌ犬は近種らしい。そういう説明書きが貼ってあった。
藍染工房“なみかわ”

ふー…

ここでもゴロリ。
要するに連日のハードスケジュールで「お疲れさん」というところでありますか。
むかし、首里の龍潭池のそばで、こんなおじさんを見かけたっけなあ。
ハブvsマングースの決闘はまだやってるのでしょうか。「ハブとマングースのショー」という案内はあったけど。動物愛護の精神で変わったのかな。でも、かつてハブを駆逐するためにマングースを沖縄の山へ放ったわけで。
なお、マングースはハブの天敵ではありません。自然の中の戦いは、結構両者の力が拮抗していて、マングースも命がけなのだそうです。だからショーの時はあらかじめハブを弱らせておくのだとか。
まあ、いずれにしろ、宇夫方路がヘビ大っ嫌いなので、ショーは絶対に観ません。
玉泉洞は、せっかくだからちょっと観光したいのだけれど、時間かかるからね、今日はパス。
20年くらい前の玉泉洞は、今みたいな青や緑でライトアップなんかしていなくて、ただの生明かりだったような記憶があるのですがどうなんでしょうか。わたくしの死んだ義父は、懐中電灯を持って中に入ったことがあると言っていたような。もっときちんと聞いておけばよかった。生きていてくれたら、聞きたいことがたくさんあったのに。
またここでひとつ疑問が。玉泉洞みたいな大きな鍾乳洞を、一民間企業が管理運営しているっていうのは、他にも例のあることなのかしらん。
(文責:高山正樹)
ああ、またコメント少なくなる……午後に続く。
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2月 3日火曜日: 沖縄3日目の午後その2、東海岸
知念氏とのお話がどのくらいかかるのか、全く予想がつかなかったので、この日のこの後の予定は決めていませんでした。有難いことに、すんなりとお話が出来たので、少し時間ができました。
そこで大好きな勝連城跡へ向かいました。何年ぶりだろう。世界遺産に指定されてからは初めてです。
勝連の城壁が見えてきました。

よく見えませんか?
ではもう少しアップで。

休憩所です。

へー、こんなの出来たんだ。以前は、ほんとうに何もなかったのに。
ずいぶんと整備された坂道と、新しい階段を登り、まずは一の郭の中へ。
一の郭から見上げた三の郭。

宇夫方隆士氏の詩画集に、この絵があります。
⇒宇夫方隆士詩画集「城壁」

勝連最後の按司(城主)阿麻和利は、琉球統一を目指してクーデターを起こしましたが、1458年、琉球王府によって滅ぼされたとされています。

そんな歴史には疎いのですが、20年以上前のこと、誰もいない何もないこの場所に立ち、何故か涙が止まらなかった記憶が蘇ってきました。この海は、いったいいつからこれほど美しかったのだろうか。この海を、赤土で汚してはならないというふうに。
けれども今日は、どうしてもあの時の海の色が、思い出せなかったのです。

建築資材として持ち去られてしまった城壁の復元が進んでいます。


この白い石が、元からの城壁の色になるのに、どのくらいかかるのだろう。

さあ、新しい階段を下りて次行こう。
左バナナ畑。右サトウキビ畑。

サトウキビ畑はお馴染みなので、バナナ畑だけをご覧あれ。

そして…
泡瀬の干潟です。

埋め立てのための仮設道路。

賛成と反対の横断幕。

その脇を、埋め立てのトラックが通り過ぎていく。

明日の仕事のために、もう眠ってしまっているだろう金城君へ。
やはり僕は、今ここでどちらかの立場に立って何かを言うことはやめておこうと思っています。決めるのは、やはりあなたたちであるべきだと思うからです。ただ、埋め立てしないという判断を選択することができないような地点へと、沖縄は追い込まれているのではないか、そしてその責任は我々にあるのではないか、そのことは、きちんと考えるべきだし、もしそうならば、沖縄に返すべきものを返すために、僕は何かをしたいと思っているのです。
そこで大好きな勝連城跡へ向かいました。何年ぶりだろう。世界遺産に指定されてからは初めてです。
勝連の城壁が見えてきました。

よく見えませんか?
ではもう少しアップで。

休憩所です。

へー、こんなの出来たんだ。以前は、ほんとうに何もなかったのに。
ずいぶんと整備された坂道と、新しい階段を登り、まずは一の郭の中へ。
一の郭から見上げた三の郭。

宇夫方隆士氏の詩画集に、この絵があります。
⇒宇夫方隆士詩画集「城壁」

勝連最後の按司(城主)阿麻和利は、琉球統一を目指してクーデターを起こしましたが、1458年、琉球王府によって滅ぼされたとされています。

そんな歴史には疎いのですが、20年以上前のこと、誰もいない何もないこの場所に立ち、何故か涙が止まらなかった記憶が蘇ってきました。この海は、いったいいつからこれほど美しかったのだろうか。この海を、赤土で汚してはならないというふうに。
けれども今日は、どうしてもあの時の海の色が、思い出せなかったのです。

建築資材として持ち去られてしまった城壁の復元が進んでいます。


この白い石が、元からの城壁の色になるのに、どのくらいかかるのだろう。

さあ、新しい階段を下りて次行こう。
左バナナ畑。右サトウキビ畑。

サトウキビ畑はお馴染みなので、バナナ畑だけをご覧あれ。

そして…
泡瀬の干潟です。

埋め立てのための仮設道路。

賛成と反対の横断幕。

その脇を、埋め立てのトラックが通り過ぎていく。

明日の仕事のために、もう眠ってしまっているだろう金城君へ。
やはり僕は、今ここでどちらかの立場に立って何かを言うことはやめておこうと思っています。決めるのは、やはりあなたたちであるべきだと思うからです。ただ、埋め立てしないという判断を選択することができないような地点へと、沖縄は追い込まれているのではないか、そしてその責任は我々にあるのではないか、そのことは、きちんと考えるべきだし、もしそうならば、沖縄に返すべきものを返すために、僕は何かをしたいと思っているのです。
(文責:高山正樹)
旅の続きへ