09/11/08
: 新橋演舞場にて
【三人吉三巴白浪】と【鬼揃紅葉狩】
カテゴリ: M.A.P.縁の人たち
銀座のデモから分かれて、新橋演舞場へ。

今年の正月以来である。
⇒http://lince.jp/hito/kabuki…
通し狂言「三人吉三巴白浪」と舞踊劇「鬼揃紅葉狩」。

沖縄の、普天間と辺野古のことを考えると、筆が鈍る。だから、少し、沖縄に絡めて書く。正直に、書く。
先日、琉球舞踊の力を見せつけられた。それに較べて、なんと日本舞踊の貧弱なことか、と、思った。
⇒http://lince.jp/hito/okinawamap/asaobunkasai…
しかし、いつものことだが、歌舞伎を観ると、嫌いなはずの日舞に、とことん魅せられてしまうのだ。三味線にしても同様である。
沖縄に行くと、そこら中に芸能者がいる。みんないっぱしの技能と心を持っている。だが、歌舞伎ほどの域に達した者がいるのか、残念ながら、僕は知らない。
こんなふうに書くと、きっと怒る人たちがいる。だが、今日は正直に書くと決めたのだ。その域に達した者がいないとは言わない。ただ、僕はまだ見たことがないと、正直に言うだけのことだ。
ここでも僕は、あの戦争によってズタズタにさせられてしまった伝統というものを思う。そして、戦後の焼け野原でかき鳴らされた、カンカラ三線を思う。
こんな案内を見つけた。

つかこうへい「飛龍伝」。
春、駿河台方向から聞こえてくるシュプレヒコールの中……
「飛龍」とは、機動隊に向けて投げつける伝説の石の名である。
30年近く前、高田馬場の東芸劇場で観た。
60年安保の、学生たちのデモ。そして今日のデモ。
今は亡き文学座の演出家、加藤新吉氏が、僕にこう言った。
「つか君の芝居を観て、なぜ若い女の子達はゲラゲラ笑うのかね。つか君も言っていた。笑わせるつもりで書いてなんかいないのにってね。僕も笑えない。泣けて泣けて仕方がない。ねえ、高山さん。そうでもない?」
まさかこの芝居が、四半世紀経って演舞場で演じられるとは、それも沖縄出身の女優が主役で。どんな風に書き換えられているのだろう。一等席は9,000円である。
30年前に書いた僕のイタズラ書き。

「高山さん。君の60年代演劇に対する思いは、幻想だよ。」
⇒60年代演劇の幻想のこと
ちなみに、白石准の「どんぐりと山猫」の楽譜は、この加藤新吉先生に捧げられているのである。
楠定憲の「ピピン」も……

僕の「ウィズ」も……

セピア色の、遠い昔のことである。
そして、本日の観劇のお供は、もっと昔からの友……
アトムとビスコ。意味不明?
アトムとは菅家ゆかりのこと。なんとしても、沖縄で何かやらなきゃな。
ビスコとは……、これはまた別の記事で書く。
いずれにしても、過去など見ない。まだまだ、未来に向けてやることがあるのだから。
今年の正月以来である。
⇒http://lince.jp/hito/kabuki…
通し狂言「三人吉三巴白浪」と舞踊劇「鬼揃紅葉狩」。
沖縄の、普天間と辺野古のことを考えると、筆が鈍る。だから、少し、沖縄に絡めて書く。正直に、書く。
先日、琉球舞踊の力を見せつけられた。それに較べて、なんと日本舞踊の貧弱なことか、と、思った。
⇒http://lince.jp/hito/okinawamap/asaobunkasai…
しかし、いつものことだが、歌舞伎を観ると、嫌いなはずの日舞に、とことん魅せられてしまうのだ。三味線にしても同様である。
沖縄に行くと、そこら中に芸能者がいる。みんないっぱしの技能と心を持っている。だが、歌舞伎ほどの域に達した者がいるのか、残念ながら、僕は知らない。
こんなふうに書くと、きっと怒る人たちがいる。だが、今日は正直に書くと決めたのだ。その域に達した者がいないとは言わない。ただ、僕はまだ見たことがないと、正直に言うだけのことだ。
ここでも僕は、あの戦争によってズタズタにさせられてしまった伝統というものを思う。そして、戦後の焼け野原でかき鳴らされた、カンカラ三線を思う。
こんな案内を見つけた。
つかこうへい「飛龍伝」。
春、駿河台方向から聞こえてくるシュプレヒコールの中……
「飛龍」とは、機動隊に向けて投げつける伝説の石の名である。
30年近く前、高田馬場の東芸劇場で観た。
60年安保の、学生たちのデモ。そして今日のデモ。
今は亡き文学座の演出家、加藤新吉氏が、僕にこう言った。
「つか君の芝居を観て、なぜ若い女の子達はゲラゲラ笑うのかね。つか君も言っていた。笑わせるつもりで書いてなんかいないのにってね。僕も笑えない。泣けて泣けて仕方がない。ねえ、高山さん。そうでもない?」
まさかこの芝居が、四半世紀経って演舞場で演じられるとは、それも沖縄出身の女優が主役で。どんな風に書き換えられているのだろう。一等席は9,000円である。
30年前に書いた僕のイタズラ書き。
「高山さん。君の60年代演劇に対する思いは、幻想だよ。」
⇒60年代演劇の幻想のこと
ちなみに、白石准の「どんぐりと山猫」の楽譜は、この加藤新吉先生に捧げられているのである。
楠定憲の「ピピン」も……
僕の「ウィズ」も……
セピア色の、遠い昔のことである。
そして、本日の観劇のお供は、もっと昔からの友……
アトムとは菅家ゆかりのこと。なんとしても、沖縄で何かやらなきゃな。
ビスコとは……、これはまた別の記事で書く。
いずれにしても、過去など見ない。まだまだ、未来に向けてやることがあるのだから。
(新吉先生以外の方の敬称を省略しました。:高山正樹)

pamさんのコメント
あらためて、僕は役者だったはずなのに、と思っています。そろそろ、決断しようかな。このまま死ぬのはあまりにもいただけない。
家族は、いつでも仕事なんかやめて、好きなことをやればいいと言ってくれます。そんな家族でなければ、とっくに仕事なんか辞めていたかもしれない。
つかこうへい氏が亡くなったと知って、なぜかそんなことを考えたのでした。
ちょっとだけ、社長とは呼ばないでに書いたつかこうへいのこと……
http://lince.jp/mugon/kako1...