森山さんに案内されて、石鹸の材料のルーツを巡る。
〈海藻〉
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具志堅用高の父上と同じ。海アッチャー。
「ウミンチュ」と「海アッチャー」のこと

〈牛脂〉
中村畜産。
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「*+<●!%#△・・・」
「???」
後ろから、森山さんの奥さんが助け舟をだしてくださった。
「どこからいらしたのですかって」
「あ、東京です」
「あいや、そうですか、よくいらっしゃいました」
きっとこのおばあさまは、ヤンバルの言葉と、那覇あたりの言葉と、いわゆる標準語と、みっつの言葉を使い分けることのできる「スーパーオバア」に違いない。「ちゃんと写真を撮らせていただけませんか?」
するとおばあさまは「あたしなんか」といいながら、上着を脱いで襟のあたりをさりげなく整えた。
なんてかわいいおばあちゃんなのだろう。
「息子さんもご一緒に」
すると朝考さんは、極々自然に母の肩を引き寄せた。なんて素敵な親子なのだろう。
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中村朝考さんの育てた牛は、宮城に送られて宮城産として市場に出された。あのけたたましい知事の宣伝に乗って。
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でも今は、沖縄の中村さんのブランドとして売れるようになった。朝考さん自慢の牛なのである。

ひときわでっかい牛が散歩から帰ってくる。
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聞けば、闘牛の牛なのだという。

〈ヤギの脂〉
丸市食肉。
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丸市の奥様と、森山さんの奥様と。
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ヒージャー君たち。
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君たち、食われちまうのか……

ここにも闘牛の牛が。
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本部(もとぶ)へ移動する車中、森山さんに聞いた。
「闘牛は趣味なんですか」
森山さんは、そっと公然の秘密を教えてくれた。