身分の違いによる言葉の豊かさ、そんないかがわしき風説を信じて疑わず、それこそも残す価値があるなどと勝手なことを言うから、他者は誰も振り向かなくなる。
マイノリティー? いったい何のことか、やがて理解する通路を閉ざす者たち。
どうであれ、下劣なナショナリズムに反吐が出る、という想念を想像することすら出来ない貧困な回路。

「ツンボ」「オシ」「メクラ」
お前の操る傲慢な秘密は、かつて狩られた言葉よりもずっと要らぬ記憶なのだ。

このところ僕は、あたかも分裂など無いかのように、先走って裏ばかり語っている。

わかっているよ。確かに先走っているのさ。どうやら脳細胞が痩せ細っていくところをみると、「死」の陰に脅かされているらしいのだ。その意味は、お前には決して分からないだろう。すると、青い血がひどく急いでいる。

もう一度、引き返せ。過去に逃亡せよ。そして他人事のように語るのだ。すると、お前は黙って騙されている。あたかも、永遠の生を得たかのように。

ソノドコガイケナイトイウノカ