昨日、青年座へ。今日、本業の親会社へ。

ただ役者だけをやっていればそれでよかった頃、よほど座主が泣きごとを言って頼んで来ない限り、僕は自分の出る芝居の宣伝をしたことがない。
自分の仕事に自信があった頃、僕は僕を使っている会社に、一度も仕事をくれなどと言ったことは無い。

お客さんが入らなければ、CDが売れなければ、仕事が貰えなければ会社が存続できないという至極当たり前の事態に至って、僕は毎日、宣伝に奔走し、親会社で頭を下げている。
一番、嫌いだったことをしている。

大和生命が破綻した。また、失業者が巷に溢れる。

何かが、狂っている。

「切符、売れているのですか」
「どうしたら売れるのか、教えて欲しい」
青年座でもそうなのだから、じっと我慢するしかない。

やっぱり、お百姓さんが一番偉いのだと思う。
虚業に生きることに、時々嫌気がさしてくる。