ひらがなのじっけん。
ほんとうのことをいわないでいると、らくにくらせることをおぼえた。
ほんとうのことはかこのことにして、そっときみのまえにおいておく。
ほんとうのことはつかれるので、かこくらいがちょうどいい。
でも、いきているうちにかたるかこというものはいかにもいかがわしくて、
だからぼくのかこは、ぼくがしぬまでかこになりきれない。

かこのけいけんじょういうのだが、いくらしにたいといっても、
じっさいにしんでみせるまでは、だれもしんじてはくれない。