ボールを追いかけて遊んでいる子供たちと、どれほどの違いがあるのか。苦しさに託けてはいるが、結局ゲームに過ぎないのではないか。
鏡に移った僕の顔に、軽蔑すべき自分の姿が何重にも重なって、僕のたった今の表情を掻き消してしまう。
組立てられた稚拙な論理は、苦悩を閉じこめるためにあるどころか、実は見慣れた感情の屁理屈に過ぎない。
そして子供のたわいない遊びが、至上の価値あるものに見えてくる。
それでも、僕はこのゲームから逃れられない。