「徒党を!」と叫んだ。しかし徒党など作れなかった。
僕に必要なのは徒党ではなく、芝居の仲間なのだと気がついた。だが仲間も出来なかった。なぜなら、僕の欲した仲間は、相も変らず徒党のようなものでなければならなかったから。
やがて、徒党が組めないのなら、僕は孤独であるべきなのだと思うようになった。そして周りを見ず、ただ深さのみを志向した。
そんな僕に向かって、ブレヒトが言う。「《非党派的》であることは、芸術にとっては《支配しつつある》階級に属することでしかない」と。何かを思い起せとばかりに。