ポーも、ランボーも、ボードレールも、それからゲーテも、みんな若い時に恋の詩をうたった。
もちろんバイロンだってそうなのだが、しかしバイロンの恋の詩には、他の詩人たちの詩にはあるような、高揚した苦悩といったものがない。そのかわり、静かなる悲観のようなものがある。
だからバイロンの恋の詩は、時々暖かく、そして嬉しいのである。

そしてバイロンは、その晩年まで恋の詩を書き続けたのである。