だが、僕は君を置き去りにして遥か遠い高原に独り来てしまった。さらに小高い丘を見つけて、その青々とした野の草の上に腰を下ろし、眼下に広がる潅木の林の緑を僕は眺めている。心地よい風は、軽快なリズムで僕に「悲しみ」を運んでくる。

「僕は君の眼を覚えていない。ああ、僕は悪臭を放つ死体だ。僕の萎えた腕は、永久にその腕力を取り戻さないだろう。」

僕は号泣したい衝動に駆られていた。