09/02/13 : 《1984年8月27日のノート》
カテゴリ: 《過去のノート》
書くよりもしゃべる方がめんどうだ。自分のきわどい内部について正確に語ろうとするには、僕はどうも疲れ過ぎている。というより、それは語るようなものではないのだ。あえて語れば汚くたれ流すことになる。語れる言葉は〈正当〉な言葉のみである。
だから、僕は〈正当〉な言葉だけを語ろうとする。といっても、その言葉の裏にも薄汚れた暗部がへばりついているのだが、しかしそれを気にしていては〈正当〉な事など何ひとつ始めることが出来ぬではないか。
「仲間たちへの誠意」、だからその言葉の裏を勘繰ってはならない。額面通り受け取っておけばよいのだ。そうでなければ出来ぬ事がたくさんある。そうしておいて、やらねばならぬ課題がたくさんある……
ところが結局課題は手付かずで、僕はもう六日間もだらしなく飲み続けている。この停滞した生暖かい空気の中から、なかなか抜け出すことができない。
〈簡単な僕の意志の問題なのに〉
そう思いつつこの妙な静寂が、萎えた僕を捕らえて離さない。
「仲間たちへの誠意」……
語った言葉が空中分解していく。
だから、僕は〈正当〉な言葉だけを語ろうとする。といっても、その言葉の裏にも薄汚れた暗部がへばりついているのだが、しかしそれを気にしていては〈正当〉な事など何ひとつ始めることが出来ぬではないか。
「仲間たちへの誠意」、だからその言葉の裏を勘繰ってはならない。額面通り受け取っておけばよいのだ。そうでなければ出来ぬ事がたくさんある。そうしておいて、やらねばならぬ課題がたくさんある……
ところが結局課題は手付かずで、僕はもう六日間もだらしなく飲み続けている。この停滞した生暖かい空気の中から、なかなか抜け出すことができない。
〈簡単な僕の意志の問題なのに〉
そう思いつつこの妙な静寂が、萎えた僕を捕らえて離さない。
「仲間たちへの誠意」……
語った言葉が空中分解していく。