(大江健三郎「われらの時代」)
「人間は友情とともに孤独であることができる。孤独な自由の城を守りつづけることが友情の保持にとって最良の条件であることさえある。しかし人間は連帯する時、孤独であることはできない。かれは連帯した時、孤独と自由とを放棄する。かれはおのれの孤独の城の門を開く、そしてかれ独りの自由はうしなわれる。友情には勇気が必要でないが、連帯には絶望的な勇気が要求される」

思い出。否が応でも相手の中に自分が残ってしまうのだと、フトそう思った。そう思ったら、何故かとてもつらかった。