ことのは出版の社長、野村氏のブログを、サクッと全部に目を通してみました。
なんだか身につまされる話がたくさんです。
きっと、起業家たちはみんな同じような道を辿っているのだろうなあと思います。そんな中から、いったいどのくらいの会社が、いっぱしになっていくのでしょうか。

野村氏はまだまだ若いし、ITとやらに関しては僕なんか彼の足元にも及ばない。そんな野村氏が悪戦苦闘しているのを見ると、とてもうちには未来がないような気もして来る。
ただ、我々(僕だけかな)は、やりたいことをやって、そうしてそれに携わる数人が何とか食べていければ幸せだというくらい、控え目に考えていることが救いでしょうか。いや、もっと大きな野望を持たないと、小さな成果すら得られないのかもしれません。

しかし、50年も生きてみると、大きな野望を持つのに必要な単純な回路が、もう僕の頭の中には存在しません。古くなった脳味噌の命令は、あっちこっち回り道しないとなかなか手足まで到達しないようです。
つまり、歳を取れば取るほどゆっくりしか生きられなくなるのに、与えられた時間の流れは、何故か反比例して死に向かって僕を追い立てるように加速度的に速くなっていく。なんともママなりません。

50歳から新しいこと始めるのはきっと素敵なことだけれど、それは野望なんてものじゃなくて、もっとつつましやかなものであるべきだったのかもしれない、そんなふうに思います。何年か前までは、死ぬことばかり考えていたのに。

なんでこんなこと始めてしまったのか、何かの所為にしたいのはやまやまですが、誰もそんなこと信じちゃくれない、というより、自分自身でもよくわからないのですから。
とにもかくにも、もう後戻りはできないようです。