山猫合奏団は、宮沢賢治の心象風景をお贈りしてきました。

山猫合奏団は、ピアニスト・作曲家として活躍する白石准が主宰し、株式会社M.A.P.が自信を持ってプロデュースする演奏集団です。
1981年、ピアニストの白石准が、俳優楠定憲との共演のために「どんぐりと山猫」を作曲、以来「どんぐりと山猫」は、白石准のコンサートで度々演奏されてきました。語り手が二人であったり、時には白石がピアノを弾きながら自分で語ったりと、その形も様々で、タレントのピーコ氏が語り、サイガバレエ団が踊るという実験的な公演もなされました。
1996年7月、初めてピアノだけではなく、弦楽器や管楽器も加えたバージョンを高山正樹の語りで公演、その時集まったプレイヤーたちが、その一時的な集団を、自ら「山猫合奏団」と呼びました。以後、そうした編成で「どんぐりと山猫」が演奏される度、「山猫合奏団」は、その都度再結成されてきたのです。
2005年、チェロ奏者大島純の依頼によって、白石准は「セロ弾きのゴーシュ」を作曲しました。常にチェロが参加する「セロ弾きのゴーシュ」は、つまり常に「合奏」であり、この時から「山猫合奏団」は、恒常的な集団となりました。
現在、語りの楠定憲、高山正樹、チェロの大島純を主要メンバーとして、更に活動の場を広げています。
2008年7月、宮沢賢治第三弾、「注文の多い料理店」がレパートリーに加わりました。